「翼」の意味、読み方や画数は?翼に込める願い、翼を使った名前一覧

翼

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意味・イメージ
つばさ。空中を飛ぶための器官。飛行機、鳥、虫などの両翼。力を添えて助ける。つばさのように左右に張り出 など…
「翼」は「かっこいい、希望、自由、平和」のイメージがあります。
「翼」の意味や由来
印象・願い
鳥のように活発で運動神経が良く、健やかに成長できるように。力強く翼を羽ばたいて飛ぶ鳥にように、自分の叶えたい夢のために惜しみない努力ができる人に育つように。上昇気流を生む翼のよう……
「翼」のイメージ、名前に込める願い
画数 17画
種類 常用漢字   名付けに使えます
名のり しげ・しげし・しげる・すすむ・すけ・たすく・よし
訓読み つばさ【表外読み】たす(ける)
音読み ヨク
部首 羽(はね)
熟語 左翼(さよく)・比翼(ひよく)・右翼(うよく)・羽翼(うよく)・扶翼(ふよく)・鵬翼(ほうよく)
他字体
意味 よく、つばさ。はね、鳥類が空中を飛ぶための器官、飛行機の翼、鳥類そのものを指す、主君を補佐するもの
イメージ

表外読みは常用漢字表にない読み方です

「翼」の意味

  • つばさ。空中を飛ぶための器官
  • 飛行機、鳥、虫などの両翼
  • 力を添えて助ける
  • つばさのように左右に張り出したもの。また本陣の左右の軍隊
  • すすめる
  • 慎む
  • うやうやしい
  • 頂く
  • つり合いが取れて美しい様
  • 星の名前。二十八宿の一つであるたすき星
  • ほしいまま
  • はやい様
  • 身軽な様
  • 駆りだす

「翼」は、鳥や虫の両翼を意味する漢字です。

左右に張り出した軒なども意味し、成り立ちから「助ける、守る」などの意味も持ちます。

多様な意味を持つ「翼」は、すすめる、慎む、うやうやしい、いただくの意味も持ちます。

航空機の専門用語によく使われる

飛ぶ器官のため、身軽さなども意味する「翼」は、銀翼、主翼、尾翼など航空機の専門用語としてもよく用いられています。

右翼・左翼のように野球や軍隊の布陣にも使われるので、鳥関連以外の多くの場面でも親しまれている漢字です。

力を添えて助ける熟語では、翼賛、翼成、扶翼などがよく使われます。

「翼」のイメージ、名前に込める願い

「翼」は、鳥の翼から大空を羽ばたく力強さや自由を思い浮かぶ漢字です。

美しい青空を自由自在に飛びまわり、自分の好きな場所へ向かう姿は、成長や活発さを感じさせてくれます。

自在に飛び回る姿からは、健康や運動神経の良さなども連想できるでしょう。

無駄のない上品な美しさ

両翼が大きく美しい羽根に覆われている「翼」は、左右対称でとても美しいものです。

猛禽類などの飛ぶ姿は力強さの中に洗練された上品さもうかがえるでしょう。

協調性、助け合いのイメージも

鳥が翼で起こす風は、上昇気流を生みます。

また渡り鳥が飛ぶ特徴的なV字のフォーメーションは上昇気流に乗りやすくさせ、より高い場所へエネルギーをできるだけ使うことなく飛べるようにする役割もあるのです。

その姿から協調性や逞しさ、助け合うために努力する姿も思い浮かべられます。

他にも様々…翼のイメージ

鳥の体長よりも遥かに大きい「翼」は、暖かさ、包容力、守りなども連想できるでしょう。

飛ぶ時に不可欠な「翼」は右翼と左翼で一対なため、なくてはならないもの、欠かせないものといった大切さも感じられます。

  • 自由
  • 活発
  • 成長
  • 生命力
  • 運動神経が良い
  • 才能
  • 大きい
  • 美しい
  • 力強い
  • 洗練
  • 上品
  • 逞しい
  • 協調性
  • 努力
  • 暖かさ
  • 包容力

これらのイメージから、名前にこのような由来や意味を込めることができます。

鳥のように活発で運動神経が良く、健やかに成長できるように

力強く翼を羽ばたいて飛ぶ鳥にように、自分の叶えたい夢のために惜しみない努力ができる人に育つように

上昇気流を生む翼のように仲間を助け助けられる優しい人に育つように

「翼」の読み方いろいろ

「翼」の音読みは「ヨク」、訓読みでは「つばさ」と読みます。

名前に使える読み方は「すけ、たすく」などです。翼は、特に1文字で名付けられる漢字の中でも高い人気を誇ります。

「つばさ、たすく」の響きで、男女問わず例年名付けランキングの上位にランクインします。

訓読み・音読みのどちらでも馴染み深い「翼」ですが、稀に「たす(ける)」と読むこともあります。

添え字、止め字としても人気

1文字だけでなく組み合わせて使われることも多い「翼」。「すけ」の響きで、男の子の止め字としても使われます。

また、女の子の名付けでは、当て字ですが「つば、さ」の響きで組み合わされる傾向が多いです。

画数が17画とかなり画数が多い漢字ではありますが、縦に長く曲線も多いのですっきりとした爽やかな印象を与えるでしょう。

組み合わせる漢字は、画数の少ないシンプルなものと組み合わせるメリハリが出て整った印象になるはずです。

翼の漢字の成り立ち・由来

「翼」は会意兼形声文字です。

鳥の両翼を意味する「羽」の象形文字と、人が鬼払いに使う面をかぶって両手を上げている姿を描いた「異」の象形文字が組み合わさった形が成り立ちとされています。

「敬い助ける」の意味として使われ、後に「つばさ、両翼」の意味が生まれました。

何故「翼」には「異」があるの?

