「実」の意味、読み方や画数は?実に込める願い、実を使った名前一覧
- 意味&イメージ
- 草木の実。草木の種。実や種ができること。満ちる。いっぱいになる、栄える、充実する、足りる、豊かになる。満たす、実る。富み。まこと、本当のこと、偽りのないこと。まことに、本当に。など。
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- 漢字の意味から「実」は「生命力 堅実 裕福 自然 秋」のイメージがあります。 ▼「実」のイメージ、名前に込める願い
- 名前の読み方
- 「実」は一文字の名前として「みのる、みのり、まこと、みつ、ちか、なお、よし」などの読み方で使われています。 ▼「実」を使った名前一覧を見る
画数 | 8画 |
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種類 | 常用漢字 名付けに使えます |
名のり | これ・さね・ちか・つね・なお・のり・ま・みつ・みのる・みる |
訓読み | み・みの(る)【表外読み】み(ちる)・ まこと・ さね・ まめ |
音読み | ジツ |
部首 | 宀(うかんむり) |
学習漢字 | 学習漢字3年 |
熟語 | 口実(こうじつ)・不実(ふじつ)・切実(せつじつ)・史実(しじつ)・写実(しゃじつ)・充実(じゅうじつ)・如実(にょじつ)・名実(めいじつ)・事実(じじつ)・忠実(ちゅうじつ)・信実(しんじつ)・故実(こじつ)・真実(しんじつ)・堅実(けんじつ)・現実(げんじつ)・情実(じょうじつ)・虚実(きょじつ)・結実(けつじつ)・着実(ちゃくじつ)・無実(むじつ)・誠実(せいじつ)・篤実(とくじつ) |
他字体 | 實 旧字体・人名用漢字 |
意味 | 草木の実。草木の種。実や種ができること。満ちる。いっぱいになる、栄える、充実する、足りる、豊かになる。満たす、実る。富み。まこと、本当のこと、偽りのないこと。まことに、本当に。 |
イメージ |
表外読みは常用漢字表にない読み方です
「実」の意味
- 草や木の実、果物、穀物
- 実る、実り
- 満ちる、満たす、備わる、じゅうぶんにある
- まこと、真心
- 本当に、ありのまま
「実」はまず最初に果物の実をイメージする方が多いかもしれませんが、もともとの意味は「満ちる、内容がいっぱいに詰まっている」という意味を持って生まれた漢字です。
その後、いっぱいに詰まっている様子から連想し、果実の実という意味を兼ねるようになりました。
「実」という漢字は、古くは平安時代から名前に使われてきました。実朝(さねとも)、実頼(さねより)と実(さね)の読みで使われています。
この「さね」は果物の種である「核(さね)」から生まれたもので、中心にあることから国を司る中心人物にふさわしい名前だとして取り入れられてきたと言われています。
実の漢字の成り立ち・由来
「実」はもともと「實」という漢字を簡略化した新字体として出来上がりました。成り立ちや由来も「實」から来ているものです。
實は「宀」+「貫」から成り立っています。「宀」は建物の屋根を表し、「貫」は束ねた貨幣を表します。
これが合わさり、建物の中に貨幣が満ちている豊かな様子を表した漢字となりました。
旧字体の「實」も名付けに使える
「実」が公用文など一般の社会生活で使用する常用漢字ですが、「實」は旧字体で人名用漢字に分類されます。
以前は「實」は子どもの名付けに使うことができませんでしたが、2004年より人名用漢字に登録され、名付けに使うことができるようになりました。
「実」と「實」は字体は違いますが同じ漢字なので、名付けの際には画数や見た目の印象などで選び使うこともできます。
「実」のイメージ、名前に込める願い
「実」という漢字は、誠実や果実、実現など実に様々な熟語に使われており、日常的でなじみ深いです。
それら日常で用いる熟語のイメージと、実の元々持っている意味とを合わせると、さらに多くのイメージを描くことができます。
- 誠実
- 芯がある
- 充実している
- 豊か
- 生命力、成長
- 実を結ぶ
これらのイメージから、名前に様々な願いを込めることができます。

