「也」の意味、読み方や画数は?也に込める願い、也を使った名前一覧
- 意味&イメージ
- なり、断定を表す、~である。や、~か、~であろうかという感嘆、疑問、反語を表す語。また、~もまた。など。
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- 漢字の意味から「也」は「古風・和風」のイメージがあります。 ▼「也」のイメージ、名前に込める願い
- 名前の読み方
- 「也」は、名前として「朔也(さくや)、稔也(としや)、直也(なおや)、晴也(はるや)、拓也(たくや)、聖也(せいや)、和也(かずや)」などの読み方で使われています。 ▼「也」を使った名前一覧を見る
画数 | 3画 |
---|---|
種類 | 人名用漢字 名付けに使えます |
名のり | あり・これ・ただ・また |
訓読み | なり・や・か・また |
音読み | ヤ |
部首 | 乙(おつ/おつにょう) |
他字体 | |
意味 | なり、断定を表す、~である。や、~か、~であろうかという感嘆、疑問、反語を表す語。また、~もまた。 |
イメージ |
表外読みは常用漢字表にない読み方です
「也」の意味
- 「~である」という言葉の断定
- 疑問、反語をあらわす言葉
- 感嘆、詠嘆をあらわす言葉
- 文末や文中で言葉の勢いを強める助字
- 呼びかけの意味
「也」は、日常生活で目にする機会は少なくないものの、単体で使う事はあまりありません。
「文章や字を助ける助字と呼ばれる存在なため、言葉を断定する時や呼びかけなどに使用されます。
「また、「~です」「~ます」を漢字で表現する際に使われるのが「也」です。
「ご祝儀などにお金を包んだ封筒に金額を書く際、最後に「也」と書くマナーとして使われる漢字でもあります。
「これは、書かれた金額にそれ以下の数字がない、と言う断定を表しています。
「「也」は名付けに人気の漢字ですが、意味を持たせると言うより「や」「なり」と言う響き重視で使われることが多いです。
也の漢字の成り立ち・由来
「也」の成り立ちは諸説様々です。一説には、水をそそぐ水器が似ていることから生まれたとされています。
また、当時とても重要視されていた、子孫繁栄のための女性の生殖器ではないかという意見や、平らに伸ばしたサソリや蛇ではないかと言う意見もあります。
しかし、生殖器や蛇などには現在使われてる断定の意味などはないため、謎が多い漢字という印象です。
「也」のイメージ、名前に込める願い
「也」は、言葉の断定や強調を意味する漢字なため、組み合わせる漢字の意味も強調することが出来ます。
例えば、「優也」と言った名前を付けた場合、優しいと言う意味をより強調できるので、誰にでも平等に優しく、また誰からも優しくされるような人になって欲しいという思いを込めることが出来ます。
また、断定は「はっきり判断を下す」と言う意味なので、力強い、芯の強いという面も連想出来ます。
- 力強い
- 男らしい
- 意志が強い
- 頼りがいがある
- 忍耐強い、粘り強い
- 芯がしっかりしている
- どっしりとしている
- 真面目
これらのイメージから、このような願いを込めることができます。

