「夕」の意味、読み方や画数は?夕に込める願い、夕を使った名前一覧
- 意味・イメージ
- ゆう、ゆうべ。夕方、日暮れ。夜。年の終わり、月の終わり。 など…
- 「夕」は「おおらか、自然、秋」のイメージがあります。
- ▼「夕」の意味や由来
- 印象・願い
- 美しい夕陽のように誰かの心に寄り添い、癒す存在になるように。真っ赤な太陽のように情熱的で、自分らしく生きられるように。寛大で大きな心を持ち、冷静に物事の判断が出来る人になれるよう……
- ▼「夕」のイメージ、名前に込める願い
画数 | 3画 |
---|---|
種類 | 常用漢字 名付けに使えます |
名のり | ゆ |
訓読み | ゆう |
音読み | セキ |
部首 | 夕(ゆうべ) |
学習漢字 | 学習漢字1年 |
熟語 | 一夕(いっせき)・七夕(しちせき/たなばた)・今夕(こんせき/こんゆう)・日夕(にっせき)・旦夕(たんせき)・佳夕(かせき)・宿夕(しゅくせき)・終夕(しゅうせき)・朝夕(ちょうせき/あさゆう)・一朝一夕(いっちょういっせき) |
他字体 | |
意味 | ゆう。夕方、ゆうべ、日暮れ。夜。年や月の末。 |
イメージ |
表外読みは常用漢字表にない読み方です
「夕」の意味
- ゆう、ゆうべ
- 夕方、日暮れ
- 夜
- 年の終わり、月の終わり
「夕」は、夕方や日暮れを意味する漢字です。西の地平線に太陽が沈み始め、徐々に夜がやって来る淡い時間を指します。
昼でも夜でもないため、昼と夜の境界線の時間とも言えます。
青空と茜色のコントラストは美しく、段々と夜の色が濃くなっていく様は、1日の終わりを実感出来るでしょう。
夕方と言えば、何時から何時までの間を指すのだろうと疑問に思う方も多いと思います。
季節によって、太陽が沈む時間は違います。一般的には16時~18時頃の認識で大丈夫です。
夕暮れの別名「黄昏(たそがれ)」
夕方は暗くなり始めるため、そばにいる人の顔でもはっきりと見えなくなります。
すれ違った人が本当に自分が知っている人なのかが分からなくなるため、逢魔が時や「誰(た)そ彼(かれ)は」が転じて黄昏の別名を持ちます。
夕の漢字の成り立ち・由来
「夕」は、月の象形文字から生まれた漢字です。
月の見える時間帯から、「夕暮れ、夕方」の意味が生まれました。
月は夜にしかでないため、夜を象徴する漢字です、「夜」の右側にも月を意味する「夕」が使われています。
「七」と「夕」で「たばばた」と読む理由は?
元々中国では「七夕(しちせき)」と呼ばれていましたが、日本の文化と合わさって「たなばた」と呼ばれるようになりました。
昔の日本には、稲が開花する7月に豊作を祈ったり、穢れを払うために、水辺の機屋で乙女たちが機を織る「棚機(たなばた)」という行事がありました。
織姫と同じ乙女が機を織ること、同じ7月に行われていたことからふたつをあわせて「七夕(たなばた)」と当て字で呼ばれるようになったそうです。
「夕」のイメージ、名前に込める願い
「夕」は、真っ赤に染まる空と沈む太陽を連想させる漢字です。どこか懐かしく感じる方もいるでしょう。
豊かで神秘的な自然の美しさ、静けさなどが想像出来る漢字です。
美しい景色にように、周囲の人の心を癒す人になるでしょう。
また、昼間よりもずっと赤く輝く太陽を情熱的と表現出来ます。
夜の意味から、思慮深さ、冷静さも連想出来ます。
冷静に物事の良し悪しを見定め、判断が下せる人になるでしょう。
物静かでも心の内には、情熱を秘めているかもしれません。
夕焼けの太陽はひときわ大きく輝いています。心が広く寛大で、輝くような魅力を持つ姿が連想出来ます。
また、夕暮れの時間帯になると帰路につく人も増えます。
誰かの心に寄り添い、帰りたいと思える人になるように、と願いが込められる漢字です。
様々な印象を与えてくれるので名付けの幅も広がります。
- 夕方
- 太陽
- 暖かい
- 郷愁
- 静けさ
- 美しい
- 神秘的
- 癒し
- 思慮深い
- 冷静
- 情熱
- 寛大
- 魅力的
- 秋
- 赤・オレンジ
これらのイメージから、このような願いを込めることができます。

