「涼」の意味、読み方や画数は?涼に込める願い、涼を使った名前一覧

涼

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意味&イメージ
すずしい、すずしさ、ひんやりと心地よい冷たさ。冷え冷えとした寂しさ。汚れがなく美しい。潔い、心が美しい。悲しい、憂い。悲しむ、憂える。など。
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漢字の意味から「涼」は「上品 爽やか 夏 秋」のイメージがあります。 ▼「涼」のイメージ、名前に込める願い
名前の読み方
「涼」は様々な読み方があり、一文字の名前では「りょう、すず」など、二文字名は「涼真(りょうま)、涼葉(すずは)、蒼涼(そうすけ)、涼太郎(りょうたろう)」などがあります。 ▼「涼」を使った名前一覧を見る
画数 11画
種類 常用漢字   名付けに使えます
名のり あつ・すけ
訓読み すず(しい)・すず(む)【表外読み】うす(い)
音読み リョウ
部首 氵(みず/さんずい/したみず)
熟語 荒涼(こうりょう)・凄涼(せいりょう)・納涼(のうりょう)・清涼(せいりょう)
他字体  異体字・人名用漢字
意味 すずしい、すずしさ、ひんやりと心地よい冷たさ。冷え冷えとした寂しさ。汚れがなく美しい。潔い、心が美しい。悲しい、憂い。悲しむ、憂える。
イメージ

表外読みは常用漢字表にない読み方です

「涼」の意味

  • すずしい。すずむ。
  • ものがなしい。すさまじい。ものさびしい。
  • うすい。少ない。
  • 中国の王朝名。五胡十六国の一つ。

「涼」は、「涼を取る」とも言うように涼しさを意味する漢字です。「涼気」「爽涼」などで見ることが多いでしょう。

また、「荒涼」という熟語はものがなしい様子を意味します。

「涼涼」の薄い、少ないという意味でも使われる漢字です。

また中国の五胡十六国時代に建てられた王朝名の一つとしても使われています。

夏の季語として愛される「涼し」

「涼し」は、夏の季語です。夏の暑さの中で感じる涼は格別さの心地よさと情緒あふれる様子が連想できます。

森林の中で感じる川のせせらぎや木々の間を通り抜ける風、夕立や打ち水、かき氷やスイカなど五感全てで感じることのできる涼しさは、日本ならではの表現と言えるでしょう。

朝、昼、夜、宵でそれぞれ違う涼しさは、夏だけに堪能できる風物詩でもあります。

人によっても思い浮かべる涼が違うのも魅力です。

秋にも使われる「涼」

夏の暑さを経て涼やかな気候となる秋。初秋の涼しさを表す「新涼(しんりょう)」という季語があります。

また、「涼秋(りょうしゅう)」も涼しい秋を表す言葉です。

ほかにも、初秋涼夕(秋のはじめの涼しい夜、月が美しく風が爽やかな秋の夜)、 新涼灯火(初秋の涼しさは読書にふさわしいという意味)、涼月(陰暦7月の異称)などの熟語かあります。

「涼」は夏だけでなく、秋にもふさわしい漢字といえるでしょう。

「涼」の漢字の成り立ち・由来

「涼」は、形声文字です。

水を意味する「氵」と高い丘の上にある建物を意味する「京」が組み合わさって成り立ちました。

風通しの良い高い丘のようにひんやりした水から「すずしい」の意味が生まれました。

「涼」のイメージ、名前に込める願い

「涼」は、涼しいイメージからクールで爽やかな印象を与える漢字です。

夏に感じる涼は心地が良く、ホッと落ち着ける癒しの場所でもあります。

人の心を癒せる人柄から、穏やかで清涼感のある様子を思い浮かべることができるでしょう。

木陰で休んでいると、木々の隙間から感じる光や水が流れる音を目や耳で楽しむことができることも多いため、透明感や聡明さも連想できます。

クールな印象からは、常に冷静で知的さもイメージできます。

不測の事態が起こっても取り乱すことなく冷静に対処できる様子から、忍耐強く清々しい人柄が連想できます。

涼しさを感じるイメージカラーは青や水色などが多いので、落ち着きや優しさ、誠実さなども連想できるでしょう。

様々な印象を与えてくれるので名付けの幅も広がります。

  • クール
  • おしゃれ
  • スタイリッシュ
  • 癒し
  • 落ち着きがある
  • 冷静
  • 爽やか
  • 清涼
  • 穏やか
  • 誠実
  • 光・風

これらのイメージから、名前にこのような由来や意味を込めることができます。

常に冷静で知的な人になるように

クールで上品な人になるように

落ち着きがあって、人に癒しを与えられる人になるように

「涼」の読み方いろいろ

「涼」の音読みは「リョウ」、訓読みは「すず(しい)、すず(む)」です。

表外読みの訓読みは「うす(い)」です。

名付けに用いられる読みは「きよ、すけ」です。

「涼」は、1文字で「りょう」の読みで名付けることができます。

クールでスタイリッシュなイメージがあるため、男女両方の名付けに人気の漢字です。

涼を使った男の子/女の子の名前~由来&意味付け~

「涼」を使った名前を、由来や意味と共にご紹介します。リンク先で姓名判断もできるので気になる名前があったらチェックしてみてください。

涼(りょう、すず)