誠実で正直な人になって欲しい

豊かな人間関係が築けるように

努力が実を結び、実りの多い人生を送れるように

健康で伸び伸び成長してほしい
「実」は左右対称&末広がりで縁起が良い
「実」は左右対称の漢字です。左右対称の漢字は姓名判断などでは、運勢が高く縁起が良いとされています。
左右対称の漢字は裏から見ても表から見ても同じように見えるため、「裏表が無く純粋で誠実」という解釈もされているようです。
「実」は「左右対称+末広がり」という縁起の良い漢字とされています。漢字の持つ運気や縁起に興味がおありの方は調べてみると参考になるかもしれません。
「実」の読み方いろいろ
「実」の読み方は、音読みでは「ジツ」、訓読みでは「み、みの(る)、み(ちる)、まこと、さね」があります。
名付けには「これ、さね、ざね、ちか、つね、なお、のり、ま、みつ、みのる、みる、よし」と多くあります。「実」は男の子にも女の子にも使える、名付けにおいて人気の漢字です。名付けの場合は「み」読みで使うことが圧倒的に多いようです。
「み」の響きは、名前の頭文字でも、中間でも止め字としてもピッタリです。
女の子の場合は「み」という響きが可愛らしさや女性らしさを感じさせ、男の子の場合は、優しさや温厚さを感じさせてくれます。
男の子の場合は、「みつ」読みや、一文字で「実(みのる)」という名前も一般的です。
男の子の「みつ」読みや、「さね、ざね」と読んで名付けに使うと、今で言う「古風でカッコイイ」名前になりそうです。
「実」の漢字の説明の仕方
- 誠実の実(じつ)
- 木の実の実(み)
- 田中みな実の実(み)
「実」を使った熟語
- 質実剛健(しつじつごうけん)
- 飾り気が無く、力強くしっかりしいるさまを表す四字熟語です。「質実」は飾り気が無くまじめなことで、「剛健」は心身が強く逞しいことです。この言葉は相手を褒める時に使われる他、自分の座右の銘や、社風、校風などにも使われています。「質実剛健な人は信頼できる」のように用いられます。
- 温厚篤実(おんこうとくじつ)
- 温かで情が深く、誠実なさまを表す四字熟語です。真面目で人当たりが柔らかいという人の性質を表しています。「温厚」は穏やかで優しく、情が深いこと、「篤実」は情が厚く物事に誠実なことです。例えば「校長先生は、温厚篤実な人柄で評判です」のように、人柄を褒める言葉として用いられます。
「実」を使ったおすすめの名前
「実」を使ったおすすめの名前をご紹介します。リンク先で姓名判断もできるので気になる名前があったらチェックしてみてください。
女の子の名前
実結(みゆ)

実を頭文字にして、結と組み合わせた名前です。「結」は名付けにおいて男女ともに人気の漢字です。縁を結ぶ、絆、団結などのポジティブなイメージを持っています。吉という「めでたい、良い」という意味を持つ漢字が組み合わさっている点も良いですね。さらに実と合わせることによって名の通り「実を結ぶ」という願いが強調された名前になります。
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男の子の名前
拓実(たくみ)

「拓」という漢字は、未来を切り開く、困難を乗り越えるというイメージと共に、逞しい男性らしさも持っています。実という生命力を感じる漢字と組み合わせることにより、男の子らしい力強さを感じる名前になります。力強さの中にも「実(み)」という柔らかい響きを伴うことから、温厚さや優しさも感じさせてくれます。
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「実」を使った名前
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前日(5月7日)
「名前に使える漢字」ランキング
順位 | 漢字 | 画数 | 読み | いいね |
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1 | 來 | 8 | くる。きたす、きたる。こちらにやってくる。これから、これから先、この次の。時間的にこれからくる未来や将来。ねぎらう、いたわる、励ます。 | |
2 | 采 | 8 | さい。さいころ。六つの面に一から六までの目が入っている立方体の物。采配の略。 | |
3 | 莉 | 10 | モクセイ科の植物、茉莉花(まつりか)。ジャスミン。 | |
4 | 陽 | 12 | 太陽、日、日の光。ひなた、日が当たる側。明るく、暖かい。明るい、明らか、表に現れていること。いつわる、みせかける。うわべ、うわべの見せかけ。積極的、能動的なもの。 | |
5 | 玖 | 7 | 黒い色の美しい石。契約書や証書などで数字の九の代わりとして書く文字。 | |
6 | 葵 | 12 | あおい。アオイ科の植物の総称。 | |
7 | 和 | 8 | やわらぐ、なごむ、なごやか、のどか、うららか。静まる、柔らかになる、和らげる、仲良くなる。あえる、混ぜる、調合する。合わせる、合う。整う。調子を合わせる。ほどよい様子。大和、日本。海上が穏やかな様子。 | |
8 | 颯 | 14 | はやて、さっと吹く風、疾風。風の吹く様子、その音。きびきびした様子。 | |
9 | 唯 | 11 | ただ、限定や強調を表す語。それだけ、ただひとつ。はい、返事、すぐに答える承諾の返事。 | |
10 | 依 | 8 | 寄りかかる、頼りにする。もたれかかる。よりどころにする、根拠にする。従う。そのまま、元のまま、以前のまま、昔ながら。はっきりしない、ぼんやりしている。弱いものを大切にする。助ける。 |