「柊」の意味、読み方や画数は?柊に込める願い、柊を使った名前一覧
- 意味&イメージ
- しゅう、ひいらぎ。モクセイ科の常緑小高木、スズキ目の海魚など。
- ▼「柊」の漢字データを見る
- 漢字の意味から「柊」は「自然 草花・樹木 冬」のイメージがあります。 ▼「柊」のイメージ、名前に込める願い
- 名前の読み方
- 「柊」は様々な読み方があり、一文字の名前では「しゅう、ひいらぎ」など、二文字名は「柊斗(しゅうと)、柊奈(ひな)、柊真(とうま)、柊弥(とうや)」などがあります。 ▼「柊」を使った名前一覧を見る
画数 | 9画 |
---|---|
種類 | 人名用漢字 名付けに使えます |
名のり | ひ |
訓読み | ひいらぎ |
音読み | シュウ |
部首 | 木(き/きへん) |
他字体 | |
意味 | しゅう、ひいらぎ。モクセイ科の常緑小高木、スズキ目の海魚 |
イメージ |
表外読みは常用漢字表にない読み方です
「柊」の意味
- ひいらぎ
- モクセイ科の常緑高木
- 中国の芭蕉に似た木の名
「柊」は、モクセイ科モクセイ属に分類される常緑高木です。
葉っぱに棘があるのが特徴で、うっかり触れば怪我をするような鋭さを持ちます。
日本では棘のない種類も人気があり、庭の生垣としてよく目にします。
「柊」の語源は、触るとヒリヒリといたくなる様子から生まれました。
昔は、トゲに触ってしまいヒリヒリと痛む状態を「疼ぐ(ひひらぐ)」と表現したそうです。
「疼ぐ」はやがて形を変え、「ひいらぎ」と呼ばれるようになりました。
鬼除けとして有名
赤い実が特に美しい「柊」は古くから魔除けとして日本人に愛されてきました。
節分では、イワシの頭と一緒に軒先に飾ることで鬼を家の中に入って来られないようにする効果があると信じられています。
海外でも神聖な木
海外でも柊は「Holly」の名前で、神聖な木として大切にされています。
赤い実を結び、棘のある葉っぱが生えた美しいセイヨウヒイラギはクリスマス飾りの定番です。
柊の花言葉は「用心深い、先見の明、保護」
「柊」はモクセイ科モクセイ属なのでキンモクセイのような小さい白い花を咲かせます。
冬の初めに何とも言えない甘い香りを漂わせながら咲くのが特徴なのですが、その花言葉は「用心深い、先見の明、保護」です。
近付きすぎればうっかり葉っぱの棘で怪我をする様が思い浮かぶ花言葉ですね。
保護は、古くから魔除けとして使われてきたことに由来します。
柊の漢字の成り立ち・由来
「柊」の成り立ちは、大地を覆う木を意味する「木」と糸の端を結んだ様を描いた象形文字「冬」が組み合わさった漢字です。
糸の端が結ばれた形は、1年の終わりである「冬」を表しています。
常緑樹である「柊」は季節問わず美しい緑色の葉っぱを鑑賞できますが、花の開花時期は11月~12月です。咲き終わった後、実を結びます。
年の終わりに美しい白い花を咲かせるため、「柊(ヒイラギ)」が生まれました。
「柊」の名前の意味やイメージ、名前に込める願い
「柊」は、庭木の中でも強く育てやすい樹木です。
1年を通して美しい緑色の葉っぱは、健康や色褪せない美しさなどを連想できるでしょう。
棘のある葉っぱは、花言葉から用心深さや未来を見通せる判断力、観察眼をイメージできます。
魔を寄せ付けないため、神聖、頼りがい、自分らしさを持っていると捉えることができます。
白い花は素直さ、赤い実は可愛らしさを連想
鋭い棘のある葉っぱが特徴的な柊ですが、可愛らしい白い花や赤い実も魅力的な木です。
白は、純潔や素直さが連想できます。決して華美ではないので淑やかさ、上品さもうかがえるでしょう。
赤い実は誰にでも愛される可愛らしさを持ちます。
セイヨウヒイラギはクリスマスに飾られることも多いため、周囲の人との絆や協調性、幸せを連想できるでしょう。
様々な印象を与えてくれるので名付けの幅も広がります。
- 強い
- 防御
- 用心深い
- 神聖
- 魔を祓う
- 頼もしい
- 力強い
- 健康
- 美しい
- 可憐
- 可愛らしい
- 愛嬌
- 素直
- 純潔
- 淑やか
- 上品
- 健気
- 優しい
- 協調性
- 家内安全
- 優秀
- 判断力
- 和風
- 冬
これらのイメージから、「柊」がつく名前にこのような願いを込めることができます。

