「杏」の意味、読み方や画数は?杏に込める願い、杏を使った名前一覧

杏

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意味・イメージ
あんず。バラ科の落葉小高木とその果実。 など…
「杏」は「可愛い、色、自然、草花・樹木、春、夏」のイメージがあります。
「杏」の意味や由来
印象・願い
春の陽だまりのように人を和ませる存在に。甘酸っぱい経験を楽しめるしなやかさを。
「杏」のイメージ、名前に込める願い
画数 7画
種類 人名用漢字   名付けに使えます
名のり
訓読み あんず
音読み キョウ・アン
部首 木(き/きへん)
他字体
意味 あんず。果樹の名称。からもも。バラ科の落葉小高木。
イメージ

表外読みは常用漢字表にない読み方です

「杏」の意味

  • あんず。バラ科の落葉小高木とその果実。

「杏」は、主に果樹「あんず」とその実を指す漢字です。

あんずは梅や桃に近いバラ科の植物で、柔らかな甘みとほどよい酸味のある果実として親しまれています。

丸みのある可愛い実や淡い橙色の花の印象から、やさしく愛らしいイメージを与える文字で、女の子の名前にも人気があります。

また、古い文献ではイチョウの実「ぎんなん」を表すこともあり、多彩な植物を連想させる奥行きを持つ字でもあります。

爽やかな甘酸っぱさや親しみやすさを感じさせるこの漢字には、見る人を自然と和ませるような魅力があります。

「杏」の名前の意味やイメージ、名前に込める願い

「杏」は、春に薄いピンクの花を咲かせ、薄いオレンジの綺麗な実を付けることから、とても可愛らしいイメージを持っている漢字です。

  • 可憐
  • かわいい
  • 果実
  • 成長

これらのイメージから、「杏」がつく名前にこのような由来や意味を込めることができます。

杏の花のように可憐で美しい女性に成長するように

たくさん実る果実のように健康的に育つように

実りある人生を送れるように

「杏」の色のイメージは、果実の色から薄いオレンジの印象があります。

また赤味がかった薄いオレンジは「アプリコットカラー」と呼ばれ、化粧下地やネイル、リップなど、肌馴染みが良く、顔色を綺麗に見せてくれる色として女性にとても人気があります。

「杏」は昔から漢方薬として使われてきた背景があることから「人の役に立つ」「人助けができる」というイメージも持つことができます。

花や果実が可愛らしく美しいだけではなく、食用としても薬用としても古くから人々の役に立ってきたのです。

「杏」の読み方いろいろ

「杏」の読み方は、音読みでは「アン、キョウ」、訓読みでは「あんず」、名前に用いられる名のりでは「あ」があります。

「アン」の読み方で女の子の名前に用いられることが多い漢字ですが、男の子の名前に「キョウ」の読みで用いることもできます。

また、一文字で「杏(アン)」という名前も考えられます。

「アン」の読みが一般的なため、男の子の名前で「杏(キョウ)」を用いる場合は、「アン」に引っ張られないように「杏介」など、男の子らしい漢字と組み合わせると「キョウ」という読みがイメージされやすいでしょう。

外国風の名前にも

「アン」という読みは、外国風という点でも人気があります。

「アン」は海外でも一般的に女性の名前として使われているので、海外の方でも覚えやすく呼びやすい名前です。

将来の海外での活躍を願って「アン」という名前にするのも良さそうです。

杏の漢字の成り立ち・由来

「杏」は「木」と「口」の組み合わせで成り立っている会意兼形声文字です。

「木」は大地をに生える木を意味し、「口」は美味しい実を表していて、「美味しい実のなる木」が由来となっています。

「杏」の漢字の説明の仕方

  • 果物の杏(あんず)
  • 杏仁豆腐の杏(あん)
  • 鈴木杏樹の杏(あん)

「杏」を使った熟語

橘井杏林(きつせいきょうりん)
医者に帯する敬称、医者を美称する時に用いる言葉です。
中国の古い伝記「神仙伝」を由来としています。
蘇耽(そたん)が臨終の時に、病が流行することを予言し、橘の葉と井戸水が疫病に効果があると予言したことから「橘井」という言葉が生まれました。
また、董奉(とうほう)という名医が治療代を取る代わりに杏の木を植えさせたという逸話から名医のことを指して「杏林(きょうりん)」と呼ぶようになりました。
銀杏(ぎんなん・いちょう)
イチョウの木は、日本でも街路樹としてよく見かける落葉高木です。
太古の昔から存在する、世界最古の樹木と言われています。
イチョウの木になる実を「銀杏(ぎんなん)」と呼び、堅い種の中にある実は食用として身近に流通しています。
また、相撲の世界では、十両以上の力士の髷の先をイチョウの葉の様に広げた髪型を「大銀杏(おおいちょう)」と言います。

「杏」がつくおすすめの名前~名前の由来&意味付け~

「杏」がつく名前を、由来や意味と共にご紹介します。リンク先で姓名判断もできるので気になる名前があったらチェックしてみてください。

「杏」が付く女の子の名前(由来&意味付け)

杏奈(あんな)

「奈」という「からなし、カリン」という果樹を意味する漢字を組み合わせた名前です。
「杏」もアンズの果樹を意味することから果物をイメージさせる、女の子らしい可愛い雰囲気の名前になります。
「アンナ」という読みの響きは、可愛らしさと外国風のオシャレさを兼ね備えています。

杏香(きょうか)

「杏」を「きょう」の読みで用い、止める字に「香」を組み合わせた名前です。
「香」は良い匂いを表す漢字で、上品さや美しさというイメージがあります。
「杏」との組み合わせで、ほのかに香る杏の良い匂いをイメージさせる品の良い雰囲気を持った名前になります。
「きょうか」という読みの響きは凛とした女性の美しさを感じさせます。

おすすめの名前ピックアップ

⇒「杏」がつく女の子の名前をすべて見る

⇒「杏」がつく男の子の名前をすべて見る

「杏」を使った名前

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「名前に使える漢字」ランキング

順位 漢字 画数 読み いいね
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8 11 なぎ、もみじ。マキ科の常緑針葉高木、園芸植物。
56
9 12 あおい。アオイ科の植物の総称。
363
10 9 しゅう、ひいらぎ。モクセイ科の常緑小高木、スズキ目の海魚
61

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