粘り強く、どんな時も意志を強く持てるように

いつでもどっしりと構えられて忍耐強い人になれるように

男らしく頼りがいがある人になれるように

相手を補える優しい人物になれるように
「也」の読み方いろいろ
「也」の 音読みは「ヤ」、訓読みでは「なり、や、か、また」と読みます。実際に名付けに使用される読み方は、「また」以外が一般的に広く使われています。
「男の子よりも人気は劣るものの、女の子の名付けでも使われます。女の子の名付けに使われる場合は、「や、か」の読みがほとんどです。
「也」を名前に使う際の注意点
「也」という漢字は名付けでよく使われる人気の漢字です。特に名付けの際の注意点がありませんが、強いて言うなら、人気のある漢字だからといって周りと差をつけて複雑な読み方にしないように注意しましょう。
「也」の漢字の説明の仕方
- 「~なり」の也
- 池の右側
- 長瀬智也の「也」
- 二宮和也の「也」
「也」を使った熟語・歴史上の人物
- 兵者詭道也(へいはきどうなり)
- 孫子の兵法の一説です。「詭道」とは、だますことを指します。孫子が、敵に有益だと思い込ませて誘い出し、本当は高い実力を隠して敵を思い上がらせ、怒らせることで相手を疲弊させて勝利するという兵法を解いた時に使った言葉です。たとえ弱者でも、欺くことで相手を追い詰めることが勝てる、だまし合いも立派な戦略だということです。
- 空也 (くうや)
- 平安時代中期にいたとされる僧です。ひたすら「南無阿弥陀仏」と口で唱える「称名念仏」を日本の記録史上、初めて実践した人物とされています。日本の浄土教・念仏信仰の先駆者と言われており、阿弥陀聖(あみだひじり)、市聖(いちのひじり)と称されるすごい人物です。
「也」を使ったおすすめの名前
「也」は、男の子の名付けに大変人気がある漢字です。憶えやすい漢字なのに格好良い印象が与えられるというのが人気の理由のようです。
象徴的な意味が少ない「也」は、他の漢字と組み合わせた時に真価を発揮します。
また、画数が少なく、シンプルなので名前全体の字体を崩しにくいというメリットもあるでしょう。
下記に「也」を使ったおすすめの名前をご紹介します。リンク先で姓名判断もできるので気になる名前があったらチェックしてみてください。
男の子の名前
朔也(さくや)

「朔」とは、月の満ちるのが始まる1日目を指す漢字です。「元に戻る」という意味合いもある漢字ですが、「始まり」も指すため「将来の可能性」や「粘り強さ」、「忍耐強さ」といった願いを込められます。強調を意味する「也」と組み合わせて、粘り強い人になって欲しいという思いがこめられるでしょう。「朔」が画数が多い反面、「也」がとてもシンプルなのでお洒落な印象を受ける名前です。
誠也(せいや)

「誠」は、行動や言葉を偽らない「誠実」や真実を意味する「誠」の印象が強い漢字です。いつまでも誠実でまっすぐな人になるように、心が清らかで思いやり溢れる人になれるよう、という願いがこもっています。また武士道を彷彿とさせることから芯が強い面を「也」で強調された、優しい響きながらも強い印象を与える名前になっています。
おすすめの名前ピックアップ
女の子の名前
紗也(さや)

「さや」と言う響きは古風で優しげな印象の名前です。薄絹の意味を持つ「紗」を使うと、和の印象が強い可愛らしい名前になります。砂や水辺を意味する「沙」にすると爽やかな印象に。男の子の名前によく使う「也」と組み合わせることで力強さも加わります。
おすすめの名前ピックアップ
「也」を使った名前
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前日(4月21日)
「名前に使える漢字」ランキング
順位 | 漢字 | 画数 | 読み | いいね |
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1 | 采 | 8 | さい。さいころ。六つの面に一から六までの目が入っている立方体の物。采配の略。 | |
2 | 來 | 8 | くる。きたす、きたる。こちらにやってくる。これから、これから先、この次の。時間的にこれからくる未来や将来。ねぎらう、いたわる、励ます。 | |
3 | 莉 | 10 | モクセイ科の植物、茉莉花(まつりか)。ジャスミン。 | |
4 | 陽 | 12 | 太陽、日、日の光。ひなた、日が当たる側。明るく、暖かい。明るい、明らか、表に現れていること。いつわる、みせかける。うわべ、うわべの見せかけ。積極的、能動的なもの。 | |
5 | 和 | 8 | やわらぐ、なごむ、なごやか、のどか、うららか。静まる、柔らかになる、和らげる、仲良くなる。あえる、混ぜる、調合する。合わせる、合う。整う。調子を合わせる。ほどよい様子。大和、日本。海上が穏やかな様子。 | |
6 | 玖 | 7 | 黒い色の美しい石。契約書や証書などで数字の九の代わりとして書く文字。 | |
7 | 那 | 7 | 多い。美しい。疑問や反語を表す語、なんぞ、いかんぞ、いかん。あれ、あの。どれ、どの。(時間や場所)において。 | |
8 | 茉 | 8 | 茉莉。ジャスミン。モクセイ科の常緑小低木 | |
9 | 依 | 8 | 寄りかかる、頼りにする。もたれかかる。よりどころにする、根拠にする。従う。そのまま、元のまま、以前のまま、昔ながら。はっきりしない、ぼんやりしている。弱いものを大切にする。助ける。 | |
10 | 葵 | 12 | あおい。アオイ科の植物の総称。 |