「子」の意味、読み方や画数は?子に込める願い、子を使った名前一覧

子

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意味&イメージ
親の血を引き継ぐ者。こども。大人になっていない者。養育する者。成人した男子の敬称、または自称。 思想家や哲学者の敬称(君子、孔子など)。その他に慈しむ、愛するという意味もなど。
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漢字の意味から「子」は「素直 古風・和風」のイメージがあります。 ▼「子」のイメージ、名前に込める願い
名前の読み方
「子」は、名前として「莉子(りこ)、瑚子(ここ)、三紗子(みさこ)、璃子(りこ)、凜子(りこ)、真子(まこ)、佳子(かこ)」などの読み方で使われています。 ▼「子」を使った名前一覧を見る
画数 3画
種類 常用漢字   名付けに使えます
名のり さね・しげ・しげる・ただ・たね・たか・ちか・つぐ・とし・ね・み・みる・やす
訓読み こ【表外読み】み・ おとこ・ ね
音読み シ・ス
部首 子(こ/こへん)
学習漢字 学習漢字1年
熟語 才子(さいし)・太子(たいし)・王子(おうじ)・父子(ふし)・分子(ぶんし)・氏子(うじこ)・冊子(さっし)・令子(れいし)・因子(いんし)・舟子(しゅうし/ふなこ)・利子(りし)・君子(くんし)・弟子(ていし/でし)・里子(さとご)・赤子(せきし/あかご)・呼子(よびこ/よぶこ)・拍子(ひょうし)・店子(たなこ)・長子(ちょうし)・柑子(かんし/こうじ)・皇子(こうし/おうじ)・胞子(ほうし)・面子(メンツ/めんこ)・振子(しんし/ふりこ)・格子(かくし/こうし)・息子(そくし/むすこ)・原子(げんし)・扇子(せんす)・鬼子(おにご)・庶子(しょし)・帽子(ぼうし)・張子(はりこ)・粒子(りゅうし)・椅子(いす/いし)・硝子(しょうし/ガラス)・獅子(しし)・嗣子(しし)・電子(でんし)・様子(ようす)・種子(しゅし/しゅじ)・嫡子(ちゃくし/てきし)・障子(しょうじ)・銚子(ちょうし)・撫子(なでしこ)・養子(ようし)・厨子(ずし)・調子(ちょうし)・諸子(しょし)・水菓子(みずがし)・烏帽子(えぼうし/えぼし)・案山子(あんざんし/かかし/かがし)・貴公子(きこうし)
他字体
意味 親の血を引き継ぐ者。こども。大人になっていない者。養育する者。成人した男子の敬称、または自称。 思想家や哲学者の敬称(君子、孔子など)。その他に慈しむ、愛するという意味も
イメージ

表外読みは常用漢字表にない読み方です

「子」の意味

  • こども、親から生まれた子
  • 種、実、果実、卵
  • 男、成人した男性で特に地位のある人に付ける敬称、先生
  • 小さいもの、こまかいもの
  • 物の名前の後ろに添える接尾語
  • 十二支の一番目、動物のネズミ

「子」という漢字はもともと子どもという意味を持って生まれたものです。

そのため、人間に限らず動物や植物に至るまで子孫を残す生物には全て子という漢字が使われています。

十二支の一番目であるネズミが子という漢字なのは、十二支の子には新しい命の萌始めという意味があるため、子だくさんのネズミが割り当てられたのだと言われています。

このことからも子という漢字には子孫繁栄を願う意味も込められていると言えます。

子の漢字の成り立ち・由来

「子」は象形文字でその形がもととなって生まれた漢字です。幼い子どもが両手を広げている形であり、そこから小さな子どもを表す漢字として使われるようになりました。

「子」の漢字の歴史は古く、飛鳥時代には地位の高い男性の名前に使われていました。平安時代になると高貴な女性の名前に使われるようになり、ここから女性の名前に付けるものとして定着していきました。

「子」のイメージ、名前に込める願い

「子」は子どものようなかわいらしさ、女の子らしさというイメージが強い漢字です。元々は位の高い人や学徳に優れた人に用いられていた漢字なので、高貴な気品のあるイメージも持ち合わせています。

これらのイメージから、このような願いを込めることができます。

人に尊敬されるような人格の優れた人になるように

可愛らしく多くの人に好かれる人になるように
いつまでも女性らしく生きていけるように

多くのことを学び学問に優れた人になるように

また「子」という漢字自体が人を表す言葉であるため、組み合わせる漢字によってさらに様々な願いを込めた名前にすることが出来ます。

「愛」幸」「恵」など意味のある数多くの漢字と組み合わせることが出来るのも、子という漢字が持つ素晴らしい特徴です。

例えば「愛子」だったら、愛し愛される人になりますように。「恵子」だったら、恵み豊かな人生になりますように。等の様々な願いを込めた名前にすることが出来ます。

また近年では「莉子(りこ)」、「桜子(さくらこ)」、「夏菜子(ななこ)」など人気の漢字と組み合わせる、可愛らしい響きの名前が人気となっているようです。

特に「莉子」は名前ランキングでここ数年、トップ10の常連となっていますので、「子」を使った名前が再び人気を取り戻しつつあるのかもしれません。

「子」は様々な漢字と愛称が良いので、可愛らしい雰囲気にしたり、落ち着いた雰囲気にしたり、変幻自在に使うことができます。

「子」の読み方いろいろ

「子」の漢字の読み方は、あまり多くないイメージがあるかもしれませんが、実は数多くあります。

音読みでは「こ」、訓読みでは「シ、ス」があり、また名前に使える読み方では「さね、しげ、しげる、たか、ただ、たね、ちか、つぐ、とし、ね、み、みる、やす」と実に様々あります。

