「椛」の意味、読み方や画数は?椛に込める願い、椛を使った名前一覧
- 意味・イメージ
- もみじ。紅葉。かば。樺の略字。 など…
- 「椛」は「可愛い、古風・和風、自然、草花・樹木、秋」のイメージがあります。
- ▼「椛」の意味や由来
- 印象・願い
- 紅葉や樺の木のように色鮮やかで華やかな人になるように。落ち着きと気品に溢れた雰囲気を持つ凛とした人になるように。穏やかで我慢強く、優しい人に恵まれる人になるように。平和の「和」を……
- ▼「椛」のイメージ、名前に込める願い
- 名前の読み方
- 「椛」は、名前として「京椛(きょうか)、柊椛(しゅうか)、萩椛(しゅうか)、翔椛(しょうか)、椛昭(かばあき)、星椛(しょうか)、涼椛(りょうか)」などの読み方で使われています。
- ▼「椛」を使った名前一覧を見る
画数 | 11画 |
---|---|
種類 | 人名用漢字 名付けに使えます |
名のり | なぎ・はな・か |
訓読み | もみじ・かば |
音読み | |
部首 | 木(き/きへん) |
漢字検定 | 準1級 |
他字体 | |
意味 | なぎ、もみじ。マキ科の常緑針葉高木、園芸植物。 |
イメージ |
表外読みは常用漢字表にない読み方です
「椛」の意味
- もみじ。紅葉。
- かば。樺の略字
「椛」は、はっきりとした四季のある日本で古来より愛されてきた紅葉(もみじ)を意味しています。
また、カバノキ科の落葉高木である、樺(かば)の木の意味もあります。
椛は国字
日本で使われている漢字の多くは中国から伝わってきたものがほんどですが、「椛」は日本独自の漢字である国字であるため中国では使われていません。
また、地名などで見る程度で一般的に使われている熟語などもほとんどないことが特徴です。
椛の花言葉
「椛」は紅葉や樺の木を意味します。紅葉と樺は、違う植物です。
春に控えめな花を咲かせ秋になると花よりもずっと鮮やかな色に変化する美しいモミジの花言葉は、「美しい変化」「節制」「遠慮」「自制」「秋の思い出」です。
一方森の中に生えていてもすぐに見つけられるほど華やかで美しい樺の木は、少々地味で独特の形をした花を3~4月頃に咲かせます。
花言葉は、「いつまであなたを待ちます」「忍耐強さ」「光と豊富」「柔和」です。
光を好み、冬は極寒の避暑地に植えられていることが多い樺の木らしい花言葉です。
「椛」のイメージ、名前に込める願い
「椛」は国字であることと紅葉や樺の木を意味することから、美しく日本の伝統を大切にする雰囲気が伝わって来る漢字です。
秋は季節が冬になる準備をする季節でもあるので、静けさや落ち着いた雰囲気も感じることができます。
小川を流れる紅葉の葉は、風情に富んでいるため思わず目で追ってしまう方も少なくないでしょう。
日本人の心を魅了する美しさ
視界いっぱいに茂った葉が赤や黄色、緑色に色づくため、豊かさや華やかさや可愛らしさ、気品、情熱的なイメージも与える漢字です。
時代を問わず、秋の山々を彩る紅葉の美しさや切なさを表現した和歌や短歌が数えきれないくらい詠まれてきました。
それだけ紅葉は長い歴史の中で、多くの人の心を魅了してきたのですね。
思慮深さ、素直さも
紅葉の花言葉から、素直さや謙虚さ、古き良きものを大切にしつつ新しい時代を担っていく姿を連想することができます。
華やかな樺の花言葉から、思慮深く思いやりに溢れ、穏やかな姿を思い浮かべられるでしょう。
極寒の冬を耐え忍ぶ姿から、我慢強さや忍耐も彷彿とさせます。
様々な印象を与えてくれるので名付けの幅も広がります。
- 華やか
- 美しい
- 明るい
- 素直
- 優しい
- 穏やか
- 風流
- 豊か
- 情熱的
- 忍耐強い
- 静けさ
- 思慮深い
- 伝統
- 日本らしさ
- 秋
これらのイメージから、名前にこのような由来や意味を込めることができます。

