「義」の意味、読み方や画数は?義に込める願い、義を使った名前一覧
- 意味&イメージ
- 正しい、道理にかなった。人として行うべき正しい筋道。よい、よろしい。おきて、法則、制度。意味、理由。私欲や利害を捨てて、公共のために尽くす行為。仮の、代用の。など。
- ▼「義」の漢字データを見る
- 漢字の意味から「義」は「勇ましい リーダー 誠実 堅実」のイメージがあります。 ▼「義」のイメージ、名前に込める願い
- 名前の読み方
- 「義」は様々な読み方があり、一文字の名前では「ただし」など、二文字名は「義人(よしと)、義勇(ぎゆう)、紬義(つむぎ)、義翔(よしと)」などがあります。 ▼「義」を使った名前一覧を見る
画数 | 13画 |
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種類 | 常用漢字 名付けに使えます |
名のり | あき・いさ・しげ・たけ・ただし・ちか・つとむ・とも・のり・みち・よし・より |
訓読み | 【表外読み】よ(い) |
音読み | ギ |
学習漢字 | 学習漢字5年 |
熟語 | 大義(たいぎ)・不義(ふぎ)・仁義(じんぎ)・本義(ほんぎ)・正義(せいぎ)・主義(しゅぎ)・広義(こうぎ)・名義(めいぎ)・多義(たぎ)・狭義(きょうぎ)・定義(ていぎ)・忠義(ちゅうぎ)・信義(しんぎ)・教義(きょうぎ)・奥義(おくぎ/おうぎ)・道義(どうぎ)・意義(いぎ)・語義(ごぎ)・三民主義(さんみんしゅぎ)・事大主義(じだいしゅぎ) |
他字体 | |
意味 | 正しい、道理にかなった。人として行うべき正しい筋道。よい、よろしい。おきて、法則、制度。意味、理由。私欲や利害を捨てて、公共のために尽くす行為。仮の、代用の。 |
イメージ |
表外読みは常用漢字表にない読み方です
「義」の意味
- 条理。利欲を捨て、道理に従って行動すること。
- 公共のために自ら尽くす気持ち。
- わけ。意味。筋道。
- 血縁者ではない者同士が結ぶ親子関係
- 仮の・実物の代用品。
- 儒教における五常の一つ。道義。
「義」は、人が行うべき正しい行動を意味する漢字です。「義務」「恩義」「大義」などの熟語が有名ですよね。
「義勇軍」「義援」のように公共のために尽くす気持ちを表す言葉にも用いられています。
道理などを意味する熟語では、「意義」「釈義」などがあります。
また、儒教における五常の一つともされ、かつては「人の行うべき道理を考えなさい」と教えられました。
「義」は武士道の基本
武士の七つある基本理念の一つが「義」です。
「義」とは、道理に任せて決断する心を意味し、人として正しい道を選び取る精神とされています。
言うのは簡単ですが、私欲を捨てるというのはとても難しく高潔な精神を持つことを意味します。
公平さと誇りを何よりも重視してきた武士は、なろうと思ってなれるものでもありません。
人として間違ったことをしないように願いを込めることができる漢字が「義」なのです。
他にはこんな意味も
また「義」は、「義母」「義父」のように婚姻関係などで結ばれる親子関係を意味する漢字でもあります。
代用品の意味もあり「義足」「義手」「義眼」などが挙げられます。
「義」の漢字の成り立ち・由来
「義」は、会意形声文字です。古くから生贄として捧げられた「羊」とギザギザな刃がついたノコギリを意味する「我」が組み合わさって生まれました。
神への生贄とされた羊を殺し切断する様子を表しており、厳粛な光景から「作法、ふるまい」を意味するようになりました。
「義」のイメージ、名前に込める願い
「義」は、公共のために尽くす様から、誠実で礼儀正しく素直なイメージを与える漢字です。
武士の理念とされているため高潔さや精神力、仁義、忠誠心などを連想することができます。
私欲を捨てて公共の利益に貢献することは、素晴らしいことです。精神力が強く広い視野や懐の深さも思い浮かべることができるでしょう。
困ってる人に寄り添ってくれる心根の優しい姿も想像できます。
行動力のあるリーダー的存在に
民衆の模範でもあった武士の姿から、リーダーの素質もイメージできます。
利己的な考えがないので、繊細な感性と大胆な行動力も持つでしょう。
「義」のイメージから、周囲の人に誠実で自分の信じる道をしっかりと歩んでいける強さもうかがえます。
足利義満の名前にも用いられている漢字でもあるので、将来偉大なことを成し遂げられるはずです。
様々な印象を与えてくれるので名付けの幅も広がります。
- 誠実
- 正しい
- 勇敢
- 清廉
- 模範
- 繊細
- 大胆
- 穏やか
- 優しい
- 懐が深い
- 芯が強い
- 古風
これらのイメージから、名前にこのような由来や意味を込めることができます。

