「織」の意味、読み方や画数は?織に込める願い、織を使った名前一覧
- 意味&イメージ
- おる。はたを織る、布を織る。はたおり。織物。組み立てる、組あわせる。あやぎぬ。色糸でおられた絹もの。しるし、はた、旗印。など。
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- 漢字の意味から「織」は「上品 美しい 古風・和風 芸術」のイメージがあります。 ▼「織」のイメージ、名前に込める願い
- 名前の読み方
- 「織」は、名前として「光織(みつおり)、織姫(おりひめ)、織音(おりおん)、織鶴(おりつる)、織愛(おりちか)、雅織(まさおり)、久織(ひさおり)」などの読み方で使われています。 ▼「織」を使った名前一覧を見る
画数 | 18画 |
---|---|
種類 | 常用漢字 名付けに使えます |
名のり | おり・り |
訓読み | お(る) |
音読み | ショク・シキ |
部首 | 糸(いと/いとへん) |
学習漢字 | 学習漢字5年 |
熟語 | 染織(せんしょく)・組織(そしき)・綾織(あやおり) |
他字体 | |
意味 | おる。はたを織る、布を織る。はたおり。織物。組み立てる、組あわせる。あやぎぬ。色糸でおられた絹もの。しるし、はた、旗印。 |
イメージ |
表外読みは常用漢字表にない読み方です
「織」の意味
- 織る(おる)、機(はた)を織る、布を織る
- 組み立てる、組み合わせる
- 織物、糸で織った絹
「織」という漢字は、機(はた)で縦糸と横糸を組み合わせて布を作るという「機織り」という意味や、機織りによって作られた布地を指す「織物」という意味を持っています。
様々な熟語に使われていることや、様々な織物の名前などから、私たちに馴染みのある漢字です。
「組織」という言葉があるように、「織」という漢字には、いろいろな物を組み合わせる、組み立てる、という意味も持っています。
糸を織り上げて美しい織物を作ることを「織り成す(おりなす)」と表現します。
また比喩的には、様々な要素を組み合わせて物事を構成することも「織り成す」と言います。
「織」のイメージ、名前に込める願い
「織」という漢字は、まず「織物」や美しく織られた着物を想像させ、そこから様々なイメージが広がります。
- 古風
- 上品
- しなやかさ
- 色鮮やか
- 奥ゆかしさ
- 繊細さ
これらのイメージから、名前にこのような由来や意味を込めることができます。

上品で美しい人に成長してほしい

色鮮やかな人生が送れるように

人に細やかな気遣いが出来る人になるように
「織」は「織物」という意味を持ち、美しい織物をイメージさせます。
日本の織物には生産地により「西陣織」「博多織」「大島紬」など様々な種類があり、日本の大切な伝統工芸品となっています。
このことからも「織」という漢字は、古風な雰囲気と日本の伝統美を持ち合わせています。
職人=努力ができる人
「機をお織る(はたをおる)」という作業を表す意味からは、職人的なイメージを持ちます。
高い技術を持った職人が、一本一本の糸をより合わせて美しい布を織る作業は、非常に繊細であり、それを身につけるには長きにわたる努力と根気が必要です。
このイメージから「努力できる」「継続できる」という願いも込めることもできます。
「織」の読み方いろいろ
「織」の読み方は、音読みでは「シキ、ショク」、訓読みでは「お(る)」、名前に用いることができる名のりでは「おり、おる、はとり、り」があります。
「おり」の読み方で女の子の名前によく使われている漢字です。
他の漢字と組み合わせて名付けに使われる場合がほとんどですが、一文字で「織(おり)」という名前も考えられます。
男の子は雰囲気のある名前に
「織」に女性的なイメージが強く、女の子の名前に使われることが多いですが、男の子の名前にも用いられています。
男の子らしい漢字と組み合わせて用いられることが多いようです。また「伊織(いおり)」という名前は、古くから男の子の名前として親しまれてきました。
昔、「東百官」という、武士たちが朝廷の官職名を模倣した名前を名乗っていたことがありました。
その中に「伊織」があったことから、今でも「伊織」は男子の名前のイメージがあるという人もいるようです。しかし現代では男の子にも女の子にも名づけられています。
織の漢字の成り立ち・由来
「織」は、「糸+戠」の組み合わせで成り立っています。「戠」は「ショク、シ」と読み、「しるし」という意味を持っています。
単独で使われる漢字ではありませんが、織をはじめ職、識、幟などに使われ、漢字の旁(つくり)や音を表す役割をしています。
この戠に「糸」を組み合わせて、模様を目印に糸で布を織るという動作を「織」と表すようになったと言われています。
「織」の漢字の説明の仕方
- 織物の織(おり)
- 織田信長の織(お)
- 持田香織の織(おり)
「織」を使った熟語
- 心織筆耕(しんしょくひっこう)
- 文章を書くことで生計を立てることを表す言葉です。心の中で機を織り、筆で田畑を耕し生活するという意味からできています。
由来は、古代の中国で唐の王勃という人が、人に頼まれて文章を作り、そのお礼に車いっぱいの黄金をもらったことに対して人々がからかったという故事。
「芥川賞をもらい心織筆耕の生活をする」のように使われます。 - 男耕女織(だんこうじょしょく)
- 男女それぞれに天から与えられた職分があるということを表す言葉です。
男子は田畑を耕し、女性は機を織るという意味からできています。
「織」を使ったおすすめの名前~名前の由来&意味付け~
「織」を使った名前を、由来や意味と共にご紹介します。リンク先で姓名判断もできるので気になる名前があったらチェックしてみてください。
「織」が付く女の子の名前(由来&意味付け)
織音(おりね、しおん)

