「昴」の意味、読み方や画数は?昴に込める願い、昴を使った名前一覧

昴

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意味&イメージ
ぼう、すばる。散開星団プレアデスの和名、二十八宿のひとつ。など。
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漢字の意味から「昴」は「かっこいい 宇宙」のイメージがあります。 ▼「昴」のイメージ、名前に込める願い
名前の読み方
「昴」は様々な読み方があり、一文字の名前では「すばる、こう、たかし、あきら」など、二文字名は「昴晴(すばる)、昴春(すばる)、昴琉(すばる)、昴瑠(すばる)」などがあります。 ▼「昴」を使った名前一覧を見る
画数 9画
種類 人名用漢字   名付けに使えます
名のり
訓読み すばる
音読み ボウ
部首 日(ひ/ひへん/にちへん)
他字体
意味 ぼう、すばる。散開星団プレアデスの和名、二十八宿のひとつ。
イメージ

表外読みは常用漢字表にない読み方です

「昴」の意味

  • すばる、すばる星
  • 中国の天文学に基づく星座の名前

スタイリッシュな響きがある「昴(すばる)」という漢字。見聞きしたことは何度もあるけれど、具体的な意味は知らないという方も多いのではないでしょうか。

「昴」は常用漢字以外で名前に使うことができる人名用漢字のひとつですが、もともとは中国の天文学における星座の呼び名のひとつで「ボウ」と読む文字でした。

昴はプレアデス星団という星の集団で、中国の天文学では二十八宿のひとつ。二十八宿というのは月が地球の周りを一周するときに通過する28の星座のことです。

この28星座は一般的に知られている12星座の他にペガサス座やオリオン座、アンドロメダ座などが含まれています。それぞれの星座に28宿の漢字が当てはめられており、昴はおうし座を指す文字です。

28の星座はさらに仏教における守護神である「四神獣」によって守られています。四神獣は東西南北をそれぞれ守るとされ、東は青龍(せいりゅう)、南は朱雀(すざく)、西は白虎(びやっこ) 、北を玄武(げんぶ)がそれぞれ守護しています。

昴(ぼう)は白虎が守護する位置にあり、肉眼で見えるのは通常6つもしくは7つの星だと言われています。そのため日本では昴のことを「六連星(むつらぼし)」と呼ぶことも。

なんとなくかっこいいイメージがある「昴」ですが、このような広大なストーリーが裏にあるのです。

ちなみに2016年に富士重工業株式会社から社名を変更した株式会社SUBARUのシンボルマークもよく見ると6つの星が描かれています。なお、プレアデスというのはギリシャ神話に登場する7人姉妹を指します。

かつて日本ではプレアデス星団のことを「すまる」と呼んでいました。6つの星を「統ばる(まとめる)様子から「すばる」に変化し、これに中国の文字である昴があてられたと言われています。

昴の漢字の成り立ち・由来

太陽を表す「日」と、一番早く東の空(卯の方角)からあがってくる星であることから、昴という文字が成り立ちました。

「昴」の名前の意味やイメージ、名前に込める願い

  • 暗い夜空にひときわ輝く星
  • スター性
  • スケールが大きい
  • 唯一無二

昴は星のイメージの他に1980年にヒットした谷村新司さんの代表曲「昴(すばる)」がよぎる方も多いでしょう。この歌の歌詞も昴の星に別れを告げて、我が道を歩いていく、というような前向きな歌です。

これらのイメージから「昴」がつく名前に以下のような願いを込めることができます。

暗闇のなかで輝く星のように、困難になっても自ら道を切り開いていけるような人間になってほしい

いるだけで周りの人々を明るく元気にするような存在になってほしい

豊かな才能に溢れ、大きな夢を叶えられる人になってほしい

「昴」の読み方いろいろ

音読みの「ぼう」のほか、訓読みの「すばる」があります。

「昴」を名前に使う際の注意点

「昴」に非常によく似た「昂」(こう、あがる)という漢字があります。気持ちがたかぶる、激昂するなどに使われる文字です。

実は「昴」という文字は1990年に人名用漢字になった文字で、それ以前は名前に使用することができませんでした。そのため当時はすでに人名漢字になっていた「昂(こう)」を代わりに当てて、「すばる」と読ませる人もいたそうです。

また、逆に昴(すばる)を使いたいけど、すばる以外で名付けに使える読み方が少ないので、あえて「こう」と読む名前を付ける場合もあります。

うっかりすると間違えてしまいそうなほど似ている二つの文字ですが、意味がまったく異なるので、出生届に昴(すばる)を書いたつもりが昂(こう)だった、ということがないよう気を付けましょう。

「昴」の漢字の説明の仕方

  • 日に卯で昴
  • さらば昴よの昴

「昴」がつくおすすめの名前

すばるという名前は男の子だけではなく、女の子の名前としても人気があります。男の子に「る」という音を女の子らしい印象の漢字にしてあげるといいのではないでしょうか。

昴琉(すばる)

一字名で人気の昴ですが、あえて「る」を添えて二文字にするのもステキです。瑠璃(るり)を琉璃とも表記することもできることから、「琉」は、宝石を表す漢字なので、同じくキラキラ輝く星の名前との相性は良いでしょう。

様々な「すばる」

「昴」を使った名前

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「名前に使える漢字」ランキング

順位 漢字 画数 読み いいね
1 8 さい。さいころ。六つの面に一から六までの目が入っている立方体の物。采配の略。
140
2 10 モクセイ科の植物、茉莉花(まつりか)。ジャスミン。
485
3 8 くる。きたす、きたる。こちらにやってくる。これから、これから先、この次の。時間的にこれからくる未来や将来。ねぎらう、いたわる、励ます。
187
4 12 太陽、日、日の光。ひなた、日が当たる側。明るく、暖かい。明るい、明らか、表に現れていること。いつわる、みせかける。うわべ、うわべの見せかけ。積極的、能動的なもの。
309
5 12 あおい。アオイ科の植物の総称。
306
6 8 やわらぐ、なごむ、なごやか、のどか、うららか。静まる、柔らかになる、和らげる、仲良くなる。あえる、混ぜる、調合する。合わせる、合う。整う。調子を合わせる。ほどよい様子。大和、日本。海上が穏やかな様子。
241
7 8 茉莉。ジャスミン。モクセイ科の常緑小低木
106
8 11 ただ、限定や強調を表す語。それだけ、ただひとつ。はい、返事、すぐに答える承諾の返事。
42
9 11 時間的または空間的に遠い、はるか、永遠。どこまでも続く様子。ゆったり、のんびりしている、のどかな様子。気の長い、急がない。
325
10 7 黒い色の美しい石。契約書や証書などで数字の九の代わりとして書く文字。
106

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