翼の成り立ちは諸説ありますが、元々は「異」だけでつばさの意味があったようです。

「異」は、1つとは別の、異なったもう1つを意味する漢字です。

また、同じく飛ぶための器官を意味する「羽」と「翼」の大きな違いは、二つで一対という点です。

このことから、対である鳥や虫の両翼の1つの翼ともう1つの翼を表現したい時、昔の人は「別の、異なる」を意味した「異」を用いたのではないかと言われています。

「翼」は対になっていることが大前提なので、成り立ちにも納得できますよね。

「翼」の漢字の説明の仕方

  • つばさの「翼」
  • 本田翼の「翼」
  • 今井翼の「翼」

「翼」を使った熟語

比翼連理(ひよくれんり)
比翼の鳥と連理の枝を意味し、仲睦まじい夫婦関係を例えた四字熟語です。
比翼とは中国で伝えられている伝説上の鳥で、雌雄でそれぞれ片羽と片方の目しか持たないため飛ぶ時は一緒でないと飛べないと言われています。
連理とは、隣同士重なり合った枝が1本の大木に見える様子を指しています。
「比翼連理」の始まりは、中国の詩人である白居易(白楽天)が記した「長恨歌」です。
比翼連理な関係になれる相手に会えたら生涯大切にしたいですね。
一翼 (いちよく)
一つの翼もしくは一羽の鳥。全体の中の役割などの一端、一つの任務などを意味します。
「一翼を担う」でもよく見られ、「責任ある仕事を引き受けて進める」という意味で使われます。
「翼」は空を飛ぶ鳥にとってなくてはならないものです。片翼でも無くしたり傷つけてしまえば、途端に空を飛べなくなります。
「たとえ一部でも全体を支える大切な部分、なくてはならないもの」と捉えることができる熟語です。

「翼」を使ったおすすめの名前~名前の由来&意味付け~

「翼」を使った名前を、由来や意味と共にご紹介します。リンク先で姓名判断もできるので気になる名前があったらチェックしてみてください。

「翼」が付く男の子の名前(由来&意味付け)

隼翼(しゅんすけ)

猛禽類の一種であるハヤブサを意味する「隼」を頭字にした男の子の名前です。
響きは、男の子の名前で例年高い人気を誇る「しゅんすけ」です。
「隼」は、運動能力と俊敏性が非常に優れている鳥で、自分よりも体が大きい獲物も狩ることができます。
「隼」は下部がすっきりとしており、意味の相性も「翼」とぴったりなので清々しく力強くイメージを与えられるでしょう。
ハヤブサのように運動神経に優れ、困難にも果敢に向かっていけるようにと願いを込めることができます。

おすすめの名前ピックアップ

⇒「翼」を使った男の子の名前をすべて見る

「翼」が付く女の子の名前(由来&意味付け)

朱翼(あずさ)

オレンジと赤が混じったような明るい暖色を意味する「朱」と組み合わせた女の子の名前です。
「翼」を「さ」と読むことで、女の子の名前の「あずさ」を表現しています。
朱色の翼は、透明感のある桃色の羽根が美しい「朱鷺(とき)」や夕焼け空に向かって飛ぶ渡り鳥の羽根を彷彿とさせます。
「朱」は「翼」に対して画数が少ないので、名前全体に整った印象を与えるでしょう。
活発で明るく暖かい子に育つように、と願いを込めることができます。

おすすめの名前ピックアップ

⇒「翼」を使った女の子の名前をすべて見る

「翼」を使った名前

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「名前に使える漢字」ランキング

順位 漢字 画数 読み いいね
1 8 さい。さいころ。六つの面に一から六までの目が入っている立方体の物。采配の略。
155
2 8 くる。きたす、きたる。こちらにやってくる。これから、これから先、この次の。時間的にこれからくる未来や将来。ねぎらう、いたわる、励ます。
203
3 8 やわらぐ、なごむ、なごやか、のどか、うららか。静まる、柔らかになる、和らげる、仲良くなる。あえる、混ぜる、調合する。合わせる、合う。整う。調子を合わせる。ほどよい様子。大和、日本。海上が穏やかな様子。
249
4 12 太陽、日、日の光。ひなた、日が当たる側。明るく、暖かい。明るい、明らか、表に現れていること。いつわる、みせかける。うわべ、うわべの見せかけ。積極的、能動的なもの。
351
5 10 モクセイ科の植物、茉莉花(まつりか)。ジャスミン。
495
6 14 はやて、さっと吹く風、疾風。風の吹く様子、その音。きびきびした様子。
116
7 7 多い。美しい。疑問や反語を表す語、なんぞ、いかんぞ、いかん。あれ、あの。どれ、どの。(時間や場所)において。
140
8 4 つき。空に見える天体のひとつ。地球の衛星。ひとつき。一か月。歳月、年月。七曜のひとつ、月曜
98
9 11 時間的または空間的に遠い、はるか、永遠。どこまでも続く様子。ゆったり、のんびりしている、のどかな様子。気の長い、急がない。
330
10 8 茉莉。ジャスミン。モクセイ科の常緑小低木
122

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