「望」の意味、読み方や画数は?望に込める願い、望を使った名前一覧

望

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意味・イメージ
のぞみ、のぞむ。遠くを眺める、見渡す。待ち望む、願う。人々に期待される、人気。怨む、憂える。陰暦十五 など…
「望」は「向上心、希望」のイメージがあります。
「望」の意味や由来
印象・願い
希望にあふれた豊かな人生が送れるように。人望に溢れ、誰からも好かれる人になれるように。客観性に優れ、何事も視野を広くして物事を判断できるように。光り輝くの「輝」を頭字にした男の子……
「望」のイメージ、名前に込める願い
名前の読み方
「望」は、名前として「望千彦(みちひこ)、己望人(きみひと)、希望人(きみひと)」などの読み方で使われています。
「望」を使った名前一覧を見る
画数 11画
種類 常用漢字   名付けに使えます
名のり のぞみ・のぞむ・まどか・み
訓読み のぞ(む)【表外読み】もち・ うら(む)
音読み ボウ・モウ
部首 月(つき/つきへん)
学習漢字 学習漢字4年
熟語 人望(じんぼう)・大望(たいぼう/たいもう)・切望(せつぼう)・失望(しつぼう)・本望(ほんもう)・有望(ゆうぼう)・声望(せいぼう)・希望(きぼう)・志望(しぼう)・所望(しょもう)・待望(たいぼう)・怨望(えんぼう)・展望(てんぼう)・渇望(かつぼう)・眺望(ちょうぼう)・欲望(よくぼう)・野望(やぼう)・絶望(ぜつぼう)・衆望(しゅうぼう)・羨望(せんぼう)・熱望(ねつぼう)・懇望(こんもう/こんぼう)・輿望(よぼう)・願望(がんぼう/がんもう)
他字体  旧字体
 異体字・本字
意味 のぞむ、待ち望む、願う、欲しがる。遠くを眺める、見渡す。ながめ、見晴らし。期待される、名声。信用、信頼、尊敬。
イメージ

表外読みは常用漢字表にない読み方です

「望」の意味

  • のぞみ、のぞむ
  • 遠くを眺める、見渡す
  • 待ち望む、願う
  • 人々に期待される、人気
  • 怨む、憂える
  • 陰暦十五夜の月、満月、もちづき

