「里」の意味、読み方や画数は?里に込める願い、里を使った名前一覧
- 意味・イメージ
- 人が集まって住む場所。むらざと。田舎。ふるさと。屋敷。住まい。嫁や婿の実家。また子の養育をたのむ家。 など…
- 「里」は「おおらか」のイメージがあります。
- ▼「里」の意味や由来
- 印象・願い
- 平和で豊かな人生を歩めるように。人と人との繋がりを大切にする穏やかで大らかな人に育つように。自分の夢を叶えられるよう、着実な努力ができる人になるように。
- ▼「里」のイメージ、名前に込める願い
- 名前の読み方
- 「里」は一文字の名前として「さとし」などの読み方で使われています。
- ▼「里」を使った名前一覧を見る
画数 | 7画 |
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種類 | 常用漢字 名付けに使えます |
名のり | さとし・さとる・のり |
訓読み | さと |
音読み | リ |
部首 | 里(さと/さとへん) |
学習漢字 | 学習漢字2年 |
熟語 | 人里(ひとざと)・万里(ばんり)・旧里(きゅうり)・田里(でんり)・故里(こり/ふるさと)・海里(かいり)・郷里(きょうり)・遊里(ゆうり)・隣里(りんり)・一望千里(いちぼうせんり)・一瀉千里(いっしゃせんり) |
他字体 | |
意味 | 人が住むところ、むらざと。田舎、郷里。嫁や婿の実家。屋敷、日常生活を送るところ。養育費を払って子どもを預ける場所など |
イメージ |
表外読みは常用漢字表にない読み方です
「里」の意味
- 人が集まって住む場所。むらざと。
- 田舎。ふるさと。
- 屋敷。住まい。
- 嫁や婿の実家。また子の養育をたのむ家。
- いる。おる。住む。
- 縦横に通る道筋
- 行政区画の一つ
- 一里。距離の単位
- うれえる。うれい。
「里」は、人が住む家々が集まった場所を指す「里」「村里」「郷里」の漢字です。
また田舎の意味も持ちます。「里親」のように養育を担う家も意味します。
里を開発した後の行政区画の名や縦横に通る道筋の漢字としても知られています。
距離の単位にも使われており、「千里」「海里」の熟語としても馴染み深いでしょう。
また独特の長さを表していた昔の「一里」は、現在の約3927mです。
中国にある始皇帝が築き上げた世界遺産「万里の長城」にも「里」が用いられています。
「里」は助け合い、守る場所
農地として豊かな土壌と豊富な水源を持つ「里」は、今では数が少なく守るべき土地とされています。
広大な農地を運営するためには、助け合いが不可欠です。
田舎は特に人と人とのつながりが濃く、誰かが体調を崩したり困ったことがあったら近所の人が様子を見に来てくれることも珍しくありません。
和気あいあいとした助け合いの精神が根付く「里」は、子どもに付ける名前にも大らかな印象を与える漢字なのです。
里の漢字の成り立ち・由来
「里」は、会意文字です。
人が耕した耕地を意味する「田」と神を祀る場所を指した「土」が組み合わさって成り立ちました。
神様を祀った人々がその地に住むようになったことから「さと、むらさと」の意味が生まれ、区画整理などを経て発展した結果、行政区画や距離の単位にも使用されるようになりました。
「里」のイメージ、名前に込める願い
「里」は村里の印象から、動植物などの自然豊かな田舎を連想する漢字です。
のどかで豊かな資源や大地に恵まれている様子から、エネルギッシュ、素直、朗らか、穏やか、明るい、平和、豊かさをイメージができます。
木々が生い茂る山々に遮るものがない青空から、自由も連想できるでしょう。
朗らかで世話好きな近隣の人々は、身内の結束力が強く助け合って生きています。
協調性や優しさ、温かみのある様子も思い浮かべることができます。
また「千里の道も一歩から」というように努力家で少しずつ一歩一歩確実に前進していく人生をイメージすることができます。
様々な印象を与えてくれるので名付けの幅も広がります。
- 明るい
- 温かい
- 優しい
- 朗らか
- 平和
- 豊か
- 実り
- エネルギッシュ
- 自由
- 協調性
- 努力
- 自然・大地
これらのイメージから、名前にこのような由来や意味を込めることができます。