織を名前の頭文字に、音を組み合わせた名前です。
「音」は音色や音楽を意味する漢字で、明るく可愛らしいイメージを持っています。
「織」と組み合わせることにより「織りなす音」という、リズムを感じさせるオシャレな雰囲気の名前になります。
「周りの人を楽しませ幸せにできる人に」などの願いが込められます。
加織(かおり)

頭文字に、加える・増やすという意味を持つ「加」を組み合わせた名前です。
「加」はその意味から、プラスの前向きなイメージを持っています。
「織」と組み合わせることにより、古風で上品な見た目の雰囲気を持ちます。
「社交的な人になるように」などの、多くの人との繋がりを願う意味が込められる名前です。
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「織」が付く男の子の名前
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「織」を使った名前
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「名前に使える漢字」ランキング
順位 | 漢字 | 画数 | 読み | いいね |
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1 | 來 | 8 | くる。きたす、きたる。こちらにやってくる。これから、これから先、この次の。時間的にこれからくる未来や将来。ねぎらう、いたわる、励ます。 | |
2 | 采 | 8 | さい。さいころ。六つの面に一から六までの目が入っている立方体の物。采配の略。 | |
3 | 陽 | 12 | 太陽、日、日の光。ひなた、日が当たる側。明るく、暖かい。明るい、明らか、表に現れていること。いつわる、みせかける。うわべ、うわべの見せかけ。積極的、能動的なもの。 | |
4 | 莉 | 10 | モクセイ科の植物、茉莉花(まつりか)。ジャスミン。 | |
5 | 茉 | 8 | 茉莉。ジャスミン。モクセイ科の常緑小低木 | |
6 | 葵 | 12 | あおい。アオイ科の植物の総称。 | |
7 | 颯 | 14 | はやて、さっと吹く風、疾風。風の吹く様子、その音。きびきびした様子。 | |
8 | 悠 | 11 | 時間的または空間的に遠い、はるか、永遠。どこまでも続く様子。ゆったり、のんびりしている、のどかな様子。気の長い、急がない。 | |
9 | 依 | 8 | 寄りかかる、頼りにする。もたれかかる。よりどころにする、根拠にする。従う。そのまま、元のまま、以前のまま、昔ながら。はっきりしない、ぼんやりしている。弱いものを大切にする。助ける。 | |
10 | 翔 | 12 | かける、とぶ。飛びめぐる、空高く飛ぶ。羽を広げてとぶ。めぐる、あちこち歩きまわる。振り返る。かけり。つまびらか、くわしい。 |