「望」は、「希望」で私たちの日常を明るく照らしてくれる漢字です。

「切望」「渇望」は、願いをのぞむことを意味します。

「望遠」のように、遠くを眺める、見渡すの意味も持ちます。

何かを望む時、手に入れるための努力をしなければ願いは叶いません。

もしかしたら簡単には手に入らないからこそ、人は望むのかもしれません。

期待、人気の意味も

「望」は、目標や物事を欲する意味以外にも、人々に期待される意味も持ちます。

憧れることは「羨望」、将来が楽しみな事を「有望」、尊敬や信頼の気持を寄せることを「人望」と表現されることもあります。

反対に不満をもったり、恨みを持つを意味する「怨望」にもなります。

好意を持ってくれる人もいれば、必ず好意を持たれることを良く思わずに嫌ってくる人がいます。

恨まれるだけ人気がある、有能であると解釈しましょう。

満月=望月

満月を意味する「望月」でも知られています。

「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」

平安時代に絶大な権力が握った藤原道長は、満月のように欠けたものは一切なく、世の中が自身の思い通りになった、と表現した短歌を残しました。

藤原家の栄華を象徴している短歌です。

望の漢字の成り立ち・由来

「望」は、「月」「壬」「亡」が組み合わさった漢字です。

もともとの形は「朢」で、「臣」は大きな瞳を指しており、臣が後に「亡」に代わって今の形となりました。

成り立ちには諸説ありますが、雲に隠れた満月を見ようと大きな目を開き、つま先立ちしている人の姿を描いたものだとされています。

そこから「遠くを見渡す、望む、願う、満月」の意味が生まれました。

よく見えないものを見ようとする時、人は目を凝らしたりつま先立ちになったりすることがよくあります。

大して高さは変わりませんし、見えない月はどうしたって見えないでしょう。手が届かないもの、見えないものを見ようと望む姿が想像できます。

「望」のイメージ、名前に込める願い

「望」は、希望から豊かで充実した人生を連想させる漢字です。

人生は決して楽な道ばかりではありません。

辛いこと、苦しいことも経験するでしょう。希望に満ちたポジティブな考えは、様々な可能性を広げる役に立つはずです。

いざという時に助けてくれる人にも恵まれ、人に希望を与えられるような人物にもなれます。

見渡す意味から、客観性を持ちどんなことでも冷静な判断も下せるようになるでしょう。

また、満月は豊穣の象徴です。年に一度ある「十五夜」は、次の年も豊作になりますように、とサトイモを始めとする野菜や月見団子をお供えするのが習わしです。

サトイモは数が多いことから、子孫繁栄の縁起物でもあります。

満月のように神秘的で美しい人になれるように、人生が実りあるものになるよう願いを込めることが出来ます。

様々な印象を与えてくれるので名付けの幅も広がります。

  • 願い
  • 希望
  • 明るい
  • 充実
  • 実り
  • 豊穣
  • ポジティブ
  • 穏やか
  • 優しい
  • 客観的
  • 努力家
  • 冷静
  • 美しい
  • 人望家
  • 友達思い
  • 満月

これらのイメージから、このような願いを込めることができます。

希望にあふれた豊かな人生が送れるように

人望に溢れ、誰からも好かれる人になれるように

客観性に優れ、何事も視野を広くして物事を判断できるように

「望」の読み方いろいろ

「望」の音読みは「ボウ、モウ」、訓読みは「のぞ(む)、もち」です。名づけに使われる読みは、「のぞみ、のぞむ、まどか、み、も」などです。

1文字なら、男の子なら「のぞむ」、女の子なら「のぞみ」と名付けられます。

女の子、男の子問わず名づけに人気の「望」。特に女の子の名づけでは、「み」の響きで高い人気を誇っています。

「も」の響きでも使われますが、少数派です。頭字、添え字の両方で使えます。

字体も整っていてバランスが良いので、可愛らしさの中に凛とした強さを感じる名前になるでしょう。

「望」の漢字の説明の仕方

  • のぞみの「望」
  • 小滝望の「望」
  • 本田望結の「望」

「望」を使った熟語

待望(たいぼう)
あることが実現すること、出現することを待ち望むことです。待ち焦がれるとも言います。
両親にとってやっと子どもに会えた時は、まさに待望の瞬間のはずです。
無事に生まれて健やかに育って欲しい、と望むことでしょう。
待ち望んだ我が子には、希望に満ちた人生を送れるようにと名前に多くの願いが込められます。
毋望之人(ぶぼうのひと)
不幸なことが起こった時に、求めなくても助けてくれる人のことです。
また予想もしていなかった思わぬ助け舟も指します。「毋望」は予想もしていないの意味。
普段どれだけ取り繕っていても、その人の本性は困った時や自分が正義だと思った時に露になります。
どんなに良いことを言っていても、困った時に本当に助けてくれる人があなたのことを本当に大切に思ってくれている人です。
また危機の時に助けたいと思ってもらえるのは、それまでの関係性も重要になるでしょう。

「望」を使ったおすすめの名前

「望」を使ったおすすめの名前をご紹介します。リンク先で姓名判断もできるので気になる名前があったらチェックしてみてください。

男の子の名前

輝望(てるみ)

光り輝くの「輝」を頭字にした男の子の名前です。
「てる」の響きの「輝」は、「き」の響きで男の子の名づけに高い人気があります。
周囲の人の中でも光り輝くようなセンスや才能に恵まれるように、輝かしい人生が送れるようにと願いが込められる漢字です。
希望は、光に例えられることはあります。輝く意味を持つ「輝」との相性も良い名前です。
周囲を照らせるように明るい性格で、希望になるような人になれるようにと願いが込められています。

おすすめの名前ピックアップ

⇒「望」を使った男の子の名前をすべて見る

女の子の名前

詠望(えみ)

詩歌を意味する「詠」と組み合わせた女の子の名前です。
古くから愛されてきた詩歌は、教養ある者にしか楽しめない深さがあります。
知的さや上品さがうかがえる「詠」は、文学性や芸術性に富んだ漢字です。
満月のような静けさや優雅さも併せ持っています。
「えみ」の響きが可愛らしく、漢字全体のバランスも整っています。
上品で優しく、人を癒せる人になって欲しいという願いが込められている名前です。

おすすめの名前ピックアップ

⇒「望」を使った女の子の名前をすべて見る

「望」を使った名前

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順位 漢字 画数 読み いいね
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336
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78
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491
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245
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318
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138
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46

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