「幾」の意味、読み方や画数は?幾に込める願い、幾を使った名前一覧
- 意味・イメージ
- いくつ・どれほどかを尋ねる語。かすかな兆しや気配。はっきりしない様子。ほとんど、まもなくという近接の など…
- ▼「幾」の意味や由来
- 印象・願い
- 未来を切り拓く探究心を持つように。数えきれないほどの幸せに包まれるように。境界を超えて新しい価値を創り出す人に。
- ▼「幾」のイメージ、名前に込める願い
- 名前の読み方
- 「幾」は様々な読み方があり、一文字の名前では「いく」など、二文字名は「幾翔(いくと)、阿幾世(あきよ)、幾斗(いくと)、幾音(いくと)」などがあります。
- ▼「幾」を使った名前一覧を見る
| 画数 | 12画 |
|---|---|
| 種類 | 常用漢字 名付けに使えます |
| 名のり | おき・ちか・ちかし・のり・ふさ |
| 訓読み | いく【表外読み】ほとん(ど)・ きざ(し)・ こいねが(う) |
| 音読み | キ |
| 部首 | 幺(いとがしら) |
| 他字体 | |
| 意味 | いく、き、ほとほと。数量が不定、どれほどかの、数量が多い、たいへん、まったく、ほとんど、だいたい、もう少しのところで。 |
表外読みは常用漢字表にない読み方です
「幾」の意味
- いくつ・どれほどかを尋ねる語。
- かすかな兆しや気配。はっきりしない様子。
- ほとんど、まもなくという近接の意。
- こいねがう。願い望む気持ちを表す。
「幾」は、数や量を問い掛けるときに用いられる漢字で、「幾日」「幾人」などの形で日常的に現れます。また、「幾分」「幾度」のように、数量をおおよそ示す語としても働きます。
一方で、かすかな兆しや気配を表す語義があり、「幾微(きび)」のように物事の微かな端緒を指す場合があります。さらに「幾ばくもなく」「幾くばくもない」のように、ほとんど・まもなくという近接の意で使われることもあります。
古語では「庶幾(しょき)」に見られるように、こいねがう=切に願い望む意味でも用いられ、願望を込めた漢詩や書簡語で今なお目にすることができます。
「幾」のイメージ、名前に込める願い
「幾」は“いくつ・どれほど”と量を尋ねる言葉から発展し、「はかり知れない」「微かながら確かにある」「まもなく訪れる未来」など、つかみどころのない広がりを感じさせる漢字です。
数えきれない可能性を示すことから、尽きないチャンスや多様な才能を思わせる印象につながります。
また「あやふや・ほのかな」というニュアンスは、固定観念にとらわれず自由に発想できる人物像を連想させます。
「成功まで幾ばくもない」と言うように、目標へ近づいている状況を示す言葉としても用いられるため、努力が実を結ぶ瞬間を引き寄せる縁起の良さも備えています。
数学用語「幾何学」に代表されるように、論理と美しさを両立させる知的な印象もあり、芸術と科学の両面を思わせるイメージが漂います。

未来を切り拓く探究心を持つように
「幾」は“いくつもの問い”を投げかける漢字。常に疑問を持ち、答えを探し続ける姿勢は新しい道を切り拓きます。好奇心を忘れず、学びや挑戦を楽しみながら成長できるよう願いを込める思いが重なります。

数えきれないほどの幸せに包まれるように
“幾多”“幾分”と使われるように、この漢字はおおよその数量を示す性質を持っています。喜びやご縁が尽きることなく降り注ぎ、人生が幾重にも彩られるような思いを託すこともできます。

境界を超えて新しい価値を創り出す人に
「幾」が含まれる「幾何学」は、線と面が織り成す抽象美の世界。論理(数)と感性(形)が交差するこの言葉から着想し、既存の枠を越えて独創的な価値を生み出す人物像を思い描くこともできます。理系・芸術系双方の才能を伸ばし、新しい美やアイデアを世に問う存在になることを願う、少し発想を変えた願いです。
「幾」を使った名前
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前日(12月25日)
「名前に使える漢字」ランキング
| 順位 | 漢字 | 画数 | 読み | いいね |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 陽 | 12 | 太陽、日、日の光。ひなた、日が当たる側。明るく、暖かい。明るい、明らか、表に現れていること。いつわる、みせかける。うわべ、うわべの見せかけ。積極的、能動的なもの。 | |
| 2 | 來 | 8 | くる。きたす、きたる。こちらにやってくる。これから、これから先、この次の。時間的にこれからくる未来や将来。ねぎらう、いたわる、励ます。 | |
| 3 | 柊 | 9 | しゅう、ひいらぎ。モクセイ科の常緑小高木、スズキ目の海魚 | |
| 4 | 茉 | 8 | 茉莉。ジャスミン。モクセイ科の常緑小低木 | |
| 5 | 莉 | 10 | モクセイ科の植物、茉莉花(まつりか)。ジャスミン。 | |
| 6 | 采 | 8 | さい。さいころ。六つの面に一から六までの目が入っている立方体の物。采配の略。 | |
| 7 | 玖 | 7 | 黒い色の美しい石。契約書や証書などで数字の九の代わりとして書く文字。 | |
| 8 | 葵 | 12 | あおい。アオイ科の植物の総称。 | |
| 9 | 月 | 4 | つき。空に見える天体のひとつ。地球の衛星。ひとつき。一か月。歳月、年月。七曜のひとつ、月曜 | |
| 10 | 和 | 8 | やわらぐ、なごむ、なごやか、のどか、うららか。静まる、柔らかになる、和らげる、仲良くなる。あえる、混ぜる、調合する。合わせる、合う。整う。調子を合わせる。ほどよい様子。大和、日本。海上が穏やかな様子。 |