「子」は「こ」と読ませて、女の子の名前に使うイメージが強いですが、男の子の名前にも使われます。

女の子の場合「子(こ)」と読むことがほとんどですが、男の子の場合は「子(し)」で使う場合が多いようです。例えば「光子郎(こうしろう」、「太子(たいし)」などがあります。

「子」を名前に使う際の注意点

「子」という漢字は、実に数多くの名詞に使われています。帽子・扇子・梯子など物に付けられている場合も非常に多いです。また、人という意味で子という漢字を使用している名詞の中には

  • 網子(あみこ):漁師
  • 臣子(しんし):家来
  • 新子(しんこ):新しく遊女や芸者になった者。コノシロの幼魚

という意味の言葉も存在します。もちろんそれを知った上で、願いを込めてつけた名前でしたら問題ありませんが、名前を見た人に違うイメージを持たれてしまう場合もあるかもしれませんので、事前に同じ漢字の名詞がないか確認しておくことをお勧めします。

「子」の漢字の説明の仕方

  • 子供の子
  • 北川景子の「子」

「子」を使った熟語

大和撫子(やまとなでしこ)
清楚で美しい日本の女性。日本人女性の美しさや奥ゆかしさ等をたたえる時に使う言葉。「撫子(ナデシコ)」とは植物の名前で夏から秋にかけて淡紅色の花を咲かせます。か弱さの中にも、凛とした強さやりりしさがあることをナデシコの花になぞらえた言葉です。
聖人君子(せいじんくんし)
知識や徳に優れた、人格的にも非のうちどころの無い人物のこと。高潔で理想的な人物のことです。「聖人」とは徳が高く人格的に優れた、生き方において他の人の模範となるような人物のことを指します。「君子」とは教養や才能に優れた賢者のことです。

子が付く名前は古い?時代と共に変化する女の子の名付け

「〇子」と言う名前は、女の子の名付けの定番ですが、昨今ではあまり見かけなくなりました。

1957年に「明美」が名付けランキング10位内に入るようになってから「子」が付かない名前は時代と共に増加傾向となっています。

1980年代に入るとは〇美、という名前や愛、恵など一文字の名前が多くを占めるようになり、1990年代後半には、子が付く名前が10位以内から姿を消しました。

2000年代には「莉子」が人気名に

2000年代に入ると「莉子(りこ)」と言う名前の人気が上昇します。

昨今の傾向としては、「かこ」「にこ」「きこ」など二音におさまる名前が品と可愛らしさを兼ね備えた名前として人気が高いです。

子が付く名前は形を変えて親しまれ続ける

「子」が付く名前は古臭い、シワシワネームと捉えられる面もありますが、付け方によっては洗練された名前になります。

今でこそ少なくなりましたが、少なくなったからこそ、普遍的でありながらも新鮮味を感じる名前として見直されています。

子が付く名前は、やはり日本人になじみがあります。時代の傾向によって人気は変化するものの、今後も長く親しまれる名前となるでしょう。

「子」を使ったおすすめの名前

「子」を使ったおすすめの名前をご紹介します。リンク先で姓名判断もできるので気になる名前があったらチェックしてみてください。

女の子の名前

おすすめの名前ピックアップ

⇒「子」を使った女の子の名前をすべて見る

男の子の名前

おすすめの名前ピックアップ

⇒「子」を使った男の子の名前をすべて見る

「子」を使った名前

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「名前に使える漢字」ランキング

順位 漢字 画数 読み いいね
1 12 太陽、日、日の光。ひなた、日が当たる側。明るく、暖かい。明るい、明らか、表に現れていること。いつわる、みせかける。うわべ、うわべの見せかけ。積極的、能動的なもの。
306
2 8 さい。さいころ。六つの面に一から六までの目が入っている立方体の物。采配の略。
139
3 10 モクセイ科の植物、茉莉花(まつりか)。ジャスミン。
484
4 8 茉莉。ジャスミン。モクセイ科の常緑小低木
105
5 12 あおい。アオイ科の植物の総称。
305
6 8 くる。きたす、きたる。こちらにやってくる。これから、これから先、この次の。時間的にこれからくる未来や将来。ねぎらう、いたわる、励ます。
187
7 11 時間的または空間的に遠い、はるか、永遠。どこまでも続く様子。ゆったり、のんびりしている、のどかな様子。気の長い、急がない。
323
8 8 やわらぐ、なごむ、なごやか、のどか、うららか。静まる、柔らかになる、和らげる、仲良くなる。あえる、混ぜる、調合する。合わせる、合う。整う。調子を合わせる。ほどよい様子。大和、日本。海上が穏やかな様子。
239
9 7 黒い色の美しい石。契約書や証書などで数字の九の代わりとして書く文字。
103
10 11 いろどる、色をつける、配色する。さまざまな色の組み合わせ。色を組みあわせて飾ること。いろどり、あや、模様。ツヤ、輝き、光。美しい、飾りがある、模様がある。様子、姿。化粧する。美しさを付け加える。
266

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