芯が強く、人として正しいことを貫けるように

利己的な考えにとらわれることなく、誰にでも誠実であれるように

困っている人がいれば、何の迷いもなく助けられるような優しい人になるように
「義」の読み方いろいろ
「義」の音読みは「ギ、キ」、訓読みは「よ(い)」と読みます。
名前に使える読み方は「あき、いさ、しげ、たて、ただし、ちか、つとむ、とも、のり、みち、よし、よしのり、より」などさまざまです。
男の子の名付けに人気
男の子の名前で定番の「義」は、1文字で「よし、あき、つとむ」で・の響きで名付けることができます。
特に男の名づけでは「よし、あき、しげ、のり、みち」、女の子の名づけでは「よし、まさ」の響きが使われます。
義を使った男の子/女の子の名前~由来&意味付け~
「義」を使った名前を、由来や意味と共にご紹介します。リンク先で姓名判断もできるので気になる名前があったらチェックしてみてください。
- 正義(せいぎ)
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「義」と同じく人としての道徳的な正しさを意味する熟語をそのまま使った名前です。
穏やかで芯が強い印象を与え、誠実と調和を大切にする子に育つでしょう。困っている人を見過ごせない優しさもうかがえます。
誰に対しても正直で、助け合いができる天真爛漫な人になるようにと願いを込めることができます。
- 義嵩(よしたか)
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容量の意味がある「嵩」を添え字に用いた男の子の名前です。
人間としての大きさや厚みの意味も持つ「嵩」は、山々の雄大なイメージを持つ漢字として古くから愛されてきました。
どっしりと構えて些細なことでは動じない豪胆さや落ち着いた様子をイメージすることができます。
常に穏やかで冷静な人柄を持ち、誰にでも誠実な人になるようにと願いを込めることができる名前です。
- 和義(かずあき)
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和やか、平和の意味を持つため男女問わず人気のある「和」を頭字に用いた男の子の名前です。
「義」を「あき」と読むことで、穏やかで優しいイメージを抱くことができます。
「和」は人との和のイメージもあるため、平和主義で温かみのある人物像を思い浮かべることができます。
穏やかで思慮深く、周囲の人の調和を大切にする人になるようにと願いを込めることができる名前です。
- 義枝(よしえ)
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木々の幹から伸び葉を茂らせる枝は、人々に木陰を提供します。
ほっと息がつける憩いの場となり、穏やかで優しい性格の持ち主を連想できるでしょう。
日本らしい古風な響きは、大和撫子のように芯の強さやお淑やかさを連想することができます。
協調性と誠実さを大切にし、周囲の人から頼りにされる優しい人になるようにと願いを込めることができます。
- 紬義(つむぎ)
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女の子の名づけに用いられる漢字ランキングで毎年上位にランクインする程高い人気がある「紬」を頭字に用いた名前です。
繭から糸を引き出す行為を意味するため、努力家や素朴のイメージがあります。
絹織物の一種である「紬」は丈夫で趣味が良いとされるため粋とされてきました。特に「大島紬」は上品な印象です。
おしゃれで心根が優しく、困っている人を見過ごせない強さを持つ人になるようにと願い込めることができます。
男女どちらにも名付けられる名前
男の子におすすめの名前
女の子におすすめの名前
「義」は名前に良くない?名付けの際の注意点
古くから多くの男の名前に用いられてきた「義」ですが、病にかかりやすいと言われることがある漢字でもあります。
また「ぎ」の読みは濁点が入ることから名前が濁る、人生が波瀾に満ちるという理由で特に年配の方から指摘されることが多いようです。
しかし「義」はたくさんの武将や偉人の名前に用いられています。濁点も好みの問題なので、何よりもご両親の名前に込めたい想いを優先すべきです。
「義」を使った名前
291 件の名前がみつかりました
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前日(4月30日)
「名前に使える漢字」ランキング
順位 | 漢字 | 画数 | 読み | いいね |
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1 | 來 | 8 | くる。きたす、きたる。こちらにやってくる。これから、これから先、この次の。時間的にこれからくる未来や将来。ねぎらう、いたわる、励ます。 | |
2 | 陽 | 12 | 太陽、日、日の光。ひなた、日が当たる側。明るく、暖かい。明るい、明らか、表に現れていること。いつわる、みせかける。うわべ、うわべの見せかけ。積極的、能動的なもの。 | |
3 | 和 | 8 | やわらぐ、なごむ、なごやか、のどか、うららか。静まる、柔らかになる、和らげる、仲良くなる。あえる、混ぜる、調合する。合わせる、合う。整う。調子を合わせる。ほどよい様子。大和、日本。海上が穏やかな様子。 | |
4 | 葵 | 12 | あおい。アオイ科の植物の総称。 | |
5 | 采 | 8 | さい。さいころ。六つの面に一から六までの目が入っている立方体の物。采配の略。 | |
6 | 莉 | 10 | モクセイ科の植物、茉莉花(まつりか)。ジャスミン。 | |
7 | 茉 | 8 | 茉莉。ジャスミン。モクセイ科の常緑小低木 | |
8 | 悠 | 11 | 時間的または空間的に遠い、はるか、永遠。どこまでも続く様子。ゆったり、のんびりしている、のどかな様子。気の長い、急がない。 | |
9 | 玖 | 7 | 黒い色の美しい石。契約書や証書などで数字の九の代わりとして書く文字。 | |
10 | 那 | 7 | 多い。美しい。疑問や反語を表す語、なんぞ、いかんぞ、いかん。あれ、あの。どれ、どの。(時間や場所)において。 |