お七夜・命名式はいつ?やり方と命名書の書き方

[公開日]2026年8月16日

赤ちゃんが生まれて7日目の夜にお祝いをするのが、お七夜です。

そのなかで名前をお披露目する儀式を、命名式といいます。

ただ、いざその日が近づくと、日にちの数え方や命名書の書き方で迷うことが多い行事でもあります。

このページでは、お七夜がいつなのかという数え方から、命名書の書き方、飾る場所と期間、そのあとの保管までをまとめました。

やらない・簡単にするという選び方についても書いています。

命名書は名付けポンで無料で作れますので、用紙の準備が間に合わないときにも使ってください。

この記事の執筆者

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名付けポン編集部
子育て中ママ多数在籍。名付けの基本から姓名判断まで、名付けのヒントを発信しています。

お七夜と命名式とは?何をする日か

お七夜(おしちや)は、赤ちゃんが生まれて7日目の夜に、無事に育っていることをお祝いする行事です。

そのお七夜のなかで、赤ちゃんの名前を家族にお披露目する儀式を命名式といいます。

名前を書いた紙を見せながら、赤ちゃんの名前を家族に伝えます。

これが命名式の中心です。

お七夜と命名式は、別々の行事ではありません。

お七夜という一日の行事があって、その主役が命名式、という関係です。

お七夜
生まれて7日目の夜に行うお祝い。行事そのものを指します。
命名式
お七夜のなかで名前をお披露目する儀式。名付け式と呼ぶこともあります。
命名書
赤ちゃんの名前を書いた紙。命名紙ともいいます。命名式で使い、そのあと飾ります。

お七夜は、いつからある行事か

もとは平安時代の貴族が行っていた「産立ちの祝い(うぶだちのいわい)」だといわれています。

当時は生まれた日から数えて、初夜・三夜・五夜・七夜・九夜と、奇数の日にお祝いをしていました。

それが江戸時代に庶民へ広まるなかで、七夜だけが残って今のお七夜になりました。

昔は父方の祖父が主催して、親戚を招いて盛大に祝う形が一般的でした。

今は誰が主催して誰を呼ぶという決まりはなく、夫婦と赤ちゃんだけで過ごす家庭も多くなっています。

お七夜はいつ?日にちの数え方

お七夜は、生まれた日を1日目として数えた7日目です。

3月1日に生まれたなら、3月7日がお七夜になります。

3月1日生まれ
……3月7日
3月20日生まれ
……3月26日
3月28日生まれ
……4月3日

母子手帳の「生後◯日」とは1日ずれます

母子手帳や産院で使う「生後◯日」は、生まれた日を0日目として数えます。

お七夜のほうは生まれた日を1日目として数えるので、生後6日目がお七夜にあたります。

同じ「7日目」という言葉でも、指している日が1日違うところが、迷いやすいポイントです。

地域によっては、この日より1日あとの夜に行うところもあります。

数え方そのものに諸説あるので、実家に習わしがあるなら、そちらに合わせて構いません。

その日にできなくても大丈夫

生後7日目は、ママがまだ入院しているか、退院した直後にあたります。

体も戻っていない時期なので、その日に人が集まるのが難しい家庭のほうが多いくらいです。

お七夜の日付には数え方の決まりがありますが、必ずその日に行わなければいけないという決まりはありません。

退院してから、ママの体調が落ち着いてからで問題ありません。

退院した日のお祝いと兼ねる家庭もあります。

お七夜当日の流れと、用意するもの

お七夜に決まった式次第はありませんが、一般的には次のような流れです。

  1. 集まってくれた人へのあいさつ
  2. 命名書を見せて、名前をお披露目する(命名式)
  3. お祝いの食事
  4. 手形・足形をとる
  5. 記念撮影

