「蘭」の意味、読み方や画数は？蘭に込める願い、蘭を使った名前一覧
- 意味・イメージ
- らん。ラン科の植物の総称。ふじばかま。キク科の多年草。秋の七草の一つ。あららぎ。オランダ（阿蘭陀、和 など…
- 「蘭」は「可愛い、美しい、上品、海外、自然、草花・樹木、華やか」のイメージがあります。
- ▼「蘭」の意味や由来
- 印象・願い
- 可憐で美しい人になるように。おしゃれで洗練された気品を持つ人になるように。知的で幸福に溢れた人生に恵まれるように。
- ▼「蘭」のイメージ、名前に込める願い
- 名前の読み方
- 「蘭」は、名前として「美蘭（みらん）、愛蘭（あいら）、紗蘭（さらん）、蘭音（かのん）、聖蘭（せいら）、麗蘭（れいら）、羽蘭（うらん）」などの読み方で使われています。
- ▼「蘭」を使った名前一覧を見る
| 画数 | 19画 |
|---|---|
| 種類 | 人名用漢字 名付けに使えます |
| 名のり | か |
| 訓読み | ふじばかま・あららぎ |
| 音読み | ラン |
| 部首 | 艹（くさ／くさかんむり／そうこう） |
| 他字体 | 蘭 旧字体 |
| 意味 | らん、あららぎ。ラン科の植物の総称、フジバカマの古名、家紋のひとつ、オランダの略語。蘭のように立派で気品のあるさまを指す。 |
| イメージ |
表外読みは常用漢字表にない読み方です
「蘭」の意味
- らん。ラン科の植物の総称。
- ふじばかま。キク科の多年草。秋の七草の一つ。
- あららぎ。
- オランダ（阿蘭陀、和蘭陀、和蘭）の略称
「蘭」は、胡蝶蘭、カトレアなどのラン科の植物を意味する漢字です。
また、蘭はほかの植物を指すこともあります。
キク科の植物で、秋の七草の一つとして名を連ねているふじばかまは、古くは蘭と呼ばれていました。
さらに、蘭（あららぎ）という読み方もあります。あららぎは、イチイの別名であり、ノビルの古名でもあります。
また、蘭はラン科ではなくユリ科の植物です。このようにランと付く名前でもラン科ではない花も存在します。
「蘭」の花言葉
上品で美しい花と豊かな香りが魅力の蘭全体の花言葉は、「美しい淑女」「優雅」です。
女性にぴったりの花言葉を持つ蘭は、品種が豊富で特にお祝い事には欠かせない花でもあります。
蘭の中でも特にポピュラーなのが、胡蝶蘭です。まるで蝶のような花が特徴の胡蝶蘭の花言葉は、「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」。
洗練された美しさと可愛らしさを持つ蘭は、色鮮やかで高貴に咲くため見る人を惹きつけて止みません。
「蘭」の漢字の成り立ち・由来
「蘭」は、会意兼形声文字です。
茂る草を意味する象形文字の「艹」と、左右両扉で開く「門」、選り分けるを意味する「柬」が合わさった「闌」が組み合わさって成り立ちました。
「闌」は閉じ込めるという意味があり、花の良い香りや美しさを閉じ込めた植物＝蘭となり、「らん」の意味が生まれました。
「蘭」のイメージ、名前に込める願い
「蘭」は、他の花とは一線を画す上品さや美しさを持つ花である蘭の意味が魅力の漢字です。
花のイメージから麗しさや瑞々しさ、気品などが連想できるでしょう。
また胡蝶蘭は祝い事によく贈られる花であるため、祝福や笑顔、花言葉からは幸福に溢れた人生などがイメージできます。
清楚で可憐な鈴蘭や和風でシックな雰囲気が魅力の紫蘭など、蘭の品種は多様なため豊かな才能や魅力、癒しも彷彿とさせる漢字と言えます。
左右対称の字面は、非常におしゃれな印象です。
優れた才能で広い世界で活躍するように
「芝蘭玉樹（しらんぎょくじゅ）」という言葉は、一族から優れた人材が輩出されることや才能ある弟子の誉め言葉を意味します。類まれな優秀さや知的な様子が連想できますね。
海外でも通じやすい読みであるため、海外でも活躍できるようにといった想いも込められるでしょう。
様々な印象を与えてくれるので名付けの幅も広がります。
- 美しい
- 可愛い
- 淑やか
- 上品
- 気品
- 麗しい
- 香り豊か
- 祝福
- 幸福
- おしゃれ
- 才能
- 知的
これらのイメージから、名前にこのような由来や意味を込めることができます。
可憐で美しい人になるように
おしゃれで洗練された気品を持つ人になるように
知的で幸福に溢れた人生に恵まれるように
「蘭」の読み方いろいろ
「蘭」の音読みは「ラン」、訓読みは「あららぎ、ふじばかま」です。
名付けに用いられる響きは「か」になります。
国民的アニメ「名探偵コナン」のヒロインの名前としても知られている「蘭」は、「らん」の響きで1文字で名付けることができます。
おしゃれで存在感があるため、「蘭丸」のように男の子の名前にも用いることができる漢字です。
蘭を使った男の子/女の子の名前～由来＆意味付け～
「蘭」を使った名前を、由来や意味と共にご紹介します。リンク先で姓名判断もできるので気になる名前があったらチェックしてみてください。
- 來蘭（くらん）