平和で豊かな人生を歩めるように

人と人との繋がりを大切にする穏やかで大らかな人に育つように

自分の夢を叶えられるよう、着実な努力ができる人になるように
「里」の読み方いろいろ
「里」の音読みは「リ」、訓読みは「さと」と読みます。名前に使える読み方は「さと、さとし、り、のり」などがあります。
女の子では「莉」「李」「璃」と並んで「り」の響きの定番となっており、「さと、のり」の響きでも用いられることもあります。
男の子では「り、さと」の響きが特に人気が高く、「さとし」の響きで1文字で名付けられることもあります。
里を使った男の子/女の子の名前~由来&意味付け~
「里」を使った名前を、由来や意味と共にご紹介します。リンク先で姓名判断もできるので気になる名前があったらチェックしてみてください。
- 優里(ゆうり)
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優しい、優れているの意味を持つ「優」を頭字にした名前です。中性的な響きと字面を持つため、男女ともに名付ることができます。
日本人の心の底に根付くのどかな田園風景や親切で包容力に溢れた里を思い起こさせる漢字の組み合わせです。
男女問わず大切な朗らかさや穏やかさ、静かに先を見通すことのできる先見の明や賢さも持てるようにと願いを込めることができる名前です。
- 冬里(とうり)
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透明感のある美しい雪景色のイメージがある「冬」を頭字に用いた男の子の名前です。
「冬」は冬生まれの男の子の名付けに人気が高く、「とうり」の響きも海外風でクールな印象を与えます。
静けさに満ちた白く美しい景色だけでなく、家族全員でコタツに入り温かい鍋を囲む穏やかで優しい風景も連想できるでしょう。
春までの準備期間である冬から、穏やかな性格で努力を怠らない人になるようにと願いを込めることができます。
- 恒里(つねさと)
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いつも、常に、永久不変の意味を持つため人気が高い「恒」と「里」を組み合わせた男の子の名前です。
「里」の持つ朗らかで穏やかなイメージがいつまでも変わらないように、とイメージすることができます。
古風な響きと字面なので、日本らしさも感じられるでしょう。永遠不変から、揺るぎない安定や思いなどを連想できます。
朗らかで誰にでも優しく、自分の信じる信念を貫ける人になるよう願いを込めることができます。
- 里桜(りお)
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女の子に人気のある「桜」を添え字にした名前です。
日本の国花である桜は美しく和風のイメージを与えると、毎年名前に用いられる漢字ランキングの上位にランクインします。
「桜」は「お」だけでなく「おう」とも読めるので、「りおう」の響きも用いられます。
水質が美しい里の小川に流れる花弁や山を彩る桜を連想できるでしょう。
空を覆うほどに咲き誇る桜の姿から、美しさや気高さ、芯の強さなどの願いを込めることができます。
- 美里(みさと)
-
美しいの意味を持つ「美」を頭字に用いた女の子の名前です。
「みさと」の響きは「里」を用いた名前の定番で、自然豊かで美しい里をイメージすることができるでしょう。
外見の華やかさだけでなく、素朴で温かみのある「里」のイメージから素直さや朗らかさなどの愛嬌や周囲の人を和ませる雰囲気も連想することができます。
感性が豊かで笑顔が愛らしい女性になれるようにという願いを名前に込めることができます。
男女どちらにも名付けられる名前
男の子におすすめの名前
女の子におすすめの名前
「里」は名前に良くない?名付けの際の注意点
「里」は温かく自然豊かなイメージがある一方で、田舎っぽさや都会のような華々しさの無さを連想してしまう漢字でもあります。
古くから日本で名付けに使われている「里」ですが、近年外国風やおしゃれな響きの名前が多いため「田舎臭いのでは?」とネガティブな意見を言われてしまう方も実際にいるようです。
しかし自然豊かな田舎で過ごすと、都会にはない自然の偉大さや恩恵を肌で感じることができます。
一番大切なのは、生まれて来てくれた子どもの名前にどんな願いを込めたいのかという両親の想いそのものです。
「里」を使った名前
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前日(5月22日)
「名前に使える漢字」ランキング
順位 | 漢字 | 画数 | 読み | いいね |
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1 | 來 | 8 | くる。きたす、きたる。こちらにやってくる。これから、これから先、この次の。時間的にこれからくる未来や将来。ねぎらう、いたわる、励ます。 | |
2 | 采 | 8 | さい。さいころ。六つの面に一から六までの目が入っている立方体の物。采配の略。 | |
3 | 莉 | 10 | モクセイ科の植物、茉莉花(まつりか)。ジャスミン。 | |
4 | 和 | 8 | やわらぐ、なごむ、なごやか、のどか、うららか。静まる、柔らかになる、和らげる、仲良くなる。あえる、混ぜる、調合する。合わせる、合う。整う。調子を合わせる。ほどよい様子。大和、日本。海上が穏やかな様子。 | |
5 | 陽 | 12 | 太陽、日、日の光。ひなた、日が当たる側。明るく、暖かい。明るい、明らか、表に現れていること。いつわる、みせかける。うわべ、うわべの見せかけ。積極的、能動的なもの。 | |
6 | 葵 | 12 | あおい。アオイ科の植物の総称。 | |
7 | 依 | 8 | 寄りかかる、頼りにする。もたれかかる。よりどころにする、根拠にする。従う。そのまま、元のまま、以前のまま、昔ながら。はっきりしない、ぼんやりしている。弱いものを大切にする。助ける。 | |
8 | 颯 | 14 | はやて、さっと吹く風、疾風。風の吹く様子、その音。きびきびした様子。 | |
9 | 唯 | 11 | ただ、限定や強調を表す語。それだけ、ただひとつ。はい、返事、すぐに答える承諾の返事。 | |
10 | 斗 | 4 | 水や酒をすくう柄のついた道具、ひしゃく。穀物、液体などの量をはかるます、とます。容量の単位、一斗は10升で約18リットル。北斗、南斗など星座の名。小さい、わずか、少ない。たちまち、急に、にわかに。 |