「洋」の意味、読み方や画数は?洋に込める願い、洋を使った名前一覧

洋

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意味・イメージ
大きな海、外洋。世界を二つに分けたそれぞれの部分。外国のもの、西洋の略。大きく広がるさま。 など…
「洋」は「おおらか、生命力、自然、夏、海」のイメージがあります。
「洋」の意味や由来
印象・願い
広大な海のように広い心が持てるように。様々な才能に恵まれ、世界でも活躍出来る人になれるように。大らかで穏やかな性格に育ち、希望に満ちた明るい未来が待っていることを願って。大きい、……
「洋」のイメージ、名前に込める願い
名前の読み方
「洋」は様々な読み方があり、一文字の名前では「ひろし」など、二文字名は「洋子(ようこ)、洋翔(ひろと)、洋人(ひろと)、洋太(ようた)」などがあります。
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画数 9画
種類 常用漢字   名付けに使えます
名のり うみ・きよ・なみ・ひろ・ひろし・み・わたる
訓読み 【表外読み】うみ・ なだ・ ひろ(い)
音読み ヨウ
部首 氵(みず/さんずい/したみず)
学習漢字 学習漢字3年
熟語 外洋(がいよう)・西洋(せいよう)・和洋(わよう)・海洋(かいよう)・遠洋(えんよう)
他字体
意味 うみ、大きな海、広い海。おおなみ。ひろい、広く大きい。大きく広がる様子。みちみちた様子、満ちあふれる。遠く広がる。水が広がる様子。
イメージ

表外読みは常用漢字表にない読み方です

「洋」の意味

  • 大きな海、外洋
  • 世界を二つに分けたそれぞれの部分
  • 外国のもの、西洋の略
  • 大きく広がるさま

「洋」は、海を意味する漢字です。

海の中でも、特に太平洋や大西洋を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

水平線がどこまでも続く海の上を「洋上」、陸から遠く離れれば「遠洋」、広い海を渡る事は「渡洋」などの熟語で目にする機会も多い漢字です。

また海外製のものを指す「洋」は、西洋の略字でもあります。

島国で閉鎖的だった時代を持つ日本は、海を渡ってやってきた海外からの渡来品が珍しく今よりも貴重だった歴史も持ちます。

銃やカステラなどがその代表格です。洋楽を始め、現在も海外から渡ってきたものは、国内で高い人気を誇っています。

世界を「東洋」と「西洋」で分けているため、境界線の役割も果たす海。

水があふれっているさまは「洋々」とも言い、「希望が満ちている様子、盛んである様子の意味も持ちます。

洋の漢字の成り立ち・由来

「洋」は水に関係する「氵」に「羊」を組み合わせた分かりやすい漢字ですが、動物の羊の意味は持ちません。

流れる水を表す「氵」と羊の頭を意味する象形文字とが組み合わさって生まれた漢字です。

ここでの「羊」は「巨」と同じ意味を持ち、とにかく大きくたっぷりとした様子を表しています。

水が豊かである様子から、「大きな海」という意味が生まれました。

何故羊が豊かさや大きいという意味を持つかというと、かつて羊は神様への供え物として欠かすことの出来ない家畜だったことが関係しています。

羊毛は温かく衣類に活用でき、肉はビタミンが豊富でタンパクで美味しい羊は実用性が高く、人にとっての価値が高いため供え物に選ばれたのではないかと言われています。

そんな背景があるからこそ、完璧、大きい、立派な、たっぷりといった意味が生まれ、「洋」にも「羊」が使われたのです。

「洋」のイメージ、名前に込める願い

「洋」は、海のイメージから心の広さや明るさ、包容力などが連想出来る漢字です。

海は命を育む場所であると同時に人や動植物に恩恵を与えてくれる場所でもあります。

穏やかと美しさを併せ持ち、無限の可能性も感じ取ることが出来ます。

豊かな才能に恵まれ、世界で活躍出来るようにと願いが込めることも出来ます。

包容力がある人は、常に穏やかで余裕がある印象です。

広い心は周囲の人に寛容で、分け隔てなく接することが出来るでしょう。

未来は何が起こるのか誰にも分りませんが、「前途洋々」という言葉もあるように自分の行動次第で希望に満ちているはずです。

努力家で自分の道を切り開く強さも持てるはずです。

「洋」という漢字は、様々な印象を与えてくれるので名付けの幅も広がります。

  • 心が広い
  • 大らか
  • 優しい
  • 包容力がある
  • 素直
  • 朗らか
  • 穏やか
  • 希望
  • 才能豊か
  • 努力家
  • 粘り強い
  • スケールが大きい
  • 海外
  • 生命

