「克」の意味、読み方や画数は?克に込める願い、克を使った名前一覧

克

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意味&イメージ
力を尽くして成し遂げる、勝つ。じゅうぶんに。など。
「克」の漢字データを見る
漢字の意味から「克」は「希望」のイメージがあります。 ▼「克」のイメージ、名前に込める願い
名前の読み方
「克」は様々な読み方があり、一文字の名前では「すぐる、かつみ、まさる」など、二文字名は「克維(かい)、克己(かつみ)、克彦(かつひこ)、克樹(かつき)」などがあります。 ▼「克」を使った名前一覧を見る
画数 7画
種類 常用漢字   名付けに使えます
名のり いそし・すぐる・たえ・なり・まさる・まり・よし・かつ・かつみ
訓読み 【表外読み】か(つ)・ よ(く)
音読み コク
部首 儿(にんにょう/ひとあし)
他字体
意味 力を尽くして成し遂げる、勝つ。じゅうぶんに。
イメージ

表外読みは常用漢字表にない読み方です

「克」の意味

  • かつ。うちかつ。力を尽くしてかつ。
  • よく。じゅうぶんに。

「克」は、打ち勝つという意味のある「克服」で知られる漢字です。

「克己」「超克」のように力を尽くして勝つという意味もあります。

また、「克明」といった、よくや十分にといった意味を持つ言葉にも用いられます。

アスリートの座右の銘に多い「克己の精神」

「克己の精神」とは、己に打ち勝つ心、精神という意味を持つ言葉です。

欲望に負けずに自身を追い込む様子から、座右の銘にしているアスリートも多いです。

もともとの語源は、中国の思想家・孔子の「論語」に記された「克己復礼」とされています。

欲望に打ち勝ち、礼儀を守ることは、現代でも周囲や目上の人と良好な関係を築くためにとても大切なことです。

欲望のコントロールは、自立や生きやすさにもつながっていると言えるでしょう。

「克」の漢字の成り立ち・由来

「克」の成り立ちには諸説ありますが、象形文字とされています。

「克」の字そのものが、人が重そうな冑(かぶと)を被っている様子を表しています。

上からの重さや重圧に負けずに頑張っている姿から、「打ち勝つ」という意味が生まれました。

「克」のイメージ、名前に込める願い

「克」は、「克服」という言葉からも分かるように、苦手なことでも努力し、乗り越える力や強さを連想させる漢字です。

食べ物や勉強、スポーツなど、大人でも苦手なものが多くありますが、努力や工夫でひたむきに取り組むことで、達成感や自己肯定感が上がりやすくなります。

このような姿勢は立派で頼りがいがある印象を与え、男性らしいたくましさも感じさせます。

耐え抜く強さと意志

また、重い冑をかぶった姿から、苦難に耐え抜く強さも連想できます。

耐え忍ぶことは、強い意志を持ち、逃げずに前を見据えてじっとチャンスを待つことです。

これは誰にでもできることではなく、勇猛果敢さや判断力、知的な面も感じさせます。

「下剋上」という言葉からも分かるように、聡明で自らの運命を切り開き、大きなことを成し遂げる人物をイメージさせる漢字です。

様々な印象を与えてくれるので名付けの幅も広がります。

  • 克服
  • 強さ
  • 努力
  • ひたむき
  • 自信
  • 辛抱強い
  • 強い意志
  • 勇敢
  • たくましい
  • 聡明
  • 判断力
  • 打破する力

これらのイメージから、名前にこのような由来や意味を込めることができます。

困難に遭っても乗り越えられる強さを持てるように

聡明で心身ともにたくましい人に成長できるように

辛抱強く、大きなことを成し遂げられる人になるように

「克」の読み方いろいろ

「克」の音読みは「コク」、訓読みは「か(つ)、よ(く)」です。

名乗りに用いられる読みは「いそし、かつ、かつみ、すぐる、たえ、なり、まさる、みつ、よし、まり」です。

男の子の名前に人気があり、「克晃(かつあき)」「克絃(かいと)」などの名前で名付けられます。

克を使った男の子/女の子の名前~由来&意味付け~

「克」を使った名前を、由来や意味と共にご紹介します。リンク先で姓名判断もできるので気になる名前があったらチェックしてみてください。

克(まさる、かつみ)

