「杏」の意味、読み方や画数は?杏に込める願い、杏を使った名前一覧

杏

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意味・イメージ
あんず(からもも)。乙女のはにかみ。臆病な愛。疑い、疑惑。 など…
「杏」は「可愛い、色、自然、草花・樹木、春、夏」のイメージがあります。
「杏」の意味や由来
印象・願い
杏の花のように可憐で美しい女性に成長するよに。たくさん実る果実のように健康的に育つように。実りある人生を送れるように。「奈」という「からなし、カリン」という果樹を意味する漢字を組……
「杏」のイメージ、名前に込める願い
名前の読み方
「杏」は様々な読み方があり、一文字の名前では「あん、あんず、きょう、こう」など、二文字名は「杏奈(あんな)、杏樹(あんじゅ)、柚杏(ゆあ)、杏菜(あんな)」などがあります。
「杏」を使った名前一覧を見る
画数 7画
種類 人名用漢字   名付けに使えます
名のり
訓読み あんず
音読み キョウ・アン
部首 木(き/きへん)
他字体
意味 あんず。果樹の名称。からもも。バラ科の落葉小高木。
イメージ

表外読みは常用漢字表にない読み方です

「杏」の意味

  • あんず(からもも)

「杏」はバラ科の落葉高木「あんず」を意味する漢字です。

果実は梅に形がよく似ていて、生で食べると甘酸っぱい味がします。

英語では「アプリコット」と言い、ジャムなどにしてお菓子に使われる果物として有名です。

花の開花時期&収穫期

杏の花の時期は春(3月、4月)で薄いピンクの可愛らしい花を咲かせ、初夏(6月頃)に薄いオレンジ色の実を付けます。

杏の種は漢方にも使われる

杏仁豆腐の「杏仁」とは、杏(あんず)の種の中にある白い実のことで、漢方では「杏仁(きょうにん)」と呼ばれ、喘息や咳の治療薬として使われています。

杏仁豆腐はこの「杏仁」を粉状にすり潰し、甘味を加えて寒天で冷やし固めた中国発祥のデザートです。

杏の花言葉

「杏」にはいくつかの花言葉があります

  • 乙女のはにかみ
  • 臆病な愛
  • 疑い、疑惑

「乙女のはにかみ」という花言葉は、杏の花が桜の花の時期よりも一足早く、少女がはにかんで頬を染めたような薄いピンクの花をさかせることに由来していると言われています。

「臆病な愛」という花言葉もこの恥じらいや、はにかんだ少女の様子から来ているのかもしれません。

「疑い」「疑惑」という花言葉がありますが、由来はいくつかあり、一説では杏の花が春の同じような時期に花を咲かせる桜や梅と似ていて、見間違える人が多かったということから生まれたと言われています。

「杏」の名前の意味やイメージ、名前に込める願い

「杏」は、春に薄いピンクの花を咲かせ、薄いオレンジの綺麗な実を付けることから、とても可愛らしいイメージを持っている漢字です。

  • 可憐
  • かわいい
  • 果実
  • 成長

これらのイメージから、「杏」がつく名前にこのような由来や意味を込めることができます。

杏の花のように可憐で美しい女性に成長するよに

たくさん実る果実のように健康的に育つように

実りある人生を送れるように

「杏」の色のイメージは、果実の色から薄いオレンジの印象があります。

また赤味がかった薄いオレンジは「アプリコットカラー」と呼ばれ、化粧下地やネイル、リップなど、肌馴染みが良く、顔色を綺麗に見せてくれる色として女性にとても人気があります。

「杏」は昔から漢方薬として使われてきた背景があることから「人の役に立つ」「人助けができる」というイメージも持つことができます。

花や果実が可愛らしく美しいだけではなく、食用としても薬用としても古くから人々の役に立ってきたのです。

「杏」の読み方いろいろ

「杏」の読み方は、音読みでは「アン、キョウ」、訓読みでは「あんず」、名前に用いられる名のりでは「あ」があります。

「アン」の読み方で女の子の名前に用いられることが多い漢字ですが、男の子の名前に「キョウ」の読みで用いることもできます。

また、一文字で「杏(アン)」という名前も考えられます。

「アン」の読みが一般的なため、男の子の名前で「杏(キョウ)」を用いる場合は、「アン」に引っ張られないように「杏介」など、男の子らしい漢字と組み合わせると「キョウ」という読みがイメージされやすいでしょう。