美しい夕陽のように誰かの心に寄り添い、癒す存在になるように

真っ赤な太陽のように情熱的で、自分らしく生きられるように

寛大で大きな心を持ち、冷静に物事の判断が出来る人になれるように
「夕」の読み方いろいろ
「夕」は、の 音読みは「セキ、ジャク」、訓読みは「ゆう(べ)」です。名前に使える読み方は「 ゆ、すえ」などです。
例外的に「七夕(たなばた)」と読むことがあります。1文字で名付けることが可能です。
「ゆう」の響きは、毎年高い人気を誇っています。
小学校1年生で習う「夕」は、画数が3画ととてもシンプルな印象与える漢字です。
頭字、止め字ともに重宝されます。女の子の名づけでは3文字の名前にもよく使用され、中間字としてもよく置かれています。
意味も分かりやすく字体が美しいため、相性の良い漢字も多いでしょう。
「夕」を名前に使う際の注意点
「夕」は、美しい夕陽を連想させる漢字ですが、太陽が沈む=亡くなる、栄えなくなると考えられることも。
今は美しくても結局は沈むため、浮き沈みの激しい人生になるのではないか、落ち着きがない子に育つのではないという考えを持つ方もいます。
しかし、太陽は沈んでも朝になれば必ずまた昇ります。明けない夜はありません。
そのことを考えると名付けに相応しい漢字と言えるでしょう。
いつか子ども大きくなって、自身の名前の理由を聞いてきた時に誇れる名前です。
「夕」の漢字の説明の仕方
- 夕方の「夕」
- 工藤夕貴に、「夕」
- 北向珠夕の「夕」
「夕」を使った熟語
- 朝過夕改(ちょうかせきかい)
- 間違ったことをした時にすぐに改められることの例えです。
朝に過ちをおかしたとしてもきちんと反省し、その日の夕方に謝罪する様子から生まれた四字熟語です。君子の心得を表した言葉でもあります。
自分の間違いを認めず、謝罪を嫌がる人成長がありません。
決して傲慢にならず、自分が間違った時はすぐに謝罪が出来るのは老若男女問わず大切な行いです。 - 七夕 (たなばた)
- 五節句の一つ。7月7日に行われる行事で、願いを書いた短冊を飾りと一緒に笹に吊るします。願いは、天に届くと言われています。
また、天に流れる天の川の両側にいる牽牛と織姫が一年に一度だけ会える日としても知られています。
織女星(ベガ)は、昔から機織りや裁縫を司る星とされてきました。
奈良時代には、女性がこの星に技術の上達を願えば叶えてもらえると星まつりが開かれるほど。
本来は旧暦の7月7日を指しており、太陽暦である現在の8月の上旬から下旬の日となっています。
「夕」を使ったおすすめの名前
「夕」を使ったおすすめの名前をご紹介します。リンク先で姓名判断もできるので気になる名前があったらチェックしてみてください。
男の子の名前
夕誠(ゆうせい)

「誠」を組みわせた男の子の名前です。新選組の隊旗にも掲げられた漢字としても有名です。
偽りのない、真実などの意味を持ちます。どんな時でも、誰に対しても分け隔てなく誠実に接することが出来る人は貴重です。
夕陽のように情熱的で、誰に対しても誠実で優しい人になれるように、と願いが込められています。
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女の子の名前
夕樺(ゆか、ゆうか)

カバノキを指す「樺」と組み合わせた女の子の名前です。
響きは、「ゆか」もしくは「ゆうか」。シラカバの樹としても知られているカバノキの皮は、かつては刀や弓の柄、舟などに巻かれるほど重宝されました。
シラカバの花言葉は、「いつまでも貴方を待ちます」「忍耐強さ」などです。
夕陽のように美しく、シラカバのように生き生きとして忍耐強い人になれるように、と願いが込められています。
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「夕」を使った名前
「■」の数が多いほど良い運勢の名前です。
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前日(6月4日)
「名前に使える漢字」ランキング
順位 | 漢字 | 画数 | 読み | いいね |
---|---|---|---|---|
1 | 來 | 8 | くる。きたす、きたる。こちらにやってくる。これから、これから先、この次の。時間的にこれからくる未来や将来。ねぎらう、いたわる、励ます。 | |
2 | 陽 | 12 | 太陽、日、日の光。ひなた、日が当たる側。明るく、暖かい。明るい、明らか、表に現れていること。いつわる、みせかける。うわべ、うわべの見せかけ。積極的、能動的なもの。 | |
3 | 莉 | 10 | モクセイ科の植物、茉莉花(まつりか)。ジャスミン。 | |
4 | 采 | 8 | さい。さいころ。六つの面に一から六までの目が入っている立方体の物。采配の略。 | |
5 | 和 | 8 | やわらぐ、なごむ、なごやか、のどか、うららか。静まる、柔らかになる、和らげる、仲良くなる。あえる、混ぜる、調合する。合わせる、合う。整う。調子を合わせる。ほどよい様子。大和、日本。海上が穏やかな様子。 | |
6 | 茉 | 8 | 茉莉。ジャスミン。モクセイ科の常緑小低木 | |
7 | 葵 | 12 | あおい。アオイ科の植物の総称。 | |
8 | 音 | 9 | (耳で感じ取ることができる)おと。ねいろ、ふし、うた。噂、評判。たより、訪れ、しらせ、消息。言葉や言語。声、なき声。 | |
9 | 玖 | 7 | 黒い色の美しい石。契約書や証書などで数字の九の代わりとして書く文字。 | |
10 | 依 | 8 | 寄りかかる、頼りにする。もたれかかる。よりどころにする、根拠にする。従う。そのまま、元のまま、以前のまま、昔ながら。はっきりしない、ぼんやりしている。弱いものを大切にする。助ける。 |