「克」は、1文字で名付けることができる漢字として人気があります。

「克」の読み方は複数ありますが、中でも「まさる」や「かつみ」は、一般的に読みやすいと人気があります。

シンプルな「かつ」の読みは、格好良さだけでなく「勝つ」と同じ発音になるため、強さや栄光といった印象も加わるでしょう。

「自分自身に打ち勝つ精神力を持つように」「実力を発揮し大きなことを成し遂げられるように」といった願いが込められます。

⇒ 克の姓名判断をチェック

克弥(かつや)

日本男児らしい「弥」を添字に用いた名前です。

「や」の読みで知られている「弥」には、ますますや広く行き渡るといった意味があります。

大らかで広大な様子を思い浮かべることができるため、周囲を見渡せる視野の広さや判断力を連想することができます。

和風なイメージから「克」との相性も良い漢字と言えるでしょう。

「正義感が強く、自分にできることを頑張る優しい人に成長するように」といった願いを込めることができます。

⇒ 克弥の姓名判断をチェック

克倫(かつとし)

「倫」を「とし」の読みで添字にした男の子の名前です。

「倫理」などから、人として守らなければならない道や事柄を意味する「倫」は、おしゃれで人との繋がりを連想できる漢字として人気があります。

「克」と組み合わせることで、自分に厳しく協調性のある人物をイメージすることができるでしょう。

努力を怠らず、友達想いで困っている人を助けることができる強さや知的な面もうかがえる名前です。

⇒ 克倫の姓名判断をチェック

克章(よしあき)

「第一章」など小説や楽譜で目にすることが多い「章」は、文学や音楽などのイメージが強い漢字です。

「芸術的な才能が豊かであるように」といった願いを込められることで、男の子の名前に人気があります。

「克」よりも画数が多いため、メリハリのある字面の名前になることも魅力の感じです。

「克」と組み合わせることで、欲望に負けることなく自分の目標に向かって努力できる姿がイメージできる名前と言えます。

⇒ 克章の姓名判断をチェック

克枝(かつえ)

「枝」を「え」の読みで添字に用いた女の子の名前です。

理知的なイメージがある「枝」を名前に用いることで、賢く穏やかな女性の姿を思い浮かべることができます。

特に枝は枝分かれして成長をするため、健やかな成長や努力が花咲く様子、些細なことも糧にする様子を連想できるでしょう。

「克」と組み合わせることで、「これから先困難があったとしても、打ち勝って成長できる人になるように」といった願いを込めることができます。

⇒ 克枝の姓名判断をチェック

「克」を使った男の子/女の子の名前リスト

男女どちらにも名付けられる名前

男の子におすすめの名前

女の子におすすめの名前

「克」を使った名前

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「名前に使える漢字」ランキング

順位 漢字 画数 読み いいね
1 8 さい。さいころ。六つの面に一から六までの目が入っている立方体の物。采配の略。
139
2 10 モクセイ科の植物、茉莉花(まつりか)。ジャスミン。
485
3 8 くる。きたす、きたる。こちらにやってくる。これから、これから先、この次の。時間的にこれからくる未来や将来。ねぎらう、いたわる、励ます。
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4 12 太陽、日、日の光。ひなた、日が当たる側。明るく、暖かい。明るい、明らか、表に現れていること。いつわる、みせかける。うわべ、うわべの見せかけ。積極的、能動的なもの。
309
5 7 黒い色の美しい石。契約書や証書などで数字の九の代わりとして書く文字。
106
6 8 やわらぐ、なごむ、なごやか、のどか、うららか。静まる、柔らかになる、和らげる、仲良くなる。あえる、混ぜる、調合する。合わせる、合う。整う。調子を合わせる。ほどよい様子。大和、日本。海上が穏やかな様子。
241
7 12 あおい。アオイ科の植物の総称。
306
8 8 茉莉。ジャスミン。モクセイ科の常緑小低木
106
9 11 いろどる、色をつける、配色する。さまざまな色の組み合わせ。色を組みあわせて飾ること。いろどり、あや、模様。ツヤ、輝き、光。美しい、飾りがある、模様がある。様子、姿。化粧する。美しさを付け加える。
267
10 4 つき。空に見える天体のひとつ。地球の衛星。ひとつき。一か月。歳月、年月。七曜のひとつ、月曜
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