「涼」をそのまま1文字で用いた名前は、おしゃれで洗練された雰囲気が人気です。

「りょう」の響きと意味は中性的なイメージがある、性別問わず名付けることができるでしょう。女の子は「すず」でもかわいいですね。

涼やかな響きであるため、特に夏生まれの子の名前にもぴったりです。

冷静沈着で賢い人になるようにという願いが込められます。

例年根強い人気がある漢字なので、流行に流されにくいことも魅力です。

⇒ 涼の姓名判断をチェック

涼晃(すずあき)

「晃」を添え字に用いた男の子の名前です。

「日」と「光」が組み合わさった「晃」は光輝くという意味がある漢字です。

字面も意味も非常に縁起の良さがうかがえるため、男の子の名前に高い人気を集めます。

字面のバランスも整っているため、「涼」との相性もばっちりです。

「すずあき」の響きも爽やかで涼し気な印象を与えます。

どんな時でも冷静で明るい人柄の人に育つようにといった願いが込められます。

⇒ 涼晃の姓名判断をチェック

涼次(りょうじ)

「次」を添え字に用いた男の子の名前です。

2番目という意味で使われる「次」ですが、「次世代」など将来や未来を連想できる漢字として人気があります。

常に一歩先を行く先見の明やどんな時でも挑戦する心を大切にできる人物を連想できるでしょう。

未知の世界に挑戦することは、勇気が必要です。

スタイリッシュで知的なイメージのある「涼」と組み合わせることで整った字面となっています。

⇒ 涼次の姓名判断をチェック

涼瑛(すずえ)

「え」の響きで人気が高い「瑛」を添え字に用いた女の子の名前です。

透明感を感じさせる「瑛」は、美しい透明な玉という意味を持ちます。水晶のように一切の汚れやよどみがない様子は、清廉で純粋さがイメージできます。

爽やかさが思い浮かぶ「涼」との相性も良い漢字だと言えるでしょう。

癒しのイメージも思い浮かぶ組み合わせです。

清らかでおしゃれな人になるようにという願いが込められます。

⇒ 涼瑛の姓名判断をチェック

涼子(りょうこ、あつこ)

女の子の名前に昔から用いられている「子」を添え字に用いた名前です。

日本の伝統的な漢字であり、レトロネームとして人気が高まっている「子」は、シンプルなためどんな漢字とも相性が良いのが魅力です。

知的で人を癒せる穏やかな子になるようにといった願い以外に、一生私たちの大切な子であることを忘れないで欲しいという想いも込めることができる名前になるでしょう。

⇒ 涼子の姓名判断をチェック

男女どちらにも名付けられる名前

男の子におすすめの名前

女の子におすすめの名前

「涼」は名前に良くない?名付けの際の注意点

多くの人が「涼しい」を思い浮かべる「涼」に悪い意味はありません。

しかし「涼しい」は夏以外の季節だと「冷たい」と捉えられる印象があります。

冷たいイメージというと、冷酷で感情の起伏が少ないといった印象がある人も多いのではないでしょうか。

また「涼しい顔」という表現は、「自分も関係者なのに、あたかも無関係のように素知らぬ顔をする」という意味を持ちます。

しかし、「涼」は爽やかさを伴う漢字であり、意味も前向きになるものばかりです。

スタイリッシュでおしゃれなため、子どもに贈る名前にぴったりな漢字なのです。

「涼」を使った名前

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「名前に使える漢字」ランキング

順位 漢字 画数 読み いいね
1 8 さい。さいころ。六つの面に一から六までの目が入っている立方体の物。采配の略。
139
2 10 モクセイ科の植物、茉莉花(まつりか)。ジャスミン。
485
3 8 くる。きたす、きたる。こちらにやってくる。これから、これから先、この次の。時間的にこれからくる未来や将来。ねぎらう、いたわる、励ます。
187
4 12 太陽、日、日の光。ひなた、日が当たる側。明るく、暖かい。明るい、明らか、表に現れていること。いつわる、みせかける。うわべ、うわべの見せかけ。積極的、能動的なもの。
309
5 7 黒い色の美しい石。契約書や証書などで数字の九の代わりとして書く文字。
106
6 8 やわらぐ、なごむ、なごやか、のどか、うららか。静まる、柔らかになる、和らげる、仲良くなる。あえる、混ぜる、調合する。合わせる、合う。整う。調子を合わせる。ほどよい様子。大和、日本。海上が穏やかな様子。
241
7 12 あおい。アオイ科の植物の総称。
306
8 8 茉莉。ジャスミン。モクセイ科の常緑小低木
106
9 11 いろどる、色をつける、配色する。さまざまな色の組み合わせ。色を組みあわせて飾ること。いろどり、あや、模様。ツヤ、輝き、光。美しい、飾りがある、模様がある。様子、姿。化粧する。美しさを付け加える。
267
10 4 つき。空に見える天体のひとつ。地球の衛星。ひとつき。一か月。歳月、年月。七曜のひとつ、月曜
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