このうち欠かせないのは、2つ目の名前のお披露目だけです。

あとは、その日にできるものを選べば十分です。

用意するもの

命名書は用意します。

手書きでも、テンプレートを印刷したものでも構いません。

食事は、尾頭付きの鯛・赤飯・お吸い物といった縁起物を並べるのが昔からの形です。

産後すぐの時期なので、仕出しや宅配を使ったり、いつもの食事に鯛を1品足したりする形で済ませる家庭も多くなっています。

手形・足形をとるなら、専用のキットやインクを先に用意しておきます。

写真と手形で残す

お七夜の写真でよく撮られるのは、命名書と赤ちゃんを一緒に写した1枚です。

命名書を赤ちゃんの横に置くか、家族が持って一緒に写ります。

手形・足形は、赤ちゃんが眠っている間のほうがきれいにとれます。

生後7日はまだ手をぎゅっと握っていることが多いので、無理に開かせず、うまくいかない日は改めて構いません。

命名書の書き方【正式・略式】

命名書には、伝統的な作法にそって奉書紙を使う「正式」と、半紙や色紙に書く「略式」があります。

今は略式で用意する家庭がほとんどです。

正式な形にしなければいけない決まりはないので、どちらを選んでも構いません。

項目 正式 略式
用紙奉書紙2枚半紙・色紙・市販の命名紙
折り方横に二つ折り→縦に三つ折り折らない
書くもの毛筆毛筆・筆ペン
飾る場所三方に載せて神棚か床の間決まりなし

略式(半紙・色紙・市販の命名紙)の書き方

縦書きで、紙を3つのエリアに分けて書きます。

略式の命名書の書き方。中央に「命名」と名前、右に父母の名前と続柄、左に生年月日

略式の書き方の例。中央の名前をいちばん大きく、父母の名前と生年月日は小さく書きます。

中央
「命名」の文字と、赤ちゃんの名前
父母の名前と、赤ちゃんの続柄
生年月日

中央の名前がいちばん大きく、最初に目に入るように書きます。

「命名」の2文字は、名前の上に置くのが一般的です。

名字は書いても書かなくても構いません。

市販の命名紙やテンプレートには、生年月日を右、父母の名前を左に置いたものもあります。

配置に決まりはないので、用紙の枠が決まっている場合はそちらに合わせて構いません。

正式(奉書紙)の書き方

奉書紙を2枚使い、1枚を書く紙、もう1枚を包む紙にします。

書く紙は横長に置いて下半分を折り上げ、それを縦に三等分して折り目を付けます。

折ってできた3つの面に、右から順に書きます。

正式の命名書の書き方。右の面に「命名」、中央の面に名前と父親の名前と生年月日、左の面にお七夜の日付と両親の名前

正式の書き方の例。三つ折りにした奉書紙を開いたところで、包む前の状態です。

右の面
「命名」
中央の面
中央に赤ちゃんの名前。右上に父親の名前と続柄、左に生年月日を小さく
左の面
お七夜の日付と両親の名前。名付け親がいれば、その方の名前も

書き終えたら三つ折りに戻し、もう1枚の奉書紙で包みます。

包んだ紙の表には「命名」と書きます。

「命名書」と書く形もあります。

日付は「令和」で書く?西暦で書く?

どちらでも構いません。

縦書きなので、漢数字と元号のほうが字面は収まります。

「令和八年八月十六日」のように書くと、命名書らしい見た目になります。

西暦にする場合も、「二〇二六年八月十六日」と漢数字にすると縦書きになじみます。

続柄は「次男」?「二男」?

