「典」の意味、読み方や画数は?典に込める願い、典を使った名前一覧

典

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意味&イメージ
ふみ、書物、文書。のり、手本、規則、決まり、しきたり。儀式、礼式、つね、いつもと変わらず同じであること。整っている。つかさどる。物を質に入れること。など。
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漢字の意味から「典」は「聡明 堅実」のイメージがあります。 ▼「典」のイメージ、名前に込める願い
名前の読み方
「典」は様々な読み方があり、一文字の名前では「つかさ、のり、てん、ふみ」など、二文字名は「桜典(おうすけ)、典子(のりこ)、佑典(ゆうすけ)、旺典(おうすけ)」などがあります。 ▼「典」を使った名前一覧を見る
画数 8画
種類 常用漢字   名付けに使えます
名のり おき・すけ・つかさ・つね・ふみ・みち・もり・よし・より
訓読み 【表外読み】ふみ・ のり
音読み テン
部首 八(はち/はちがしら)
学習漢字 学習漢字4年
熟語 仏典(ぶってん)・古典(こてん)・出典(しゅってん)・字典(じてん)・式典(しきてん)・宝典(ほうてん)・法典(ほうてん)・事典(じてん)・祝典(しゅくてん)・香典(こうでん)・恩典(おんてん)・祭典(さいてん)・聖典(せいてん)・辞典(じてん)
他字体
意味 ふみ、書物、文書。のり、手本、規則、決まり、しきたり。儀式、礼式、つね、いつもと変わらず同じであること。整っている。つかさどる。物を質に入れること。
イメージ

表外読みは常用漢字表にない読み方です

「典」の意味

  • ふみ。書物。基本となる書物。
  • のり。手本。規則。
  • よりどころ。しきたり。
  • 儀礼。儀式。
  • 正しい。整っている。
  • つかさどる。
  • さかん。律令制の四等官のうち、大宰府の第四位。

「典」は、「経典」や「教典」といった基礎となる書物を意味する漢字です。

「典型」や「典故」の言葉があるように、手本やしきたりといった意味もあります。「典礼」など、儀式や儀礼にも用いられる場面を見たことがある人も多いでしょう。

「典獄」といった、何かを司るという意味もあります。また、律令制における官職の一つを指す漢字でもあります。

平安時代の医療を司った「典薬寮(てんやくりょう)」

平安時代の省の一つ「典薬寮(てんやくりょう)」は、貴族や帝の健康を守っていました。

典薬寮とは、医術や薬を統括する宮内省に属する省のことです。「典」には司るという意味があったため、典薬寮の役人は、今でいう薬剤師や医師と同じ役割を任されていました。

薬の扱いや処方は細心の注意が必要であり、現代でも厳しい試験をクリアする必要があります。1000年前の人々の健康を支えたのも、また薬や医療を司った人々だったのです。

「典」の漢字の成り立ち・由来

「典」は、会意文字です。書物として文字が書かれた竹簡や木簡を意味する象形文字とそれを置く台を意味する象形文字が組み合わさって成り立ちました。

重厚感のある書物が、台の上に乗っている様子から「手本、法則」といった意味が生まれました。

「典」のイメージ、名前に込める願い

「典」は、基本となる書物や変わらない基準という意味から、人々の模範となる礼儀正しい姿を連想できる漢字と言えます。

ピンと伸びた背筋によく通る声で発言するような、真面目で思慮深い人物を思い浮かべることができるでしょう。

人の手本となることは、自分を律する必要があるため、誰にでもできることではありません。

穏やかさと包容力

穏やかで包容力と芯の強さも兼ね備えている姿も連想できます。努力を積み重ねる様子から、将来の夢や目標を叶えることができる漢字です。

様々な印象を与えてくれるので名付けの幅も広がります。

  • 模範
  • 真面目
  • 礼儀正しい
  • 思慮深い
  • 努力
  • 原点
  • 着実な一歩
  • 勇気
  • 芯が強い
  • 穏やか
  • 包容力

これらのイメージから、名前にこのような由来や意味を込めることができます。

真面目で、人々の規範となる人になるように

努力家で芯が強く、夢を実現することができる人生を送れるように

原点に戻り、自分を振り返ることができる人に成長できるように

「典」の読み方いろいろ

「典」の音読みは「テン」、訓読みは「のり、ふみ」です。

名乗りに用いられる読みは、「おき、すけ、つかさ、つね、とも、ひろ、みち、もり、よし、より」です。

昔から男女両方の名前に用いられてきたため、男の子なら「正典(まさのり)」、女の子なら「典子(のりこ)」といった名前を名付けることができるでしょう。

「典」を使った男の子/女の子の名前~由来&意味付け~

芳典(よしのり)

「芳」を名前に用いることで、柔らかく繊細なイメージを加えることができます。

「芳雅」などの言葉から、優しく爽やかな姿をイメージできる名前です。「芳」には、名声や美徳といった意味もあるため「典」と組み合わせることで、品行方正で所作が美しく、古典文学や音楽を愛する人になることを願うことができるでしょう。

情緒豊かで穏やか、人を包み込むような優しさを持てるようにといった願いも込めることができる名前です。

⇒ 芳典の姓名判断をチェック

祐典(ゆうすけ、ひろみち)

男の子の名前の定番である「祐」を用いた名前です。

「祐」には、神様や仏様による助けや人をかばい助けるという意味があります。

「困難に遭っても、誰かの助けを得られるように」といった願いや成長への期待を名前に込めることができるでしょう。

「典」と組み合わせることで、「困っている人に手を差し伸べられる、優しさを持てるように」「幸福と良き友人に恵まれる正義感の強い男性になるように」を連想できる名前です。

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奏典(かなのり)

楽器を奏でる様子をイメージできる「奏」を頭字に用いた男の子の名前です。

癒される音楽を演奏する姿から、穏やかで理知的、努力を惜しまない様子や結果が実る様子をイメージできます。

人の心を癒し、判断力や耳が優れている様子も連想できるでしょう。

「典」は、古典やクラシックを連想しやすいため「奏」との共通点があると言えます。「情緒豊かで、努力が報われる豊かな人生を歩めるように」といった願いが込められます。

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胡典(こふみ)

「胡」は「胡蝶蘭」などの言葉から、優雅なイメージがある漢字であることから、女の子の名付けに人気があります。

胡蝶蘭の花言葉は、蝶のような花から「幸せが飛んでくる」であるため、美しい花のように愛らしく幸福が訪れる人生を願う名前にすることができます。

「典」と組み合わせることで、おしゃれで古風な雰囲気の名前になります。

「ルールを重んじ、広い視野を持つ人に成長するように」といった願いを込めることができます。

⇒ 胡典の姓名判断をチェック

典花(てんか、のりか)

「か」「はな」の読みで、女の子の名前に人気がある「花」を添字に用いた名前です。

「花」は可憐で愛らしい印象だけでなく、成長や繁栄も連想することができる漢字です。

多くの人から愛される様子から、周囲の人を笑顔にすることができる人柄をイメージできるでしょう。

「典」と組み合わせることで、美しい字面の名前と言えます。

「美しく、感性が豊かで命を慈しむ人になれるように」といった願いを込めることができます。

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「典」を使った男の子/女の子の名前リスト

男女どちらにも名付けられる名前

男の子におすすめの名前

女の子におすすめの名前

「典」を使った名前

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42

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