「妃」の意味、読み方や画数は?妃に込める願い、妃を使った名前一覧

妃

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意味&イメージ
きさき。君主、国王など天子の夫人。妻、配偶者。女神の尊称。など。
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漢字の意味から「妃」は「上品 美しい」のイメージがあります。 ▼「妃」のイメージ、名前に込める願い
名前の読み方
「妃」は様々な読み方があり、一文字の名前では「ひめ」など、二文字名は「妃那(ひな)、妃菜(ひな)、紗妃(さき)、優妃(ゆき)」などがあります。 ▼「妃」を使った名前一覧を見る
画数 6画
種類 常用漢字   名付けに使えます
名のり き・ひめ
訓読み 【表外読み】きさき
音読み
部首 女(おんな/おんなへん)
熟語 王妃(おうひ)・后妃(こうひ)
他字体
意味 きさき。君主、国王など天子の夫人。妻、配偶者。女神の尊称。
イメージ

表外読みは常用漢字表にない読み方です

「妃」の意味

  • きさき
  • 王や皇太子の妻、第二夫人
  • 皇后および中宮
  • 王侯貴族の妻

「妃」は、「王妃」「皇妃」のように王や天子の正妻に使われる漢字です。

王侯貴族の女性の中でも極めて身分が高く、皇太子の妻も指します。

度重なる公務や男の子を産まなければならないお世継ぎ問題など義務となる事柄は多いイメージです。

しかし、気品に満ちていてどんな時でも気高く堂々としている女性を連想出来ます。

身分の高い女性を敬う言い方として「妃殿下」が挙げられます。皇太子の妻なら「皇太子妃殿下」です。

ヨーロッパ諸国では君主の妻の意味だけでなく、女王の意味も持ちます。

国の中で一番偉い女性として捉えることが出来るでしょう。

日本でも有名な妃と言えば、ダイアナ妃、キャサリン妃などが思い浮かびます。

妃の漢字の成り立ち・由来

「妃」の成り立ちは諸説ありますが、一説では、両手をしなやかに重ね跪く「女性」にヘビを意味する「己」と組み合わせた象形文字から生まれた、とされています。

「妃」は元々、自然神に仕える女性の意味でしたが、後に、王の妻の呼称となったそうです。

蛇は神聖なものの象徴

八百万の神様が座する日本では、自然に由来する神様も多くいます。

特にヘビは、世界各国で神聖なものとして扱われています。日本では、七福神の紅一点である弁財天の使いが白蛇です。金運アップや子孫繁栄の象徴でもあります。

神は汚れを嫌うため、仕える女性は清らかでなければいけません。

日本の天皇家を始め、高貴な血を引く王族も嫁として迎える女性の条件が特に厳格です。

邪な心を持った人間を国を統べる王のもとに嫁がせるわけにはいきませんよね。

神様にも等しい王の妻として恥じることのない品格は、まさに国一番です。

「妃」のイメージ、名前に込める願い

「妃」は王族の妻の意味から、気品があり優雅な女性を連想する漢字です。

王侯貴族の妻は、手本となるべく厳格さが求められます。

優雅さとは対照的に国を治める重圧や複雑な人間関係、勢力争いに巻き込まれることもあるでしょう。

常に王と国民に寄り添い、努力家で賢い姿も想像出来ます。

「妃」と聞けば、クレオパトラ、小野小町と並んで世界三大美女の1人に数えられる楊貴妃が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。

その美しさは、まさに絶世と表現するに値する美しさだったと言います。

「妃」は、国の行く末や自身の子どもたちを案じる愛情深く慈悲深い面も想像出来ます。

常に明るく穏やかで、国母となるにふさわしい凛とした佇まいを持っているはずです。

様々な印象を与えてくれるので名付けの幅も広がります。

  • 気品
  • 優美
  • 美しい
  • 可愛い
  • 艶やか
  • 気高い
  • 愛情深い
  • 穏やか
  • 賢い
  • 責任感のある
  • 慈悲深い
  • 洗練
  • 凛としている