役所に出す書類では「二男」「二女」と書くのが正式です。

命名書はどこかに提出するものではないので、「次男」「長女」のように書きやすいほうで構いません。

ひとりめなら「長男」「長女」と書きます。

命名書は誰が書く?自分で書く・代筆を頼む

もともとは、名前を付けた人、いわゆる名付け親が書くものとされていました。

今は名前を両親が決めることがほとんどなので、パパかママが書く形が一般的です。

選び方は大きく3つあります。

1. 自分で書く

毛筆でなくても、筆ペンで十分です。

半紙や色紙は、文具店のほか100円ショップでも手に入ります。

いきなり書かず、鉛筆で薄く中心線を引いてから書くと、名前が真ん中に収まります。

画数の多い字は、少し大きめのつもりで書くとバランスがとれます。

紙は多めに用意して、何枚か練習してから本番を書きます。

2. 代筆を頼む

身内に字の上手な人がいれば、その人に頼むのが昔からの形です。

外に頼む場合は、神社・百貨店の文具売場・書道家などに依頼できます。

神社では、命名書の代筆を受けているところがあります。

初穂料3,000円ほどで受けている神社もあります。

名前を決めるところから神社にお願いする場合は、5,000円から5万円ほどと、神社によって幅があります。

金額も受付の有無も神社ごとに違うので、行く前に確認しておくと確実です。

3. テンプレートを使う

名前を入力するだけで作れるテンプレートを使う方法もあります。

名付けポンの命名書は、すべて無料で、会員登録もいりません。

スマホで名前と誕生日を入れると、そのまま画像がダウンロードできます。

手書きにしたい人も使えます。

命名書一覧で気に入ったテンプレートの虫眼鏡アイコンを開くと、下のほうに「背景画像のみダウンロード」があります。

これを選ぶと、飾りの枠だけを印刷できます。

そこに名前を自分の手で書けば、枠はきれいなまま、文字は手書きの命名書になります。

この方法なら、書く位置も自由です。

前の章で紹介した略式の配置のとおりに、父母の名前と続柄を右、生年月日を左に書くこともできます。

名前だけ手書きにしたい、日付だけあとから書き足したいという場合は、その項目を空欄のままダウンロードできます。

命名書はいつまで飾る?場所と、そのあとの保管

どこに飾るか

正式には、三方(さんぼう)に載せて神棚に飾ります。

神棚がなければ床の間です。

今は神棚も床の間もない家が多いので、飾る場所に決まりはないと考えて構いません。

ベビーベッドの枕元や、リビングの目に入るところに飾る形が多くなっています。

額縁に入れると、そのまま飾り続けても傷みにくくなります。

直射日光の当たる場所は避けます

紙も墨も日焼けします。

窓際に飾るなら、光が直接当たらない向きを選びます。

いつまで飾るか

いつまで、という決まりはありません。

お宮参り(生後1か月ごろ)までとする家庭がいちばん多い形です。

初節句まで、1歳の誕生日まで、と区切りを決める家庭もあります。

そのまま何年も飾り続けている家庭も少なくありません。

家族が納得できるところで下ろして構いません。

下ろしたあとの保管

飾り終えたあとの扱いは、3つに分かれます。

  • へその緒と一緒に箱に入れて保管する(昔からの形)
  • ラミネート加工して、アルバムや母子手帳と一緒に残す
  • 神社やお寺でお焚き上げしてもらう

処分するのが気になる場合は、お焚き上げを受けている神社やお寺に相談できます。

写真に撮っておけば、実物を残さなくても記録は残ります。

お七夜をしない、簡単にするという選び方

お七夜をしない家庭もたくさんあります。

生後7日目は、ママの体がまだ戻っていない時期です。

授乳の間隔も短く、赤ちゃんに昼夜の区別もついていません。

その時期に人を招いて食事を用意するのは、簡単なことではありません。

やらないという選び方も、後ろめたく思う必要はありません。

全部やらなくても、一部だけならできます

  • 命名書だけ書いて、赤ちゃんと一緒に写真を撮る
  • 家族だけで、いつもの食事に鯛やお赤飯を1品足す
  • 日をずらして、退院後やお宮参りと一緒にする
  • 遠方の祖父母には、写真や動画で名前を伝える

