「帆」の意味、読み方や画数は?帆に込める願い、帆を使った名前一覧

帆

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意味&イメージ
ほ。船の帆。風をうけて船を走らせる布。帆を張って走る船。帆をあげて走らせる。など。
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漢字の意味から「帆」は「希望 向上心 自由 夏 海」のイメージがあります。 ▼「帆」のイメージ、名前に込める願い
名前の読み方
「帆」は、名前として「帆花(ほのか)、帆夏(ほのか)、莉帆(りほ)、夏帆(かほ)、希帆(きほ)、花帆(かほ)、里帆(りほ)」などの読み方で使われています。 ▼「帆」を使った名前一覧を見る
画数 6画
種類 常用漢字   名付けに使えます
名のり
訓読み
音読み ハン
部首 巾(はば/はばへん/きんべん)
熟語 片帆(かたほ)・出帆(しゅっぱん)
他字体  異体字・同字
意味 ほ。船の帆。風をうけて船を走らせる布。帆を張って走る船。帆をあげて走らせる。
イメージ

表外読みは常用漢字表にない読み方です

「帆」の意味

  • 船のほ
  • ほかけぶね。船。
  • 帆を上げて走らせる

「帆」は、船を走らせるために風を受ける布のことです。

英語では「sail(セイル、セール)」と言い、船の中心線上に立てられたマストに下げられています。セイルが訛って「スル」と呼ばれることもあります。

海から吹く風を利用して推進するため、「帆」は帆掛け船や船そのものを指す漢字です。

現在では船にエンジンが搭載されスクリューなどで進むことができる船ですが、最も原始的な船は全て風と帆のみで進んでいました。

季節風をマストにくくりつけた「帆」で受け止めて走らせることで、離れた国との国交を可能にしていたのです。

また船や海以外でも「帆」がつく熟語もあり、鳥が翼を広げたまま風にのって飛ぶことを「帆翔」と言います。

「帆」のイメージ、名前に込める願い

「帆」は、追い風の力を受けて巨大な帆船をも航行させる姿から自由や海を連想させる漢字です。

生きたい方角へどこへでも行けることから、素直さや豊かな好奇心、エネルギッシュ、健康を思い浮かべることができます。

常に変化する海を人生に見立て、風を受けて海を進む「帆」のように力強く豊かな人生を送れるようにと願いを込めることができます。

「帆」は角度を変えれば向かい風でも進めるため、どんな逆境にあっても乗り越えられるでしょう。

忍耐強さ、勇敢なイメージも

また船の帆などに用いられる帆布は、綿糸または麻糸で織られた厚手の平織物です。

丈夫で強風を受けてもびくともしない頑丈さを誇ります。

いつか来る追い風を全力で受けられるように忍耐強く待つ姿や諦めずに努力し続けられる強かさも連想できるでしょう。

「帆」の力を最大限生かすには、知識や豊かな経験、鋭い観察眼も不可欠です。

危険な海に繰り出す勇敢さを持ち、頼りになる様子からリーダシップに溢れ「帆」のように人々を導く存在になれるはずです。

様々な印象を与えてくれるので名付けの幅も広がります。

  • 自由
  • 素直
  • 好奇心
  • エネルギッシュ
  • 健康
  • 豊か
  • 幸運
  • 忍耐強さ
  • 努力
  • 観察眼
  • 行動力
  • 勇敢
  • リーダーシップ
  • 原動力
  • 海・夏