これらのイメージから、このような願いを込めることができます。

常に気品に溢れ優美さと美しさを兼ね備えた女性になれるように

慈悲深く、凛とした育ちの良さを感じられるように

可愛らしく愛嬌があり、周囲の人を和ませる魅力を持つ女性になれるように

「妃」の読み方いろいろ

「妃」の音読みは「ヒ、ハイ」、訓読みでは「きさき」と読みます。

名前に使える人気の読み方は「え、き、ひめ」などです。

同じ「ひめ」の読み方である「姫」も女の子の名づけに人気の漢字ですが、あえて「妃」にすることでよりお洒落な印象になります。

名づけの際は、頭字、添え字どちらも人気がある漢字です。

画数が6画のため、全体的にすっきりとした印象を持ちます。

組み合わせる漢字は、同じ画数かそれ以上の漢字が人気のようです。

「妃」同様、愛らしさや美しさを連想させる漢字との組み合わせの相性が良いでしょう。

「妃」を名前に使う際の注意点

「妃」は特に女の子の名づけに人気のある漢字です。

気品ある女性に育つよう願いが込められる一方で、妃のように傲慢でわがままな女性になるのではないかと避けられることがあります。

妃は立場上、どんなわがままでも通り間違っていても誰も逆らえず媚びも売られるイメージがあるからです。

フランス革命で命を落とすことになったフランス国王ルイ16世の妻マリー・アントワネットも、遊び好きで奔放な妃だったせいで斬首されたと知られています。

けれど間違いなく厳しい教育を受け、生まれ持った気品さがなければ妃の位にはつけないでしょう。

歴史上の妃には、王とともに国を治め優秀さで名を遺した女性も数多くいます。

大切なのは、ご両親がどんな願いをこめた名前を子どもに付けたいか、です。

「名は体を表す」とよく言いますが、きっと優秀で気品あふれる優美な女性になるでしょう。

「妃」の漢字の説明の仕方

  • きさきの「妃」
  • キャサリン妃の「妃」
  • 松本妃代の「妃」

「妃」を使った熟語

楊貴妃(ようきひ)
クレオパトラ、小野小町と並ぶ世界三大美女の1人です。
生年は719年、幼名は「玉環」で、幼い頃に両親を亡くしますが、その美貌と才覚で貴妃の地位まで登りつめました。
絶世の美女として、今なお色褪せることなく美の代名詞とされています。
天子である玄宗の寵愛を受けていた楊貴妃には絹織りや装飾品の工人が数百人付き、楊一族も大出世をしたそうです。
サトザクラの代表的な品種にもその名が使われています。豊満で優美な姿がまるで楊貴妃のようです。。
妃殿下 (ひでんか)
皇族や王侯貴族の妃を敬って呼ぶ時の言葉です。
英語の時の呼びかけは「Your Imperial/Royal Highness」です。
「ユア ハイネス」と言えば、王侯貴族のキャラクターが登場する映画やアニメのシーンで聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
似た意味を持つ「后」は、皇室や皇帝の正妻を指します。天皇の妻は皇后、天皇の母は皇太后です

「妃」を使ったおすすめの名前

「妃」を使ったおすすめの名前をご紹介します。リンク先で姓名判断もできるので気になる名前があったらチェックしてみてください。

女の子の名前

妃南乃(ひなの)

「妃」を頭字にし、「南」と「乃」で組み合わせた女の子の名前です。
方角の意味を持つ「南」は、南国の過ごしやすさや美しい海が連想出来る漢字です。
「の」の響きで女の子の名づけに人気のある「乃」は、すなわちといった接続の助字やあなたの、の意味を持ちます。
気品と優美さを兼ね備え、誰かを癒せる女性になれるようにと願いが込められています。
字面のバランスや名前の響きがとても愛らしい印象を与える名前です。

晶妃(まき)

結晶の漢字としても知られている「晶」と組み合わせた漢字です。
「晶」は規則的な鉱物の結晶を表す意味以外に、明るく輝くの意味を持ちます。
宝石のように光り輝くような高貴さを持てるようにと願いが込められている漢字です。
左右対称な「晶」が頭字なので、すっきりとした字面です。
響きもシンプルなので、凛とした印象を与える名前になっています。

おすすめの名前ピックアップ

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「妃」を使った名前

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「名前に使える漢字」ランキング

順位 漢字 画数 読み いいね
1 8 くる。きたす、きたる。こちらにやってくる。これから、これから先、この次の。時間的にこれからくる未来や将来。ねぎらう、いたわる、励ます。
189
2 8 さい。さいころ。六つの面に一から六までの目が入っている立方体の物。采配の略。
140
3 12 太陽、日、日の光。ひなた、日が当たる側。明るく、暖かい。明るい、明らか、表に現れていること。いつわる、みせかける。うわべ、うわべの見せかけ。積極的、能動的なもの。
314
4 8 やわらぐ、なごむ、なごやか、のどか、うららか。静まる、柔らかになる、和らげる、仲良くなる。あえる、混ぜる、調合する。合わせる、合う。整う。調子を合わせる。ほどよい様子。大和、日本。海上が穏やかな様子。
242
5 10 モクセイ科の植物、茉莉花(まつりか)。ジャスミン。
485
6 7 黒い色の美しい石。契約書や証書などで数字の九の代わりとして書く文字。
107
7 8 茉莉。ジャスミン。モクセイ科の常緑小低木
107
8 12 あおい。アオイ科の植物の総称。
310
9 11 いろどる、色をつける、配色する。さまざまな色の組み合わせ。色を組みあわせて飾ること。いろどり、あや、模様。ツヤ、輝き、光。美しい、飾りがある、模様がある。様子、姿。化粧する。美しさを付け加える。
267
10 6 なぎ。風や波がなく、穏やかになっている海面の状態、物事が安定しておさまっているさま。
45

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