このなかのどれか1つでも、名前をお披露目したことになります。

祖父母が楽しみにしている場合

お七夜を大切にしている世代もあります。

あとから「どうしてやらなかったのか」という話になるより、妊娠中のうちに「産後の体調を見て決めたい」と伝えておくほうが、こじれずに済みます。

やらないと決めた場合も、命名書の写真を送るだけで、伝わり方はずいぶん変わります。

名前の由来を伝えよう

命名式の中心は、名前のお披露目です。

名前を見せたあとには、どうしてこの名前にしたのかを聞かれる場面がよくあります。

そこで急に言葉が出てこないことがあります。

由来は、長く話す必要はありません。

次の3つのうち、どれか1つを選べば一文になります。

1. 漢字の意味から

使った漢字に、もともとどんな意味があるかを話す形です。

」には太陽という意味があります。まわりを明るくする子になってほしくて選びました。

漢字の意味や成り立ちは、名付けポンの漢字ページでも確認できます。

2. 音の響きから

呼んだときの響きから選んだのなら、それをそのまま伝えます。

呼んだときの響きがやわらかくて、家族みんなが呼びやすい名前にしました。

漢字より先に読み方から決めたという話も、由来として十分に伝わります。

3. 願いから

どんな子に育ってほしいかという願いから話す形です。

自分の力で道を切り開いていける人になってほしい、という願いを込めました。

この形は、漢字の意味や響きの話と組み合わせても収まります。

由来は、その日だけのものではありません

子どもは、いつか自分の名前の由来を聞いてきます。

命名式で話した一文は、そのときに答える言葉にもなります。

上部にメッセージ欄のあるテンプレートなら、そこに由来を書き添えておくと、あとから読み返せます。

名前がまだ決まっていないときは

お七夜までに名前が決まっていなくても、慌てなくて構いません。

出生届の期限は、生まれた日から14日以内と戸籍法で決まっています。

お七夜の7日目は、その期限の途中にあたります。

命名式だけ後ろにずらして、名前が決まってから行う形で問題ありません。

候補を絞り込むとき

候補が残っているなら、名字と続けて声に出してみます。

同じ音が重なっていないか、読み間違えられそうなところはないかが、そこで分かります。

読みから探したい場合と、漢字から探したい場合で、探し方を変えられます。

14日を過ぎそうなときは、住んでいる市区町村の戸籍の窓口に相談してください。

生まれる前に、命名書だけ用意しておくこともできます。

名付けポンの命名書は、誕生日や身長・体重を空欄のままにして作れます。

先に印刷しておいて、生まれてから手書きで書き足す形も使えます。

お七夜・命名書のよくある質問

命名書は必ず用意しないといけませんか?

決まりはありません。

ただ、名前をお披露目する行事なので、名前を書いたものが1枚あると形になります。

半紙に筆ペンで書いたものでも、印刷したものでも構いません。

双子のときはどう書きますか?

1枚に連名で書く形と、ひとりに1枚ずつ用意する形があります。

続柄が「長男」「二男」のように分かれるので、1枚ずつのほうが書きやすくなります。

あとで飾ったり保管したりするときも、1枚ずつのほうが分けやすくなります。

名前を書き間違えたときは?

修正液や二重線は使わず、書き直します。

紙は多めに用意しておくと安心です。

上の子のときに作らなかったのですが、下の子だけ作ってもいいですか?

問題ありません。

気になる場合は、上の子のぶんを今から作ることもできます。

名前と誕生日が分かれば作れるので、あとから揃えている家庭もあります。

命名書は誰が用意するものですか?

決まりはありません。

父方の実家が用意する地域もありますが、今は両親が用意する形が一般的です。

実家に習わしがありそうなら、先に聞いておくと重ならずに済みます。

パソコンで作った命名書でもいいですか?

構いません。

手書きでなければいけないという決まりはありません。

字に自信がない場合や、時間がとれない場合の選び方として使えます。

まとめ

お七夜は、生まれた日を1日目として数えた7日目の夜に、赤ちゃんの名前をお披露目する行事です。

命名書は、半紙や色紙に「命名」と名前を書き、右に父母の名前と続柄、左に生年月日を添えれば形になります。

飾る場所も、いつまで飾るかも、決まりはありません。

その日にできなくても、やらないという選び方をしても構いません。

大切なのは、決めた名前を家族に伝えることです。

命名書は無料で作れますので、用紙の準備が間に合わないときにも使ってください。

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