紅葉や樺の木のように色鮮やかで華やかな人になるように

落ち着きと気品に溢れた雰囲気を持つ凛とした人になるように

穏やかで我慢強く、優しい人に恵まれる人になるように
「椛」の読み方いろいろ
「椛」の歴史は古いものの、名づけに使われる漢字として認められたのは2004年からです。
「名前に当てられる漢字としては比較的新しい「椛」の訓読みは、「もみじ、かば」です。
「国字のため音読みは存在しません。
名前では「か」の読み方が人気
「「椛」の画数は12画です。木偏と花が組み合わさっているため、「花」と同じ「か」の読みで使われることも多いです。
「可愛らしい字面から特に女の子の名づけで近年人気が高まっています。
「「穂椛(ほのか)」「椛子(かこ)」のように個性に溢れ、日本らしい漢字との組み合わせや響きとの愛称が良いでしょう。
「周囲の子との名前が被りにくいため、独自性を重んじたい方におすすめの漢字と言えます。
椛の漢字の成り立ち・由来
「椛」は、会意文字です。
大地を覆う木の象形文字である「木」と、並び生えた草と左右の人が点対象になるような形の象形文字である「花」が組み合わさったのが「椛」の成り立ちです。
「椛」は、もともとの漢字である「樺」の「華」を同じ読みの「花」に置き換えられて生まれました。
木の葉が花のように美しく色づく様子から、紅葉を意味するようになりました。
現在では紅葉の意味合いが強くなったため、樺の木の意味で用いられることはほとんどありません。
「椛」の漢字の説明の仕方
- 木偏に花」
- 椛木の「椛」」
- 西矢椛の「椛」
「椛」を使った言葉
- 椛谷渓谷(かばたにけいこく)
- 島根県にある吉賀町田野原の深谷渓谷と益田市の匹見狭に並ぶ景勝地に一つです。
島根県鹿足吉賀町にあり、山・谷・森の三拍子が揃っていることでも知られています。
10月中旬頃からカエデやウルシの木の紅葉の美しさを堪能できます。
森の間を流れる澄んだ青緑色の川や深い谷による景色は、まさに圧巻です。
夏は爽やかな新緑、秋には色鮮やかな紅葉を楽しめるためシーズンになると多くの観光客やカメラを持った人で賑わいます。 - 石椛 (いしなぎ)
- 「石椛」とは、日本に存在する苗字の一つです。
数多くある日本人の苗字の中でも「石椛」姓は約20~30人しかいないため、とても珍しい苗字といえます。
「椛」は「もみじ、かば」と読む漢字ですが、「石椛」は「いしかば」ではなく「いしなぎ」と読みます。
日本全国の中でも、特に静岡県と岐阜県に集中して分布しているようです。
「椛」を使ったおすすめの名前~名前の由来&意味付け~
「椛」を使った名前を、由来や意味と共にご紹介します。リンク先で姓名判断もできるので気になる名前があったらチェックしてみてください。
「椛」が付く女の子の名前(由来&意味付け)
和椛(わかば)

平和の「和」を頭字に当てた女の子の漢字です。
和やか、和むの意味としても馴染みが深い「和」は周囲の人との調和や協調性を大切にし柔和で朗らかな印象を与えます。
華やかさの中に静けさがある、どこか神聖な雰囲気が漂う紅葉林を彷彿とさせる名前です。
日本らしい和風な雰囲気にも溢れています。
穏やかで紅葉のように華やかな人生を送れるように、と願いを込めることができます。
椛沙(なぎさ)

名字で使われている椛(なぎ)と言う読みに女の子の名づけに人気の「沙」を添え字にした名前です。
海の浜辺にある粒子が細かい砂を意味する「沙」は「沙羅(さら)」「美沙(みさ)」などの「さ」の響きでよく用いられています。
シンプルな「沙」は画数が多い「椛」との相性も良く、整った印象を与えるでしょう。
澄みきった水辺や波が穏やかな様子を思い浮かべることのできる漢字なので、心が清らかで伝統を大切にする上品な人になれるように、と願いを込めることができます。
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「椛」を使った名前
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「名前に使える漢字」ランキング
順位 | 漢字 | 画数 | 読み | いいね |
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1 | 陽 | 12 | 太陽、日、日の光。ひなた、日が当たる側。明るく、暖かい。明るい、明らか、表に現れていること。いつわる、みせかける。うわべ、うわべの見せかけ。積極的、能動的なもの。 | |
2 | 來 | 8 | くる。きたす、きたる。こちらにやってくる。これから、これから先、この次の。時間的にこれからくる未来や将来。ねぎらう、いたわる、励ます。 | |
3 | 采 | 8 | さい。さいころ。六つの面に一から六までの目が入っている立方体の物。采配の略。 | |
4 | 月 | 4 | つき。空に見える天体のひとつ。地球の衛星。ひとつき。一か月。歳月、年月。七曜のひとつ、月曜 | |
5 | 莉 | 10 | モクセイ科の植物、茉莉花(まつりか)。ジャスミン。 | |
6 | 和 | 8 | やわらぐ、なごむ、なごやか、のどか、うららか。静まる、柔らかになる、和らげる、仲良くなる。あえる、混ぜる、調合する。合わせる、合う。整う。調子を合わせる。ほどよい様子。大和、日本。海上が穏やかな様子。 | |
7 | 葵 | 12 | あおい。アオイ科の植物の総称。 | |
8 | 那 | 7 | 多い。美しい。疑問や反語を表す語、なんぞ、いかんぞ、いかん。あれ、あの。どれ、どの。(時間や場所)において。 | |
9 | 茉 | 8 | 茉莉。ジャスミン。モクセイ科の常緑小低木 | |
10 | 凪 | 6 | なぎ。風や波がなく、穏やかになっている海面の状態、物事が安定しておさまっているさま。 |