外国風の名前にも

「アン」という読みは、外国風という点でも人気があります。

「アン」は海外でも一般的に女性の名前として使われているので、海外の方でも覚えやすく呼びやすい名前です。

将来の海外での活躍を願って「アン」という名前にするのも良さそうです。

杏の漢字の成り立ち・由来

「杏」は「木」と「口」の組み合わせで成り立っている会意兼形声文字です。

「木」は大地をに生える木を意味し、「口」は美味しい実を表していて、「美味しい実のなる木」が由来となっています。

「杏」の漢字の説明の仕方

  • 果物の杏(あんず)
  • 杏仁豆腐の杏(あん)
  • 鈴木杏樹の杏(あん)

「杏」を使った熟語

橘井杏林(きつせいきょうりん)
医者に帯する敬称、医者を美称する時に用いる言葉です。
中国の古い伝記「神仙伝」を由来としています。
蘇耽(そたん)が臨終の時に、病が流行することを予言し、橘の葉と井戸水が疫病に効果があると予言したことから「橘井」という言葉が生まれました。
また、董奉(とうほう)という名医が治療代を取る代わりに杏の木を植えさせたという逸話から名医のことを指して「杏林(きょうりん)」と呼ぶようになりました。
銀杏(ぎんなん・いちょう)
イチョウの木は、日本でも街路樹としてよく見かける落葉高木です。
太古の昔から存在する、世界最古の樹木と言われています。
イチョウの木になる実を「銀杏(ぎんなん)」と呼び、堅い種の中にある実は食用として身近に流通しています。
また、相撲の世界では、十両以上の力士の髷の先をイチョウの葉の様に広げた髪型を「大銀杏(おおいちょう)」と言います。

「杏」がつくおすすめの名前~名前の由来&意味付け~

「杏」がつく名前を、由来や意味と共にご紹介します。リンク先で姓名判断もできるので気になる名前があったらチェックしてみてください。

「杏」が付く女の子の名前(由来&意味付け)

杏奈(あんな)

「奈」という「からなし、カリン」という果樹を意味する漢字を組み合わせた名前です。
「杏」もアンズの果樹を意味することから果物をイメージさせる、女の子らしい可愛い雰囲気の名前になります。
「アンナ」という読みの響きは、可愛らしさと外国風のオシャレさを兼ね備えています。

杏香(きょうか)

「杏」を「きょう」の読みで用い、止める字に「香」を組み合わせた名前です。
「香」は良い匂いを表す漢字で、上品さや美しさというイメージがあります。
「杏」との組み合わせで、ほのかに香る杏の良い匂いをイメージさせる品の良い雰囲気を持った名前になります。
「きょうか」という読みの響きは凛とした女性の美しさを感じさせます。

おすすめの名前ピックアップ

⇒「杏」がつく女の子の名前をすべて見る

⇒「杏」がつく男の子の名前をすべて見る

「杏」を使った名前

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「名前に使える漢字」ランキング

順位 漢字 画数 読み いいね
1 8 くる。きたす、きたる。こちらにやってくる。これから、これから先、この次の。時間的にこれからくる未来や将来。ねぎらう、いたわる、励ます。
219
2 8 さい。さいころ。六つの面に一から六までの目が入っている立方体の物。采配の略。
176
3 10 モクセイ科の植物、茉莉花(まつりか)。ジャスミン。
510
4 12 太陽、日、日の光。ひなた、日が当たる側。明るく、暖かい。明るい、明らか、表に現れていること。いつわる、みせかける。うわべ、うわべの見せかけ。積極的、能動的なもの。
384
5 8 やわらぐ、なごむ、なごやか、のどか、うららか。静まる、柔らかになる、和らげる、仲良くなる。あえる、混ぜる、調合する。合わせる、合う。整う。調子を合わせる。ほどよい様子。大和、日本。海上が穏やかな様子。
262
6 6 なぎ。風や波がなく、穏やかになっている海面の状態、物事が安定しておさまっているさま。
65
7 4 つき。空に見える天体のひとつ。地球の衛星。ひとつき。一か月。歳月、年月。七曜のひとつ、月曜
149
8 7 黒い色の美しい石。契約書や証書などで数字の九の代わりとして書く文字。
121
9 8 茉莉。ジャスミン。モクセイ科の常緑小低木
135
10 12 あおい。アオイ科の植物の総称。
342

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