「勝」の意味、読み方や画数は?勝に込める願い、勝を使った名前一覧
- 意味&イメージ
- かつ、かち。相手を打ち負かす。他と比べて優れている、まさる、上である。耐える、こらえる、持ちこたえる。景色や風景がよい、優れている。すべて、全部、残らず。など。
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- 漢字の意味から「勝」は「勇ましい 向上心」のイメージがあります。 ▼「勝」のイメージ、名前に込める願い
- 名前の読み方
- 「勝」は一文字の名前として「まさる、すぐる、しょう」などの読み方で使われています。 ▼「勝」を使った名前一覧を見る
画数 | 12画 |
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種類 | 常用漢字 名付けに使えます |
名のり | すぐる・すぐろ・とう・のり・まさ・まさる・ます・よし・かち |
訓読み | か(つ)・まさ(る)【表外読み】すぐ(れる)・ た(える) |
音読み | ショウ |
部首 | 力(ちから) |
学習漢字 | 学習漢字3年 |
熟語 | 圧勝(あっしょう)・全勝(ぜんしょう)・名勝(めいしょう)・決勝(けっしょう)・奇勝(きしょう)・殊勝(しゅしょう)・健勝(けんしょう)・探勝(たんしょう)・景勝(けいしょう)・絶勝(ぜっしょう)・優勝(ゆうしょう)・連戦連勝(れんせんれんしょう) |
他字体 | |
意味 | かつ、かち。相手を打ち負かす。他と比べて優れている、まさる、上である。耐える、こらえる、持ちこたえる。景色や風景がよい、優れている。すべて、全部、残らず。 |
イメージ |
表外読みは常用漢字表にない読み方です
「勝」の意味
- かつ。かち。相手を打ち負かす。
- まさる。優れている。
- 景色・風景が良い。勝景の略。
- 耐える。持ちこたえる。堪える。
- 十勝国の略称。
「勝」は、試合などで勝つという意味がある漢字です。
まさる、優れているという意味以外にも、「勝地」「景勝」など景色が良いという意味もあります。
また、勝利するための耐える、持ちこたえるなどの意味を持ちます。
明治2年に設定された、北海道の太平洋岸沿いの東側の地域の略称でもあります。
勝海舟という人物
「勝」が名前にある偉人と言えば、江戸時代が終わり、明治維持に移行する際の激動の時代を生きた勝海舟でしょう。
開国の歴史を語るのに不可欠な勝海舟は、スクリュー式蒸気軍艦に乗り渡米をしたり、江戸城無血開城を行ったことでも有名です。
軍師としても優秀だった勝海舟は、「人はどんなものでも決して捨つべきものではない、いかに役に立たぬといっても、必ず何か一得はあるものだ」という名言も残した偉人でもあります。
「勝」の漢字の成り立ち・由来
「勝」は、会意形兼声文字です。
成り立ちには諸説ありますが、舟を上に持ち上げる様子を意味する「朕」と力を意味する「力」が組み合わさっています。
力を入れて上に持ち上げて持ち堪える=耐える、勝つという意味が成り立ちました。
「勝」の名前の意味やイメージ、込める願い
「勝」は「勝利」から勝負事に強く、実力を十分に発揮できる姿が連想できます。
試合で活躍する様子から、爽やかでスポーツが得意な姿もイメージできます。
サッカーや野球などのグループでの試合では、リーダーシップや協調性も大切です。
朗らかで人に好かれる愛嬌や活発さもうかがえるでしょう。
勝利のためにひたむきに努力を重ね、本番で実力以上の力を発揮できる強さや胆力も感じることができる漢字です。
また、たとえ劣勢でも諦めずに耐え忍ぶ忍耐強さやチャンスをうかがう冷静さなども連想できます。
知力・腕力を兼ねる人に
優れているという意味を持つため、文武両道で賢く理知的な面にも恵まれるようにという願いを込めることもできるでしょう。
「勝」は景色が良い言葉にも使われるため、外見だけでなく内面も美しく癒しとなる人物をイメージすることができます。
様々な印象を与えてくれるので名付けの幅も広がります。
- 勝利
- 強さ
- 優秀
- 知的
- 冷静
- 忍耐強い
- 努力家
- タフ
- スポーツが得意
- 協調性
- 朗らか
- リーダーシップ
これらのイメージから、「勝」がつく名前にこのような由来や意味を込めることができます。