これらのイメージから、名前にこのような由来や意味を込めることができます。

海を航行する帆船のように活発で行動力に溢れ、順風満帆な人生を歩めるように

どんな時でも風を見方につけて進む帆のように、人生の困難も乗り越えられるように

リーダーシップに溢れ、忍耐強い努力家になるように

「帆」の読み方いろいろ

「帆」の音読みは「ハン」、訓読みでは「ほ」と読みます。

音読み・訓読みが好んで使われるため、名づけ特有の読み方は特にありません。

名前では主に「ほ」が使われます。

夏生まれにもおすすめ

「帆」の画数は6画。中学生で習う漢字です。

海を連想させ夏の季語でもある「帆」は、特に海好きな方や夏生まれの子どもの名づけに人気のある漢字です。

同じ「ほ」の響きを持つ「歩」「穂」「保」よりもシンプルなため、特に女の子の名づけで高い人気があります。

「ほ」の響きで添え字として使われることが多く、様々な漢字との相性も良いのが特徴です。

これから人生という大海原への旅が始める赤ちゃんに送る名前にぴったりな漢字です。

帆の漢字の成り立ち・由来

「帆」は、会意兼形声文字です。

布切れを意味する「巾」と風を受けて張る船の帆を意味する「凡」が組み合わさって成り立ちました。

元々は「凡」のみで帆を表していましたが、凡が「およそ、すべて」の意味に転用されたため、区別のため凡と巾を組み合わせて「帆」となりました。

「帆」の漢字の説明の仕方

  • 帆船の「帆」
  • 本西彩希帆の「帆」
  • 白石美帆の「帆」

「帆」を使った熟語

順風満帆(じゅんぷうまんぱん)
物事がすべて順調に進行していることのたとえです。
追い風を帆いっぱいに受けて、船が軽快に進む様子から生まれました。
「順風」とは人や船が進む方向に向けて吹く追い風のこと、「満帆」とは帆が目いっぱいに張ることを意味します。
人生が大きな障害もなく順調に進む様子を連想できるため、座右の銘としても人気がある四字熟語です。
「順風満帆」の読みは「じゅんぷうまんぽ」と間違えられることが多いので、注意が必要です。
帆風(ほかぜ)
船の進行方向に向かって吹く風のことです。追い風、順風とも言います。
また、時を得た勢いやはぶりを表現する時にも使われます。
原始的な帆船は、純粋な風の力だけで航行するため無風状態だと進むことが難しくなります。
資源に限りがある海の上では予定通りに進めないと、船員の士気や到着予定にも支障をきたしてしまう可能性があるでしょう。
帆風は、帆船が進むために必要不可欠な大切なものなのです。

「帆」を使ったおすすめの名前~名前の由来&意味付け~

「帆」を使った名前を、由来や意味と共にご紹介します。リンク先で姓名判断もできるので気になる名前があったらチェックしてみてください。

「帆」が付く女の子の名前(由来&意味付け)

栞帆(しほ、かほ)

本の読みかけのページの目印として使われる「栞」を頭字に置いた女の子の名前です。
「栞」は女の子の名づけで人気が高まっている漢字であり、「し」の響きがよく使われます。
読みかけの本に挟まれる「栞」には、本来道中の道しるべとして使われてきた歴史があります。
地道に一歩一歩進み迷わないようにする様子から海を航行する船の「帆」との相性が良く、字面のバランスも良いです。
広大な海でも迷子になることなく順風満帆な人生を送れるように、と願いを込めることができる名前です。

おすすめの名前ピックアップ

⇒「帆」を使った女の子の名前をすべて見る

「帆」が付く男の子の名前(由来&意味付け)

充帆(あつほ)

「充実」の熟語で目にすることが多い「充」を頭文字に置いた男の子の名前です。
「充」は充たされている状態から必要な物が揃っていて不自由のない様子を連想できます。
足りない部分を補う「充てる」から、豊かな心だけでなく周囲の人との協調性や活動的な面も想像できるでしょう。
「充」はすっきりとした字面をしているため「帆」との相性がばっちりです。
充実した人生を送ることができ、エネルギッシュで冒険心に溢れた子に育つように、と願いが込めることができます。

おすすめの名前ピックアップ

⇒「帆」を使った男の子の名前をすべて見る

「帆」を使った名前

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「名前に使える漢字」ランキング

順位 漢字 画数 読み いいね
1 8 さい。さいころ。六つの面に一から六までの目が入っている立方体の物。采配の略。
140
2 10 モクセイ科の植物、茉莉花(まつりか)。ジャスミン。
485
3 8 くる。きたす、きたる。こちらにやってくる。これから、これから先、この次の。時間的にこれからくる未来や将来。ねぎらう、いたわる、励ます。
187
4 12 太陽、日、日の光。ひなた、日が当たる側。明るく、暖かい。明るい、明らか、表に現れていること。いつわる、みせかける。うわべ、うわべの見せかけ。積極的、能動的なもの。
309
5 12 あおい。アオイ科の植物の総称。
306
6 8 やわらぐ、なごむ、なごやか、のどか、うららか。静まる、柔らかになる、和らげる、仲良くなる。あえる、混ぜる、調合する。合わせる、合う。整う。調子を合わせる。ほどよい様子。大和、日本。海上が穏やかな様子。
241
7 8 茉莉。ジャスミン。モクセイ科の常緑小低木
106
8 11 ただ、限定や強調を表す語。それだけ、ただひとつ。はい、返事、すぐに答える承諾の返事。
42
9 11 時間的または空間的に遠い、はるか、永遠。どこまでも続く様子。ゆったり、のんびりしている、のどかな様子。気の長い、急がない。
325
10 7 黒い色の美しい石。契約書や証書などで数字の九の代わりとして書く文字。
106

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