-
「來」を頭字に用いた名前です。
スタイリッシュでおしゃれなイメージを持つため、男女両方の名付けに用いることができるでしょう。
「來」には、くる、きたるという意味があります。
意味のイメージから可能性やチャンスが連想できるため、人との良縁や環境に恵まれ、成功する様子を連想することができます。
「蘭」同様、気品があり海外風なイメージもあるため、穏やかでおしゃれが好きな素敵な人柄がうかがえます。
- 櫻蘭（おうらん、おうか）
-
「桜」の旧字体である「櫻」を頭字に用いた名前です。
絢爛豪華で日本らしさの象徴である桜と蘭は、上品さを感じることができます。
光り輝く様子や花咲くような人生を送れるようにといった想いを込められるでしょう。
また桜蘭(サクララン)の花言葉は「人生の門出」「人生の出発」です。
開店祝いなどに贈られることの多い花であるため、これから始まる人生を祝福するために贈る名前にもぴったりと言えるでしょう。
- 鈴蘭（すずらん）
-
可憐な印象を与える「鈴蘭」をそのまま名前に用いました。
純白はもちろん、上品なピンクや黄色などの色がある鈴蘭は、「谷間の百合」とも呼ばれる花です。花言葉は「純粋」「幸せの再来」など。
女の子の名前にぴったりの花言葉であるため、汚れがない素直な子になるように、慎ましく思慮深い人になるようにといった願いをこめることができます。
鈴蘭は幸福のシンボルでもあるので幸福な人生も連想できるでしょう。
- 優蘭（ゆうらん、ゆうか）
-
「優」を頭字に用いた女の子の名前です。
優しさ、優秀などを連想できることから男女ともに人気がある「優」は、柔らかい響きも魅力の漢字です。
穏やかで包容力がある様子や賢く知的な印象も与えます。
成長や努力が報われる開花のイメージがある「蘭」との相性も良いと言えるでしょう。
美しい姿で周囲の人の心を癒せる姿もう連想できます。温和で周囲に人が集まる人になるようにといった願いが込められる名前です。
- 未蘭（みらん）
-
「み」の響きで人気のある「未」を頭字に用いた名前です。
いまだ、などの意味を持つ「未」は、無限の可能性や未来への期待が感じられる漢字です。
「未」も「蘭」もおしゃれな雰囲気を持つため、センスが良く豊かな才能に恵まれる様子も連想できます。
成長は努力なしでは叶わないため、努力家で誠実であるようにといった想いも込められるでしょう。
若さや優しさも感じられる名前です。
男の子におすすめの名前
女の子におすすめの名前
「蘭」は名前に良くない？名付けの際の注意点
「蘭」は上品でおしゃれな名前になると人気の漢字ですが、「乱」や「嵐」と同じ読みであり、萎れてしまう植物を意味する漢字であるため人生が不安定になるのではないかとも考えられるようです。
しかし、良くないとされる漢字を使った名前でも充実した人生を送っている人はたくさんいます。
大切なのはご両親の想いなので、神経質になり過ぎず子どもの人生を祝福できる漢字を贈ることが大切です。
「蘭」を使った名前
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前日（6月1日）
「名前に使える漢字」ランキング
| 順位 | 漢字 | 画数 | 読み | いいね |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 采 | 8 | さい。さいころ。六つの面に一から六までの目が入っている立方体の物。采配の略。 | |
| 2 | 來 | 8 | くる。きたす、きたる。こちらにやってくる。これから、これから先、この次の。時間的にこれからくる未来や将来。ねぎらう、いたわる、励ます。 | |
| 3 | 陽 | 12 | 太陽、日、日の光。ひなた、日が当たる側。明るく、暖かい。明るい、明らか、表に現れていること。いつわる、みせかける。うわべ、うわべの見せかけ。積極的、能動的なもの。 | |
| 4 | 莉 | 10 | モクセイ科の植物、茉莉花（まつりか）。ジャスミン。 | |
| 5 | 葵 | 12 | あおい。アオイ科の植物の総称。 | |
| 6 | 和 | 8 | やわらぐ、なごむ、なごやか、のどか、うららか。静まる、柔らかになる、和らげる、仲良くなる。あえる、混ぜる、調合する。合わせる、合う。整う。調子を合わせる。ほどよい様子。大和、日本。海上が穏やかな様子。 | |
| 7 | 茉 | 8 | 茉莉。ジャスミン。モクセイ科の常緑小低木 | |
| 8 | 月 | 4 | つき。空に見える天体のひとつ。地球の衛星。ひとつき。一か月。歳月、年月。七曜のひとつ、月曜 | |
| 9 | 那 | 7 | 多い。美しい。疑問や反語を表す語、なんぞ、いかんぞ、いかん。あれ、あの。どれ、どの。（時間や場所）において。 | |
| 10 | 翔 | 12 | かける、とぶ。飛びめぐる、空高く飛ぶ。羽を広げてとぶ。めぐる、あちこち歩きまわる。振り返る。かけり。つまびらか、くわしい。 |