柊のように美しく、生き生きと健やかに育つように

可憐で美しい柊の花のように、素直で優しい性格の人に育つように

魔を寄せ付けない柊のように大切な人を守れる人になれるように
「柊」の読み方いろいろ
「柊」の音読みは「シュウ、シュ」、訓読みでは「ひいらぎ」と読みます。
「名付けに使用される読み方は「ひ」などが人気です。
「漢字そのものに「冬」があるので、冬生まれの男の子に人気の漢字です。
「特に節分の季節になると、魔除けのために「柊イ鰯」を飾る風習があるので、2月生まれの子どもの名前に高い人気を誇ります。
柊は1990年から人名用漢字に
「「柊」は1990年から名付けに使えるようになった比較的新しい漢字です。
「総画数は9画。「柊」は男の子だけでなく女の子の名付けにも人気があり、名前の頭字・止め字どちらでも使うことができます。
「止め字で名付けたい場合は、「ひ」の響きが使われることが多いようです。
「「柊」のイメージをより良くする漢字と組み合わせることで、その良さがより引き立ちます。
「ポジティブなイメージのある漢字なので、様々な漢字との相性が良いでしょう。
「柊」の漢字の説明の仕方
- ひいらぎの「柊」
- 上杉柊平の「柊」
- 八木柊一郎の「柊」
「柊」を使った熟語
- 柊鰯(ひいらぎいわし)
- 節分の日に門や玄関などの軒先に飾る、柊の枝に焼いた鰯の頭が刺した飾りのことです。
古くから魔除けとして親しまれている「柊鰯」は「やいかがし」とも呼ばれます。
鰯を焼いた独特な匂いは鬼を寄せ付けず、柊の鋭い棘で鬼を追い払ってくれる効果があるとされています。
昔から四季の節目である節分には、福だけでなく災いも一緒に入って来ると考えられていました。
家内安全を願い、柊鰯などの様々な魔除けが各地で受け継がれてきたんです。 - 柊南天(ひいらぎなんてん)
- メギ科メギ属の常緑低木である柊南天は、濃い緑色の葉っぱに黄色の花を咲かせ、花が散った後に実る黒色の実とのコントラストが美しい植物です。
昔から南天は「難を転じる」と言って、災いを避けてくれると言われてきました。
魔除けの定番の植物の一つであり、土地柄にもよりますが鬼門(北東)には柊、裏鬼門(南西)には南天を植えるのが良いとされています。
玄関先などにも植えられていることが多く、花言葉は「激しい感情、激情」などです。
「柊」がつくおすすめの名前
「柊」がつくおすすめの名前をご紹介します。リンク先で姓名判断もできるので気になる名前があったらチェックしてみてください。
柊がつく男の子の名前
柊馬(しゅうま)

「ま」の響きで男の子の名付けに人気のある「馬」と組み合わせた名前です。「馬」は動物の馬を意味する漢字です。
馬は昔から人と共生しできた動物で、とても賢く優しい性格で、見た目の美しさからも愛されている動物です。
足が速く驚くほど力持ちで長距離を走れるため、柊のように用心深く行動力溢れる人に育って欲しい、という願いが込めることができます。
おすすめの名前ピックアップ
柊がつく女の子の名前
柊奈(ひな)

女の子の名付けで人気の響き「ひな」に柊を使った名前です。
「奈」は、「な」の響きが可愛らしいと高い人気を誇る漢字です。
左右対称なため、「柊」組み合わせることで字面が整った印象を与えます。
「唐梨」を意味する「奈」は、優雅さや努力、豊かさを連想させる漢字です。
上品で先見の明があり豊かな人生を送れるように、と願いを込めることができます。
おすすめの名前ピックアップ
「柊」を使った名前
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前日(4月20日)
「名前に使える漢字」ランキング
順位 | 漢字 | 画数 | 読み | いいね |
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1 | 采 | 8 | さい。さいころ。六つの面に一から六までの目が入っている立方体の物。采配の略。 | |
2 | 莉 | 10 | モクセイ科の植物、茉莉花(まつりか)。ジャスミン。 | |
3 | 來 | 8 | くる。きたす、きたる。こちらにやってくる。これから、これから先、この次の。時間的にこれからくる未来や将来。ねぎらう、いたわる、励ます。 | |
4 | 陽 | 12 | 太陽、日、日の光。ひなた、日が当たる側。明るく、暖かい。明るい、明らか、表に現れていること。いつわる、みせかける。うわべ、うわべの見せかけ。積極的、能動的なもの。 | |
5 | 玖 | 7 | 黒い色の美しい石。契約書や証書などで数字の九の代わりとして書く文字。 | |
6 | 和 | 8 | やわらぐ、なごむ、なごやか、のどか、うららか。静まる、柔らかになる、和らげる、仲良くなる。あえる、混ぜる、調合する。合わせる、合う。整う。調子を合わせる。ほどよい様子。大和、日本。海上が穏やかな様子。 | |
7 | 葵 | 12 | あおい。アオイ科の植物の総称。 | |
8 | 茉 | 8 | 茉莉。ジャスミン。モクセイ科の常緑小低木 | |
9 | 彩 | 11 | いろどる、色をつける、配色する。さまざまな色の組み合わせ。色を組みあわせて飾ること。いろどり、あや、模様。ツヤ、輝き、光。美しい、飾りがある、模様がある。様子、姿。化粧する。美しさを付け加える。 | |
10 | 月 | 4 | つき。空に見える天体のひとつ。地球の衛星。ひとつき。一か月。歳月、年月。七曜のひとつ、月曜 |