これらのイメージから、このような願いを込めることができます。

広大な海のように広い心が持てるように

様々な才能に恵まれ、世界でも活躍出来る人になれるように

大らかで穏やかな性格に育ち、希望に満ちた明るい未来が待っていることを願って

「洋」の読み方いろいろ

「洋」の 音読みは「ヨウ」、訓読みでは「うみ、なだ、ひろ(い)」と読みます。名前に使える読み方は「うみ、おき、きよ、なみ、ひろ、ひろし、ふかし、み、よ、よう、よし、わたる」などが人気です。

他の漢字と組み合わせた名前も人気ですが、1文字で「よう、ひろし」と名付けられることも多い漢字です。

「洋」を名前に使う際の注意点

「洋」は、広く雄大な大海原である太平洋を連想させる漢字です。

組み合わせる漢字によって爽やかなイメージになると人気の漢字ですが、部首が水に関係する「氵」なため、流れてしまうのではないか、水難事故に遭うのではないかと縁起が悪い漢字とされています。

しかしこれはあくまでひと昔前の個人的な印象の話であって、水関連の名前は掴みどころのないミステリアスさや好青年のイメージに移り変わっています。

印象が悪い名前を使わない選択をするのももちろんありですが、大切なのはご両親が生まれてくるお子さんにどんな願いがこもった名前をつけたいのか、です。

水が関係しているから、という理由で候補から外すにしては「洋」は素敵な意味を持つ漢字です。

「洋」の漢字の説明の仕方

  • 太平洋の「洋」
  • 大泉洋の「洋」
  • 温水洋一の「洋」

「洋」を使った熟語

和魂洋才(わこんようさい)
西洋の文化が入って来た明治時代に生まれた熟語です。日本人が日本固有の伝統的な精神を忘れることなく西洋からの文化や学問、技術を学び、調和させつつ活用すべきだということを説いています。「和魂」とは日本固有の精神のこと、「洋才」とは西洋の学問や文化などに含まれる才能や知識のことです。もともとは日本固有の精神を大切にしつつ中国の技術や文化を理解し活用する「和魂漢才」の類推から生まれました。
洋傘(ようがさ)
別名こうもりがさと呼ばれる西洋から伝わった傘のことです。番傘、蛇の目と呼ばれる日本古来の和傘は、竹製の骨に油紙を張ったものです。対して洋傘は、金属製の骨に撥水加工が施された布やナイロンなどを張って作られています。今では油紙で作られた傘を使う人を見ることも無くなり、安価で可愛いデザインの多い洋傘を使う人がほとんどです。洋傘の雨傘としての歴史は18世紀後半から始まったとされ、それまでは貴婦人が階級や権威の象徴である日傘として使われていました。

「洋」を使ったおすすめの名前

海や広大なイメージが連想され、画数は9画で、字体のバランスが良い漢字ですので、男の子、女の子のいずれの名付けにもおすすめです。

名前の頭文字・添え字の両方で人気があるため、組み合わせる漢字との相性を見ながら名前を考えるのが楽しみになりそうです。

「洋」を使ったおすすめの名前をご紹介します。リンク先で姓名判断もできるので気になる名前があったらチェックしてみてください。

男の子の名前

大洋(たいよう、まさひろ)

大きい、広いの意味を持つ「大」と組み合わせた名前です。北極海や太平洋を始めとする地球上の海の主要海域を指す熟語でもあります。読み方は太陽を彷彿とさせる「たいよう」、日本男児風に「まさひろ」とどちらも人気がある名前です。大きく広い海を彷彿とさせる名前は、海のように心が広く、穏やかな人に育って欲しいと願いが込められています。末広がりで縁起が良い漢字でもある「大」は、海の「洋」との相性もばっちりな漢字です。

洋央(ひろちか)

「中央」の字としてもなじみ深い「央」と組み合わせた名前です。真ん中、中央の意味の他に、久しい、広いなどの意味もあります。海のように人や物事の中心にいても動じない頼もしさを感じることが出来るため、しっかり者で周囲の人を引っ張っていけるようなリーダーになって欲しいと願いが込められています。人をまとめられる行動力や手腕、豊かな才能なども連想出来る名前です。

おすすめの名前ピックアップ

⇒「洋」を使った男の子の名前をすべて見る

女の子の名前

おすすめの名前ピックアップ

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「洋」を使った名前

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7 7 多い。美しい。疑問や反語を表す語、なんぞ、いかんぞ、いかん。あれ、あの。どれ、どの。(時間や場所)において。
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8 12 あおい。アオイ科の植物の総称。
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327

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