スポーツの試合などで活躍できる人になれるように

リーダーシップと協調性を持ち、周りから頼りにされる人になるように

努力家で輝くような人生を歩めるように
「勝」の読み方いろいろ
「勝」の音読みは「ショウ」、訓読みは「か(つ)、まさ(る)、た(える)、すぐ(れる)」です。
名乗りに用いられる読みは「かず、かち、かつ、すぐれ、すぐる、すぐろ、とう、のり、まさる、ます、よし」です。
男の子の名付けに人気があり、「勝彦(かつひこ)」「勝馬(しょうま)」などの名前が人気です。
例は少ないですが、「勝生(かつよ)」などで女の子の名前にも用いられます。
勝がつく男の子/女の子の名前~由来&意味付け~
「勝」がつく名前を由来や意味と共にご紹介します。リンク先で姓名判断もできるので気になる名前があったらチェックしてみてください。
- 千勝(ちかつ)
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頭字の「千」は膨大な数を意味する漢字です。
「千の勝負に勝つ」様子から、人生に成功がたくさんあるように、トラブルなく穏やかな道を歩めるようにといったことを連想できます。
また、たくさんの才能や友人に恵まれ、優しく周りから頼りにされる人柄もイメージできるでしょう。
負けず嫌いで、どんな時も積み重ねや努力を怠らず、自分にできることを精一杯頑張れる人に成長できるようにといった願いが込められます。
- 大勝(たいしょう)
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「大」は男の子の名前に人気がある漢字です。
「大勝」は、相手と大差をつけて勝利するという意味もあります。
スポーツが得意な爽やかな性格で、どんな人とも分け隔てなく仲良くできる温厚さが連想できるでしょう。
優れたリーダーシップを持ち、リーダーとして周りを引っ張っていける積極性もうかがえる名前といえます。
自分が目指す目標に向かって努力を怠らず、ポジティブに考えられる人になるようにという願いが込められます。
- 勝稀(かつき)
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「稀」を添字に用いた男の子の名前です。
珍しい物や貴重な物を意味する「稀」は、優秀さや類稀な才能に恵まれるようにといった想いを名前に込められると人気の漢字です。
中性的な字面なため、スタイリッシュなおしゃれさもうかがえるでしょう。
試合に勝利するためには、才能や運の良さも大切です。
これからの人生に才能を発揮する場に恵まれるように、幸運や幸せが舞い込むようにといった願いを込めることができます。
- 暁勝(あきまさ)
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「暁」を頭字に用いた男の子の名前です。「暁」とは夜明けのことです。
人生のどこかで大変な思いをしてもいつか夜が明けて朝日が昇るように、明るい日々を過ごせるようにという願いが込められます。
爽やかで穏やか、太陽のように朗らかで人々を明るく照らすような人柄もうかがえるでしょう。
負けず嫌いで、どんなことにも全力で挑む姿も連想できます。
優れたリーダーとして、みんなを引っ張っていける姿がイメージできる名前です。
- 勝実(まさみ)
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果実が実る様子を連想できる「実」を添字に用いた女の子の名前です。
勉学やスポーツで優秀な成績を収められる=これまでの努力が実るという様子が連想できるでしょう。
賢く知的で、自分が今できることを冷静にコツコツとこなしていく姿がイメージできます。
「まさみ」の響きは穏やかで、協調性や親しみやすさも感じることができる女の子らしい名前です。
意欲的に挑戦し、努力が実を結ぶようにという願いを込めることができます。
男の子におすすめの名前
女の子におすすめの名前
「勝」は名前に良くない?名付けの際の注意点
「勝」は勝利や競争を連想させる漢字です。そのため、戦時中に男の子の名付けでよく使われており、協調性や平和を重んじる現代社会では攻撃的な印象や競争的と受け取られる可能性があります。
とは言え、競争心や勝利欲は成長のために欠かせない感情で、悪いことばかりではありません。
現代社会におきかえて考えて、人生の発展に必要な向上心や困難に負けない強い気持ちを「勝」の字に込めると良い名前になります。
「勝」を使った名前
3 件の名前がみつかりました
前日(5月5日)
「名前に使える漢字」ランキング
順位 | 漢字 | 画数 | 読み | いいね |
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1 | 陽 | 12 | 太陽、日、日の光。ひなた、日が当たる側。明るく、暖かい。明るい、明らか、表に現れていること。いつわる、みせかける。うわべ、うわべの見せかけ。積極的、能動的なもの。 | |
2 | 來 | 8 | くる。きたす、きたる。こちらにやってくる。これから、これから先、この次の。時間的にこれからくる未来や将来。ねぎらう、いたわる、励ます。 | |
3 | 采 | 8 | さい。さいころ。六つの面に一から六までの目が入っている立方体の物。采配の略。 | |
4 | 莉 | 10 | モクセイ科の植物、茉莉花(まつりか)。ジャスミン。 | |
5 | 颯 | 14 | はやて、さっと吹く風、疾風。風の吹く様子、その音。きびきびした様子。 | |
6 | 葵 | 12 | あおい。アオイ科の植物の総称。 | |
7 | 茉 | 8 | 茉莉。ジャスミン。モクセイ科の常緑小低木 | |
8 | 悠 | 11 | 時間的または空間的に遠い、はるか、永遠。どこまでも続く様子。ゆったり、のんびりしている、のどかな様子。気の長い、急がない。 | |
9 | 和 | 8 | やわらぐ、なごむ、なごやか、のどか、うららか。静まる、柔らかになる、和らげる、仲良くなる。あえる、混ぜる、調合する。合わせる、合う。整う。調子を合わせる。ほどよい様子。大和、日本。海上が穏やかな様子。 | |
10 | 玖 | 7 | 黒い色の美しい石。契約書や証書などで数字の九の代わりとして書く文字。 |